SCP-431-KO
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評価: +17+x
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アイテム番号: SCP-431-KO

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-431-KOの出現を常時注視し、オブジェクトが出現した場合には財団施設内の警備員が出動し、SCP-431-KOを制圧します。

すべての職員は、財団に福利厚生部門、福利厚生課、専門福利厚生チームは存在しないことを認知しなければなりません。財団職員の福利厚生は人事部門で管理され、福利厚生業務は産業/組織心理学専門家の主導で行われます。


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福利厚生部門のロゴ。SCP-431-KOの目撃記録から作成。


説明: SCP-431-KOは、財団施設内にて不定期に出現する異常な人型実体です。SCP-431-KOの外見、性別、身体的特徴は出現する度に変化します。しかし、共通事項として、オブジェクトの正体を尋ねると「SCP財団福利厚生部門」所属であると主張します。すべての出現において、財団のロゴが描かれた灰色のスリーピーススーツを着用しており、整えられたパーマヘアスタイルと財団標準規格のブリーフケースを伴って出現します。

SCP-431-KOは大抵の場合、個人または複数の財団職員(以下"対象者")が何らかの娯楽や業務を行っている時に出現します。オブジェクトがどこから、どのような方法で財団施設に侵入しているのかは確認されていませんが、目撃証言から職員がいる場所であれば出現が可能だと推測されています。

出現後、SCP-431-KOは対象者に接近し、「財団の福利厚生規定」を遵守させるために様々な行動を取ります。これは実際に存在する財団の人事規定とは異なり、矛盾、非倫理、かつ不可解な点が多く見られます。確認された一部の規定には、「午前2時以降にカフェインを摂取した場合、必ず睡眠を取らなければならない」、「作成文書の文字数が4000文字を超えた場合、身体虐待罰金4500ウォンを支払わなければならない」、「伸びをして体を傾けた場合、追加で首のストレッチを行わなければならない」などが存在します。

規定を遵守させるために様々な物理的、心理的な妨害が行われる場合があり、対象者の傷害を伴うこともあります。

補遺: 以下は、主なSCP-431-KO出現事件のリストです。

事件番号431ko/001

状況: オブジェクトの初出現。オブジェクトはサイト-21Kの食堂に出現し、軽度の混乱を引き起こした。SCP-431-KOは食堂の隅にあるソファーで物理学についての会話をしていた職員の一部1を対象者として接近し、「食事中に理論の確立と関連した会話をすることは財団過労防止規定に違反する」と主張した。その後、多数の対象者を物理的に妨害し、ブリーフケースを使って筆記具を破壊した。

結果: 「ナプキンのアイデア2」が破壊されたとして、物理学部門の研究員数名が抗議する事案が発生。オブジェクトはSCP-431-KOに指定され、財団のデータベースに記録された。抗議は受理されなかったが、対象者には財団内のカフェ無料利用券が2回分贈られた。



事件番号431ko/013

状況: サイト-188Kで発生した事例。発生当時、サイトでは収容違反騒動が起こっていた。SCP-431-KOはサイト内の職員を捜索し、負傷状態のエージェント・███を発見した。その後、オブジェクトは「このサイトは職員の医療規定を無視している」と批判した。エージェント・███が他サイトへの緊急電報を試みたが、SCP-431-KOは「職員休息規定違反」を理由に通信機を破壊した。

結果: エージェント・███がピストルで威嚇すると、SCP-431-KOは逃走して消失した。



事件番号431ko/045

状況: SCP-431-KOと対面した初の事例。対象者3は任務で99K施設群6番観測所に駐在していた。SCP-431-KOは対象者が単独で業務を行っている点について「知覚および相互作用能力を持つ生物が周辺に存在しない場合、財団福利厚生部門規定に基づき3匹以上のウサギが必要だ」と主張し、ブリーフケースから生きているオジロジャックウサギ(L. townsendii)4匹を投げ入れ、消失した。

結果: SCP-431-KOの追放を試みたことで、数分間の戦闘が発生した。これにより、対象者が注目を集め、観測所の位置が認知される危機に陥った。SCP-431-KOは周囲が取り囲む中、未知の方法で消失した。



事件番号431ko/080

状況: サイト-05Kで発生した事例。 収容プロトコル管理専門家である███研究員がSCP-████-KO関連の点検作業をしていた際に出現した。特筆すべき点は作業進行中であった収容室では様々な異常性により、一般的な人間であれば傷害を負うほどの温度になっていたが、SCP-431-KOはいかなる負傷も負わなかったことである。オブジェクトは「現在の業務時間が交代時間を超過した」と主張し、███研究員に他の担当者と交代するよう促した。

結果: 以前、自分の業務を担当者が代行して進めたことにより、スケジュールに柔軟性が生まれて業務日程が変わったことを███研究員が話すと、SCP-431-KOは困惑した様子を見せた。オブジェクトはその後、研究員が「福利厚生規定を遵守したことで、優良職員の報奨金対象となった4」と称賛し、収容室のドアから出て消失した。



事件番号431ko/089

状況: サイト-07Kで発生した事例。コンピュータ管理チームの職員3名がサイトのデータ保管室を点検していた際、SCP-431-KOが出現した。オブジェクトは「腰を20分以上曲げていた」、「これは財団職員の身体健康規定5に違反する」などと主張した。

結果: SCP-431-KOは規定に従い、職員に「財団の標準物理療法処置を実行し、業務を中断する」ことを要求し、職員3名をサーバー室から強制的に引きずり出した後、ドアをロックした。その後、オブジェクトは所持していたメモ用紙に「財団物理療法室6」の場所を書いた後、消失した。


補遺-1: 90回目の出現以降、SCP-431-KOは出現しませんでした。90回目の出現映像記録を以下に添付します。

状況: ハ・ヨンジ研究員は、社会学部門ポータルに掲載する総合報告書を作成しなければならない状況だった。当時、研究員は報告書に使用する集団の生活データを4時間にわたって整理していた。午前2時40分、対象者7周辺にSCP-431-KOが出現した。

記録開始

財団事務室の電気は消灯しているが、ハ・ヨンジ研究員の席のみが点灯している。キーボードの音以外は聞こえない。

ハ・ヨンジ研究員: ため息

ハ・ヨンジ研究員: (鼻歌を歌いながら) いつまで働かなきゃいけないんだろう〜でもやらなきゃ〜やらなくちゃ〜やらなくちゃなぁ〜

SCP-431-KOが事務室の右側にあるドアを開けて入ってくる。ハ・ヨンジ研究員は気付かない。オブジェクトは研究員に向かってゆっくりと歩き、肩に手を置く。研究員が驚いて振り向く。

SCP-431-KO: 働きすぎですよ!

ハ・ヨンジ研究員: (叫ぶ) うわ、何だ!?

SCP-431-KO: こんばんは、私は財団福利厚生部門の監査員です。

ハ・ヨンジ研究員: は?

SCP-431-KO: 財団福利厚生部門の職員です。

ハ・ヨンジ研究員: 財団に福利厚生部門があるのか?

SCP-431-KO: そうです。我々は財団で働く職員の職場環境を改善し、健康化を図っています。

ハ・ヨンジ研究員: そんなのがあるとは知らなかったな。だったら、研究員の報告手順を変えるように言ってくれ。毎週の業務報告書で死にそうになってるんだよ。闇を確保して保護して、黒き月がどうとか。俺の体を保護してくれってんだ。

SCP-431-KO: あ、そうでしたか、なるほど、納得です。

ハ・ヨンジ研究員: 何がだ?

SCP-431-KO: 規定違反ですね。

ハ・ヨンジ研究員: 俺が規定違反したのか?

SCP-431-KO: そうです。

ハ・ヨンジ研究員: 3時間ここに座ってキーボードを叩いてただけだが。

SCP-431-KO: 分かってるじゃないですか。

ハ・ヨンジ研究員: は?

SCP-431-KO: それが規定違反です。

ハ・ヨンジ研究員: だから、仕事してただけだぞ?

SCP-431-KO: だから、それが規定違反だということです。

ハ・ヨンジ研究員: いやいや、休憩時間にサイトの外を歩き回っても規定違反、紙をシュレッダーにかけなくても規定違反、今度は仕事も違反って言うのか?まったく、椅子に長時間座ってるだけで罰金を払わなきゃいけないのか?

SCP-431-KO: どれどれ。文書を4000字以上休むことなく作成しましたね。これには身体虐待罰金4500ウォンを支払わなければなりません。一日中腰を曲げていましたね。これには物理療法が義務付けられます。コーヒーを3杯以上、砂糖をたくさん入れて飲みましたね。これには重い処罰が必要です。サイト内で寝る時、適切な衛生手順を踏みませんでしたね。それに洗顔フォームも使っていません。これには顔面美容管理費9000ウォンが徴収されます。これは深刻ですね。

ハ・ヨンジ研究員: ちょっと待て、どういう意味だ?

SCP-431-KO: すべて福利厚生規定違反行為です。処罰されるべきです。

ハ・ヨンジ研究員: 洗顔とか腰とか、それって本当にある規定なのか?この間、2時まで残業した時は止めもしなかったくせに-

SCP-431-KO: 以前にも同じような違反行為をされたことがあるんですね!それならさらに重い処罰が課されますよ。一体なぜこんなことをするんですか?

ハ・ヨンジ研究員: え!?

SCP-431-KO: (ため息) 福利厚生規定ですよ、福利厚生規定。自分を大切にしろってことです。だから福利厚生部門の仕事は大変なんです。誰も自分を大切にしないし、管理もしないんです。

ハ・ヨンジ研究員: いや、まあいい。規定違反が正しいとしよう、夜勤をする…ことが。で、どうするんだ?罰金を払わないといけないのか?ただ残業代が欲しかっただけなんだが、それでもダメなのか?

SCP-431-KO: まずはこれを処理しましょう。

SCP-431-KOがハ・ヨンジ研究員のパソコンに繋がっている配線を抜く。コンピュータの電源が切れる。この時、ハ・ヨンジ研究員は文書を保存していない状態だった。研究員はしばらくパソコンに顔を向け、そのまま見つめる。

SCP-431-KO: ふぅ、終わりました!残業代、その残業代が問題なんです。全員お金を少しでも貰うために夜遅くまで体を酷使します。財団の福利厚生規定なんてお構いなしです。心なんてなくて、ただ変なものを見つけたら収容して時間を削るだけの機械です。幸い、私のような福利厚生部門の職員がいますけど…福利厚生部門はあまりにも力が弱すぎるんです。正直内部的に見ても、こんな部門なんてどうでもいいですからね。そうでしょう?職員の仕事効率を下げるじゃないですか。福利厚生部門を知らない職員もいますし。まあ、そんな感じです。はあ、でも一生懸命働いて良かった。本当に良かった-

ハ・ヨンジ研究員: パ…パソコンが…

SCP-431-KO: まずは物理療法から始めます。このサイトの物理療法室がどこにあるか知っているので、付いてきてください-

ハ・ヨンジ研究員: 報告書…

SCP-431-KO: え?よく聞こえませんでした。

ハ・ヨンジ研究員: (大声で) 報告書!!!

ハ・ヨンジ研究員: 4時間も書いたのに…あと結論だけだったのに…結論だけ書いたら終わりだったのに…パソコンを…なんでパソコンを消した!!!

SCP-431-KO: それは福利厚生規定の一環ですので…?何か問題でも…?

ハ・ヨンジ研究員: まだ保存してないんだぞ、クソ野郎!!!

ハ・ヨンジ研究員がSCP-431-KOを拳で攻撃し、SCP-431-KOが床に倒れる。オブジェクトは直ちに再び立ち上がり、湯沸室に逃走する。ハ・ヨンジ研究員がオブジェクトを追跡し、湯沸室のドアを開けて取り押さえる。SCP-431-KOが悲鳴を上げ、カメラ外に出る。数分後、ハ・ヨンジ研究員は打撲傷を負い、湯沸室を出てから倒れた。

結論: 翌朝、ハ・ヨンジ研究員はこれをサイト管理局に報告した。この事件以降、SCP-431-KOは出現していない。現在、オブジェクトクラス分類評議会でオブジェクトの分類をNeutralizedに変更する審査が進行中である。ハ・ヨンジ研究員は3日間の慰労休暇を与えられた。

補遺-2: 上記事件発生から2週間後、財団医務部門に以下の書類が届きました。

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医療部門保険請求書

████-██-██
分類番号: ████-██████-██


保険種別 傷害 被保険者及び役職 社員番号WELF1927813A8、財団福利厚生部門現場職員
関連保険 財団基本保険 保証人 SCP財団福利厚生部門長、ムン・ジョンファン

事件日時、事件場所: ████/██/██、サイト-██K第2事務室と湯沸室

事件経緯: 事件当時のCCTV記録参照。業務進行中、同僚に突然一方的な暴行を受けた。ハ・ヨンジ研究員は業務執行に反発して被保険者を殴打し、被保険者が抵抗したにも関わらず暴行を続けた後、因果関係を入れ変えて虚偽報告した。

本事件の診療費用を財団医療部門に請求する。


財団医療部門の公文書であることを証明する。


保険申請は却下されました。申請書がどのような方法で、誰によって送られたのかは確認出来ませんでした。

SCP-431-KOの再出現に備えて調査が行われています。すべての職員は、財団に福利厚生部門は存在しないことを念頭に置いてください。

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