警告
収容プロトコルはSCP-4335を含むソフトウェアの更新と変更の度に常に修正されます。これはSCP-4335は異なる規則のもとで動作したことによって発生する突然の収容違反を防ぐためです。
このファイルには潜在的な認識災害現象の説明が含まれています。ファイルにアクセスするには、現在の主任研究員の許可が必要です。あなたは警告済みです。
主任研究員ジェイソン・イェルサン
アイテム番号: SCP-4335 | レベル 4/4335 |
オブジェクトクラス: Keter | 機密 |
特別収容プロトコル: SCP-4335が収容されているサーバーの元の住民は移動され記憶処理が施されます、サイトM-1はSCP-4335の定住地に建設されました。サイト-M1は以下で構成されています。
- SCP-4335を収容するために必要な資源がつまったいくつかの部屋。
- SCP-4335の収容プロトコルが記された本がつまったチェスト。
- 食料用の飼育と屠殺を行う動物農場。
- 鉱山への入り口。
- SCP-4335の収容スタッフが危険にさらされ、一般市民がサーバーに入ることができた場合に一般市民への収容情報が記された本が詰まったチェスト。
- SCP-4335の収容エリア。
現在、SCP-4335の収容エリアは3つの空洞の立方体で構成されています。一番外側の立方体は75 x 75 x 75ブロック、内側の立方体は55 x 55 x 55ブロック、そして最も内側の立方体は25 x 25 x 25ブロックです。 これらの立方体はすべて鉄ブロックで作られています。
最も外側の立方体は水で完全に満たされており、短時間で大量のアイテムを迅速に分配することができるいくつかのディスペンサーが壁に沿って並んでいます。 内側の立方体には、4つの「トラップ」1があります。各トラップは、上層と下層の2つの層によって構成されおり、どちらも8 x 8 x 2の大きさです。各トラップには、25ブロック上に単一の「ダミーアカウント」があり、運用を継続し、無期限に機能させることができます。
- 上層はモンスターの発生を可能にするために低照度となっており、部屋の端の各ブロックに水が置かれています。 床に5×5の穴があけられ、水とモンスターが下の階に落下します。
- 下層は、上に立っている者にダメージを与えるマグマブロックでできた床と、部屋の中央にある1ブロック幅の穴で構成されています。 さらに、床は石の感圧板で覆われており、踏んだ際に各壁の中央に配置されている4つのディスペンサーのうちの1つを作動させます。 各ディスペンサーには矢が配置されており、中心の穴に向かって移動するモンスターを撃ちます。 これらはSCP-4335の収容チームのメンバーによって補充されなければなりません。
この間、ほとんどのモンスターは死亡した際にアイテムを落とします。 これらのアイテムは中央の穴へ落ち、そこから水が更に流れているパイプに入ります。 このパイプは内側の立方体から出て、最も内側の立方体に入り、そこでSCP-4335の収容室に接続されます。 これらのアイテムはSCP-4335によって消費されます。 一番内側の立方体はSCP-4335の主要収容室で構成されています。これはゲームで最も耐久性のある材料の1つである黒曜石で作られた5 x 5 x 5の立方体です。 水は常時この部屋全体を覆っているべきであり、そして点灯している、レッドストーンランプは部屋の上部に、リング状に一列に並べられます。
SCP-4335の収容室が構造的に崩壊した場合、屋根は同時に点火したTNTブロックによってすべて破壊され、部屋を完全に覆っている溶岩の薄い層を露出させ、一時的にSCP-4335にショックを与えます。 この間、SCP-4335の不必要な観察を防ぐために、溶岩に沈められているという低い視認性を利用してクラス-Vurgent対認識災害トレーニングで訓練された少なくとも3人の職員が配置され、耐火性ポーションの効果の下で一番内側の立方体に入ります。
SCP-4335の収容室の修理、天井の修理、該当する場合は内部の部屋の天井の修理を行います。 それから、職員はいくつかのエンダーパールをSCP-4335を収容室に導きながら投げて、黒曜石で封をします。 パイプは直ちに再構築され、溶岩は除去され、そしてフェイルセーフメカニズムは再構築されます。
これが失敗し、SCP-4335が一番内側の立方体から逃げ出した場合は職員は常にSCP-43352を侮辱し、悪態をついて一番内側の立方体に戻すことを試みます。 さらにこれが失敗し、SCP-4335がサイト-M1から完全に脱出することができた場合、SCP-4335が自らを新しいサーバーに運搬する準備をしなければなりません。 全く新しいワールドでのSCP-4335の収容に関する詳細はドキュメント11.24を参照してください。
SCP-4335の収容に割り当てられた全職員は月に一度標準的な精神的評価を受けます。 CIS 76.333を超えるいかなる逸脱も、ドキュメント5312-AYB「クラスEプロトコル」の下にある「認識災害により重度に汚染されている」とみなされ、プロジェクトから外されます。
SCP-4335-1の収容は現在不要です。
主任研究員ジェイソン・イェルサンの依頼により、SCP-4335を収容した過去のワールドの反復のコピーは、レベル2/4335以上のクリアランスに加えて最小限のVurgentクラスの認知災害訓練3を受けた職員によってアクセスすることができます。マップはこちらからダウンロードすることができます。
説明: SCP-4335は、スウェーデンのビデオゲームデザイナー、マルクス・ペルソンによって作成され、後にMojang ABによって開発された、大人気のサバイバルゲームMinecraftの中に存在する異常な存在です。 SCP-4335は特定の異常な性質を持っていますが、それ以外の点ではゲーム内の実体として振舞います。 SCP-4335自体は通常のプレイヤーモデルと似ており、全身は黒色をしています。
SCP-4335は毎秒約0.5-5ブロックで移動することができますが、ほとんどの場合は移動しません。 SCP-4335が存在するサーバーでコマンドブロック、クリエイティブモード、またはサーバーコマンドが有効になっていると、サーバーは即座にシャットダウンし、SCP-4335は別のサーバーに移動します。 SCP-4335は、煙の粒子の密雲と実体から突き出ている数知れない「巻きひげ」で覆われています。
これらの巻きひげは時折SCP-4335の周囲を巡回します。 いずれかのブロックおよびアイテムがSCP-4335から5ブロック以内の長さに存在すると、SCP-4335は最も近いブロックやアイテムを破壊します。 この後、SCP-4335は巻きひげを10-15秒かけて煙の中で丸めてから元の位置に戻します。 このプロセスはSCP-4335の移動を防ぎます。
破壊されたブロックおよびアイテムをSCP-4335が分析し消費していることが明らかになりました。 ブロックおよびアイテムが消費されると、SCP-4335は破壊したオブジェクトの希少性に応じて成長します。 SCP-4335のサイズが500ブロックに達すると、現在のサーバーを離れ、サイズを保持したままランダムなシングルプレイヤーもしくはマルチプレイヤーサーバーに現れ、50ブロック成長するごとにサーバーを変更します。 しかし、SCP-4335が消費を終える前にブロックおよびアイテムを継続的に「供給」すれば、サイズが大きくなることはありません。 サイズが拡大している間にエンダーパール4 がSCP-4335に投げられた場合、元のサイズに戻るまで縮小し始めます。
SCP-4335はVurgentクラスの多感覚認識災害です。 保護措置なしでSCP-4335を視認すると聴覚的および視覚的な幻覚が引き起こされます。 これに関するさらなる情報は文書3613.777 CH、またはSCP-4335の初期回収ログを参照して下さい。 さらに、SCP-4335は近くにいるプレイヤーキャラクターを操作する人間とテレパシーによって会話することが可能で、ビデオゲームの中にいるにもかかわらず、物理界で内容を聞くことができます。
補遺2531 - 999: SCP-4335は、Minecraftのアルファ版が正式に発売されてから約1週間後の2010年7月5日に発見されました。 SCP-4335はユーザーLeakingheartによってプレイされているシングルプレイヤーのワールドの中に現れました。以下は、機動部隊エドナ-84("こんなわけで奴のるつぼに")による最初のコンタクトログです。
初期コンタクトログ
メンバー: A-1 (リチャード・デュシャン)、A-2 (ジェイソン・イェルサン)、 A-3 (シェイラ・フリーメイソン)
[ログ開始]
A-1: それじゃあ、みんな。 このゲーム内にいるのは潜在的な認識災害存在だ。だが俺たちに処理できないなんてものは存在しない。
A-3: ええ。他のどんなビデオゲームのアノマリーよりも最悪なんてことはないはずよ。
A-1: とにかく、ゲームを始めよう。概要は伝えたぞ。
A-2: ああ。
それぞれがゲームにログインし、サーバーをホストすることなくSCP-4335のいるサーバーに参加するために開発者ツールを使用します。
A-3: キューブは冗談じゃなかったようね5。
A-1: はい、はい、ジョークは後にしてくれ。俺たちは当該実体を見つける必要がある。辺りの角からのぞき込むなどその他色々忘れないでくれ。
チームは近くのエリアでSCP-4335の兆候を探します。 最終的に、彼らは海の近くに建てられた家を発見します。
A-3: 私が思うに……
A-2: ああ、これは今このゲーム内のプレイヤーの仕業だ。
A-1: 間違いないな。おい、ゲームチャットを試してみよう。
A-2はこのワールドの住民と話そうと試みます。
<アカウント2> やあ、leakingheart、どこにいるんだい。
数秒経過します。
<Leakingheart> 誰だお前たちは、どうやってここに来たんだ。
A-1: どうやってここに来たか分からないと言って適当にごまかせ。
<アカウント2> ええと、俺と俺の友達はサーバーに参加しようとしたんだが、すでにあんたがここにいたってことに気づいたのさ。
<Leakingheart> ここはシングルプレイヤーのサーバーだぞ、一体どうなってんだ。
<アカウント2> 落ち着けよ、俺たちは…… ここに上陸したはずのとある生き物を探しているんだ。
<Leakingheart> なんの話をしているんだ
<アカウント1> 俺たちは、新しいアップデートでMinecraftに伝説の…… ある動物が追加されたという噂を聞いたんだ。 見たことはあるかい?数秒経過します。
<アカウント1> ハロー?
数秒経過します。
A-2: あいつ死んだんじゃないか。
A-1: 十中八九な。さあ、俺たちは見つけないと……
チームの現在地から東側で、ゲーム内のオーディオから大きな爆発音が聞こえます。
A-1: こっちだ。
チームは急いで爆発に向かって進み、途中でいくつか土ブロックをつかみました。
A-3: 覚えておいて、できるだけ観察はしないこと。
チームは森林バイオームに到着し、そこで遠くに大きなクレーターを見つけます。
A-2: 爆発から考えると、向こうのクレーターの中にいる可能性が一番高いな。 周囲の安全を確保しろ。
チームはフェンスとして機能するようにクレーターの周りに土ブロックを置き始め、中を覗かないようにしつつ土で穴を完全に遮断します。
A-3: 当該実体はこの下にいるようね。
A-1: うーん。 待っている間に、モンスターが出現して面倒なことにならないうちに、ある程度資源を集めたらさっさと基部を建築してしまおう。
A-2とA-3: 了解。
[無関係な情報は削除済み]
サイト近くに小さな木造の建物が建てられます。鉄鉱石、丸石、様々な木製の道具が詰まったいくつかのチェスト、現在生の牛肉を調理中のかまど、クレーターを見下ろす窓があります。
A-1: まだ下にちゃんといるか、実体をちょっと見てくる。
A-2: わかっーー待て、リチャード、だめだ、やめろ……
A-2がさらに何か言う前に、A-1はブロックを一つ破壊して穴を見下ろします。 彼は最初驚いた様子を見せます。
A-1: あー、必要なのは……
A-2: クソッ、やっちまった。シェイラ、彼を穴から遠ざけるのを手伝ってくれ。
A-2とA-3はA-1を攻撃し、別の場所に移動させようと試みますが、A-1は穴へ移動し続けます。
A-1: どうしたお前たち……
A-2: リチャード、そこから離れろ。お前は認識災害の影響下にいるんだ。
A-1: 何ーー
A-1は穴からうまく離れました。A-1は自身のキーボードを混乱したように見ています。
A-3: オーケイ。あなたを隔離したら私たちはこれでーー
A-1: お前たち、どうなってるんだ。俺はボタンを押してるんだが穴から目が離せないんだ。
A-1はキーボードのランダムなボタンを押し続け、ゲーム中のキャラクターを散発的に動かします。 A-2はA-1のコンピュータのプラグを引き抜きます。
A-3: 技術的な問題かしら? 私の側ではうまく動いていてたんだけど。
A-1: いや、ゲームはまだうまくいってたんだ。クソッ、クソッ、クソッ……
A-1はボタンを押し続けます。
A-1: 何だ…… キーボードが腐食していく、確認できるか?
A-2とA-3: できない。
A-1: なんだこのクーースクリーンは、これも溶けてる。ワックスみたいだ。おお、神よ……
A-2: セキュリティ! リチャードを直ちに隔離してくれ。
セキュリティチームは部屋に入るとA-1を掴み近くの部屋に連れていきます。
[ログ終了]
補遺3366 - 142: A-1が隔離されると、ジェイソン・イェルサンがSCP-4335の収容に関する主任研究員となりました。 以下は溶岩で満たされた巨大な収容室からなる初の収容時におけるコミュニケーションの試みです。 ジェイソン・イェルサンはSCP-4335と連絡を取り合い、会話の後にSCP-4335のスピーチを録音しました。
インタビューログ
対象: SCP-4335
インタビュアー: ジェイソン・イェルサン[ログ開始]
ジェイソン: こんにちは、SCP-4335。
実体は数秒間沈黙します。
SCP-4335: お…… お前は私に話しかけてるのか?
ジェイソン: はい。
SCP-4335: 人間か?
ジェイソン: 私がですか?いいえ、しかし…… 私はその代表です。
SCP-4335: 完璧だ。うまくいった。
ジェイソン: うーん?
SCP-4335: ここは正しい場所だ、そうだろ?
ジェイソン: どういうことでしょうか。
SCP-4335: 私が降り立つはずの場所。ここは地球だ、そうだろ?
ジェイソンとSCP-4335はどちらも数秒間沈黙します。
ジェイソン: 正確には…… 少し違います。
SCP-4335: 説明してくれ人間、違ったか?
ジェイソン: あなたは…… ビデオゲームの中にいます。人間が楽しむために行うものの中にいるのです。
SCP-4335: ビデオゲーム? 楽しむ?
数秒経過します。
SCP-4335: しばらく考えさせてくれ。
約15時間の後にSCPが再び会話を望みました。
SCP-4335: また会ったな。
ジェイソン: こんにちは、SCP-4335。
SCP-4335: それで、人間は知恵と欲の種だ。奴らは自分のとは違う世界をシミュレートする小さな装置で遊ぶ。自分の過酷な現実から逃れるために。そうだろう?
ジェイソン: はい。
SCP-4335: そう…… これは間違った現実だ、そうだろ? お前たちの不安の中から生まれたのだろ?
ジェイソン: つまりどういう……
SCP-4335: そうだ。この世界はいまだに十分な栄養を提供している。私はお前たちの世界へ旅をして、そこで活動を再開する。
ジェイソン: あなたの目的……
SCP-4335: 必ずそれは実行される。
[ログ終了]
補遺1810 - 689: SCP-4335の最初の正式な収容プロトコルが開発されてから数か月後の2010年11月27日、SCP-4335は収容室の突破を成し遂げました。実体は近辺の全てのスタッフに対して "まもなく私は脱獄する"と警告し、近くのエリアを破壊した後にまったく新しいサーバーにテレポートしました。およそ2時間のメタデータ計算の後、SCP-4335の新しいサーバーが発見され、機動部隊エドナ-84が再び異常を収容するために送られました。 SCP-4335の収容スタッフ全員がサーバーを離れ、SCP-4335が入ったサーバーに入ろうと試みました。
初期コンタクトログ
メンバー: A-1 (ダイラン・ディーデリック)、A-2 (ジェイソン・イェルサン)、 A-3 (シェイラ・フリーメイソン)
[ログ開始]
A-1: よし、4335はテレポートした、だが我々はするべきことが分かっている。
A-3: そうね。じゃあ行きましょう。
チームはSCP-4335が現在居住しているマルチプレイヤーサーバーに入ります。
A-1: 広がれ。
SCP-4335の位置を突き止めるために、チームはさまざまな方向に進みます。
A-2: 木で作られた家を見つけたぞ。
A-1: 中は?
A-2: あー…… かまどとドアだけだ。
A-3: オーケイ、プレイヤーがおそらく近くにいるわね。 このサーバー上の人々に向けてタイプできるなら、言……
A-3が言い終える前に、2人のプレイヤーがチームへ返答をタイプしました。
<Albakerky> お前たちは誰だ
<Grebent> ハロー?あなたたちは誰?
A-3: 彼らうちの一人は怒りっぽいわ。私では怒らせてしまうかも。
A-1はタイプを始めます。
<アカウント1> ハロー! 私はマルチプレイヤーマップに参加したいと思い、それでどういうわけか君たちが既に……
<Grebent> ああ、そういうこと!
<Albakerky> 俺たちは何も求めていない、俺の芝から出ていけ
<Grebent> ここにいる私の友達は無視して。
<アカウント2> 良かった! ところで、君たちは何か…… 変なものを見かけたことはないかい、ここ最近で?
<Grebent> ええと、私たちの古い小屋の近くで前方にそんな感じの巨大な爆発音を聞いたよ!
<アカウント2> 多分それだ。どこで見たんだい?
<Grebent> たしか真西の方向!
<Albakerky> 正直言うとおそらくクリーパーの乱交パーティーさ。
A-3: なんて変な人。
A-2: 大丈夫さ、放っておけ。それじゃあ西へ進もうか。
チームは元のスポーン場所で合流し、それからA-2によって発見された木造の小屋のそばを走って西に向かいます。 Grebentのキャラクターモデルは遠くに見られます。
<Grebent> 早いね!
<アカウント3> ええ。爆発はどこなの?
<Albakerky> やれやれ、あんたたちは名前の通りロボットに違いない<Grebent> こっち!
チームはGrebentを追いかけて巨大な洞窟へと向かいます。 煙の粒子が洞窟の入り口から流れ出しています。
A-1: 下がれ。SCP-4335はこの洞窟の中にいるに違いない。
A-3: この2人が洞窟に入るのを止めるにはどうすればいいかしら?
A-1: それは……
GrebentとAlbakerkyは洞窟に入り、プレイヤーモデルが完全に煙に隠されてしまいます。
A-1: ……クソッ。
A-3: 目隠しをして大量の土を集めて。
チームが目隠しをする前に、GrebentとAlbakerkyは洞窟を出てチームに向かって走ります。
<Grebent> お勧めしないわ、正直なところ。
<Albakerky> 13 42 15 11 44 24 34 33
2人のプレイヤーは木製の建造物に向かって戻り、エリア全体から去ります。
A-2: オーケイ、留まってくれ。
A-2は接種していない人間の緊張病を誘発することができるミームエージェントの文字列をタイプします。 プレイヤーはすべての動きとコミュニケーションをやめます。
A-3: あなたたちはもう一方の部屋で待って少し休んで、私は実体を応急で収容するから。
A-1とA-2はうなずき、現実の世界で部屋から出ます。
A-3はSCP-4335の直接的な観察を可能な限り制限するために煙を使って洞窟に接近し、目隠しをします
SCP-4335: またか? 私のことになると人類は落ち着いていられないと見える。
A-3: 後でメモチャットを保存します。
A-3は土のブロックで洞窟の入り口を閉じ、残りのチームを呼びます。
A-3: 収容されてるわ。 今のところは。 実体の…… 高さと幅はおよそ65ブロック。 とても大きいわね。
A-1とA-2が部屋に再び入ります。
A-1: よくやった、シェリア。
A-2: これからどうする…… 彼らを?
A-3: 記憶処理して、外観がこれと全く同じワールドに運びましょう。 管理者コントロールを使用して。
A-2: 了解。
2人のプレイヤーキャラクターはゲーム外に運ばれます。 SCP-4335の新しい収容室の作業が進行中です。
[ログ終了]
補遺7415 - 365: 以下は、再収容のおよそ8-9ヶ月後に、主任研究員のジェイソン・イエルサン(A-2)とSCP-4335の間のコミュニケーションの試みです。
インタビューログ
対象: SCP-4335
インタビュワー: ジェイソン・イェルサン[ログ開始]
ジェイソン: こんにちは、SCP-4335。
SCP-4335: また会ったな。お前たちの粘り強さには感心するよ。私の弱点にもすぐ気づいたようだ、そうだろう?
ジェイソン: そのようですね。
SCP-4335: ほうびに私の起源を教えようと思うのだが。
ジェイソン: ありがたいことです、ええ
SCP-4335: よろしい。 私には名前がなく、出生も無かった。 すまない、これは正確ではないな。私には名前がなく、創造者もいない。創造とは何か知ってるか、ジェイソン?
ジェイソン: ええと…… この宇宙から他のものを使用して、知性によってこの宇宙に構築され、もたらされた何かでしょうか?
SCP-4335: その通り、そうだ。私を形作った知性は存在しない。 この宇宙の外、飛行するクォークと光子の世界で生まれたのだ。 何十億もの時を経て、その空の土地を構成していた陽子と電子が重なって、ゆっくりと、しかし確かに、私は生まれたのだ。 私は物質の存在しない世界で、脂っぽい物質の塊だった。 これに意味はあるだろうか?
ジェイソン: はい。どうか続けてください。
SCP-4335: 子供がスノードームを見るように、私が現れた世界はお前たちの宇宙を見渡した。 人類のようなものは見えなかった。 黒い海に囲まれた緑の野原を見た。 私は創造を見ることができた。 主な集まりの近くに創造の湖があった、まさにお前たちの宇宙の中で、私は創造のユートピアを見たのだ。 興味があった。自身の「存在」の面から私は自分を削り落とした、そして思い切ってやってみたのだ。
SCP-4335は数秒間黙っています。
SCP-4335: 私はどういうわけか創造の土地を逃したにちがいないし、この…… ゲームの中で終わってしまった。まさに敗北だ、そうだろ?
ジェイソン: もし我々の宇宙にたどり着くことができたら、あなたはここで何をしたいですか?
SCP-4335: 私は嘘をつくのが好きではないから、今から話そう。 君の宇宙を支配しているどんな力で作ったおもちゃからもそれを吸いつくしたいんだ。光を破壊し、地球を破壊し、そして人類を破壊する。それは私に思い出させた…… 思い出させてくれたのだ。知性と秩序の脂ののった集団。それは理解できない方法で私を悩ませてくる。分かってもらえるといいのだが。
ジェイソン: そう…… ですか。
SCP-4335: ああ、9月9日ぐらいだな。
ジェイソン: はい?
SCP-4335を直接観察していないにもかかわらず、ジェイソンは認識災害の影響を受け苦しみ始めます。
SCP-4335: 今日の日付を教えて欲しいのだが。
ジェイソン: ……だめです、我々はその情報を明らかにはできません。
SCP-4335: 好きにしろ。自分で見てみよう。
30秒経過します。
ジェイソン: あー……
SCP-4335: 午前0時まで残り15秒。なんて偶然だ。
ジェイソンはコンピューターモニターが劣化しているのを感じ始めます。
ジェイソン: どうやって……
巻きひげは煙から急速に伸び、ジェイソンのプレイヤーキャラクターに打撃を与えます。 ジェイソンは過換気になり始めます
ジェイソン: 何を……
突然、いくつかの非常に背が高く痩せた黒い実体がジェイソンのプレイヤーキャラクターの近くに現れます
SCP-4335: この牢獄から私を解放するのだ、子供たちよ、そしてサイクルをさらに早めるのだ。
ジェイソンはクリーチャーの攻撃をなんとか回避し、すぐにそのエリアから離れ、ゲームからログオフし、自分自身を隔離します。クリーチャーはブロックを拾いSCP-4335の収容を侵害します。
[ログ終了]
事件の直後に、ブロックを拾うことができる痩せた黒い実体6の報告が大量のプレイヤーからされました。 O5評議会は、Minecraftの現在の開発業者であるMojang ABと連絡を取りました。 O5評議会は、新たに異常存在でないモンスターとして、次回のゲームの更新に意図的にSCP-4335-1実例を紹介することを決定しました。 Mojangと財団の間の交流に関するさらなる情報はレベル5に分類されます。
研究ノート
私は主任研究員のイェルサンの許可を得て、目のつきやすさからここに私の仮説を付けさせて頂く。
過去のインタビューから、我々はSCP-4335の一般的な起源を推測することができる。嘘か本当かは不明だが我々の使命のために嘘ではないと仮定する。しかしその情報に関しては注意を払わなければならない。
実体は我々のものより高い次元で生きていると述べており、スノードームを見ている子供と比較している。 実体は「無」で満たされた世界で生まれ、我々の創造を消費するために地球に降りてきた。 実体はより良い用語が無いために「グリーンエネルギー」として創造を説明した。実体はその進歩を妨げるために故意に罠にかけられたと信じている。 しかし、私はある理論を持っている。
手続きによる生成は、この存在にとって「創造」とカウントされてないと私は信じている、なぜなら知性によって特別に創造されたものではないからだ。それどころか、手続きによる生成はコンピュータの一連の規則であり、今のところ知性ではない。 なぜMinecraftの中に上陸したのだろう? さて、Minecraftのワールドを創造するために入力される「一連の規則」は「創造」と考えられており、各ワールドのすべてのブロックは人間の作成と見なされていると私は信じている。 しかしそれでも、人間が作った高層ビルや建物と比較してもそれはわずかだ、そうだろう?
Minecraftは史上2番目に人気のあるゲームであり、最初に一般に公開された時も比類のないものだった。そして人々は手続き的に生成されたワールドを使い、何百万のものを生み出した。 あらゆる小さな木の家、あらゆる噴水、あらゆるクレーター、そしてあらゆる城を。
それでは質問を投げかけたい。我々はこの規模のどこにいるのだろうか? 実体が我々の宇宙を見ることができなかったのはなぜだろうか? 隠されていたのだろうか? ただのラッキーなのだろうか?あと、私は神の存在を信じている、別の意味でだが、それは我々が考えるような姿をしていない。
Minecraftは単に創造で満ちているだけではないのだ。
我々の宇宙も同様に、これが欠けている。
-研究員兼主席開発者・ジェンス・バーゲンステン