SCP-4286
評価: +23+x
blank.png
アイテム番号: SCP-4286 LEVEL 3/4286
収容クラス: KETER 極秘

hand.png

あるSCP-4286影響者のX線写真。

特別収容プロトコル: SCP-4286のあらゆる記録や画像は押収されます。SCP-4286を含むメディアを閲覧した人物にはクラスB記憶処理が施されます。SCP-4286の影響者には選択的クラスC記憶処理を施し、身体検査のために毎月1回、財団が指定する医療専門家の下へ通院させます。

医療産業、とりわけ骨学と放射線学に特化した分野に潜入している財団職員は、SCP-4286関連の情報を積極的に隠蔽するものとします。SCP-4286に影響された骨を再現し、移植する試みが現在進行中です。

説明: SCP-4286は眠っている人間の骨格系の一部が異常に増強される現象です。SCP-4286は骨格系に影響を及ぼす障害や疾患がある人物にのみ発生するようです。この現象の正確な原理は不明ですが、影響者が苦痛や不快感を報告したことはありません。このため、SCP-4286は通常、影響者が何らかの集中的な医療措置を受けるまでは発覚しません。

SCP-4286は人間の体内の骨を様々な家庭雑貨品に似た形状へと変化させます。これらの骨はシームレスに影響者の骨格系と統合し、標準的な人間の骨と一致する速度で血液細胞を生成します。SCP-4286の影響者は疾病への特筆すべき耐性を示します — 大半の影響者は、SCP-4286の発生から2ヶ月後には、かつての骨格関連の病気が完治しています。SCP-4286に影響された骨は顕著な強度を示し、相当な力にも破損せずに耐えることができます。SCP-4286に影響された骨を外科的に移植する全ての試みは、骨がホストの身体から拒絶される結果に終わっています。

補遺: 2021/04/23、異常な実体 (SCP-4286-1と指定) が子供部屋に入り、一連の医療行為を行う様子を記録した映像がインターネット上に公開されました。発見後、この映像は削除され、影響を受けた児童の所在地も特定されました — この児童はそれまで骨形成不全症1に罹患していたことが判明しました。児童の胸、右腕、右脚にはSCP-4286に影響された骨が数本存在しました。SCP-4286の発生要因への理解を深めるため、この出来事の映像記録が以下に再現されています。

<記録開始>

00:00:00 - 映像には子供部屋が映っており、ベッドが奥の壁際、窓に近い位置にある。幾つかの玩具やその他の物品が部屋中に散らばっている。閉じたドアが寝室の壁にあるのが分かる。児童が毛布をかけずにベッドに横たわっているのが分かる。

00:02:21 - ドアが僅かに開き、赤いボール紙製のパーティー帽子を被った自律活動するヒトの骨格、以下SCP-4286-1が出現する。SCP-4286-1は大袈裟な身振りでゆっくりと児童に接近し始める。

00:02:37 - SCP-4286-1は赤いプラスチックの箱の縁を踏みつける。箱が倒れ、プラスチックの組み立てブロックが大量に床にこぼれる。ブロックは音を発しない。SCP-4286-1は怯み、児童に目をやった後、大袈裟な身振りで歩き続ける。

00:03:14 - SCP-4286-1はベッドに到達し、児童を検査し始める。SCP-4286-1は児童の胸に手を伸ばし、1本の肋骨を取り出す。SCP-4286-1は肋骨を見つめた後、首を横に振って、それを児童の体内に再挿入する。SCP-4286-1は児童の頭を軽く撫でた後、自らの帽子を脱ぐ。

00:03:54 - SCP-4286-1は児童の右脚に手を伸ばし、ゆっくりと大腿骨を取り出す。SCP-4286-1はパーティー帽子を脱ぎ、大腿骨を帽子の中に押し込み始める。大腿骨が視界から消失する。

00:04:05 - SCP-4286-1は帽子の中に手を入れ、のし棒を取り出す。SCP-4286-1はのし棒を児童の太腿にあてがった後、首を横に振る。のし棒は帽子の中に戻される。

00:04:23 - SCP-4286-1は帽子から釘抜き金槌を取り出し、児童の太腿にあてがう。SCP-4286-1は頷き、金槌を児童の太腿に挿入する。その後、SCP-4286-1は児童の胸に手を伸ばし、慎重に数本の肋骨を除去して帽子の中に入れる。

00:04:41 - SCP-4286-1は帽子の中に手を入れ、開いた状態のポケットナイフ、ソケットレンチ、長めの黒いコードを取り出す。これらはSCP-4286-1によってゆっくりと児童の胸に挿入される。SCP-4286-1は幾度も児童の胸に手を入れ、物品の配置を調節する。

00:05:09 - SCP-4286-1は子供の右上腕骨を除去して帽子に入れる。SCP-4286-1はその後、帽子の中に手を入れて数分間何かを探し続ける。この間、SCP-4286-1はゴルフクラブ、白い液体が入った袋、マネキンの頭部、小さな鉄床などの物品を帽子から取り出す。SCP-4286-1の身振りは次第に必死になり、両手で帽子を揺らして中身を出そうとする。

00:08:35 - SCP-4286-1は両手を頭の上に乗せて室内を歩き回る。その後、SCP-4286-1は立ち止まり、身を屈めて数個の組み立てブロックを床から拾い上げる。

00:09:04 - SCP-4286-1はブロックを繋ぎ合わせて大きな長方形を作る。SCP-4286-1はこの構造物をゆっくりと児童の腕に入れ、幾度か位置を調節する。SCP-4286-1は帽子の中に手を入れ、マンガ調のハートが描かれた小さな絆創膏を取り出す。この絆創膏は包装を剥がされ、児童の腕に貼られる。SCP-4286-1は帽子から出した物品を集め、帽子を頭に乗せる。その後、SCP-4286-1は身を屈め、キスするように児童の額に自らの口を当てる。

00:09:09 - SCP-4286-1は束の間カメラを一瞥し、室内を見回す。SCP-4286-1は児童のベッドの横にあるドアを開ける。ドアの向こう側は様々なシャツやプラスチックの箱が入った狭いクローゼットである。SCP-4286-1は素早くクローゼットに入り、ドアを閉める。

00:09:17 - 視界の外から光が差し込み、児童の両親が入室する。

<記録終了>


評価: +23+x
特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。