SCP-4354
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特別収容プロトコル: 財団ウェブクローラはあらゆるSCP-4354実例への言及を検索・削除します。SCP-4354実例の影響を受けた全ての人物を、SCP-4354-Aが使用したインクの製造工程における不備のための即時タトゥー除去手術という名目で捜索・拘留します。拘留された人物はスペルヴィア・イベントの終了を迎えるまで標準ヒト型生物収容室に収容し、イベント後は記憶処理を施して解放します。

SCP-4354-Aは現在も未収容ですが、SCP-4354-Aと一致する活動の報告が調査されています。

説明: SCP-4354は一連の異常なタトゥーを指す総称であり、現在収容されている14名の身体に存在しますが、不明な数が依然として未収容状態です。身体に彫り込まれた2ヶ月後、SCP-4354実例は形状を変化させ、皮膚細胞を移動する能力を発達させます。これらの能力が具体的にどう発現するかは実例ごとに固有であり、タトゥーの題材に依存します。

ある人物がSCP-4354実例を彫り込まれた3ヶ月後、スペルヴィア・イベントが発生します。スペルヴィア・イベントは、影響された部位の肉がSCP-4354実例の相似物へと完全に変容し、対象者から自らを引き剥がす現象です。通常、この過程で対象者の身体には大規模な組織裂離が残されます。しかしながら、前期の説明に部分的または完全に従わない独特なスペルヴィア・イベントも確認されています。

発見: 2018/07/21、SCP-4354の異常効果を映した動画がソーシャルメディアプラットフォーム“Twitter”に投稿され始めました。偽情報活動が即座に実行され、初期収容プロトコルが考案・実施されましたが、SCP-4354の当初の情報拡散を防止できませんでした。これによってSCP-4354-Aの人気は高まり、少なからぬ数のSCP-4354実例が創造されました。

尋問中、全ての対象者は例外無く、ドイツのベルリンにある“プライド・パーラー”というタトゥーショップで実例を彫り込んでもらったと報告しています。この店舗はSCP-4354-Aに指定される身元不明人物が所有しており、尋問対象者らによると、SCP-4354-Aは全てのSCP-4354実例の創造を請け負っています。財団部隊が住所に到着した時点で店舗は空であり、SCP-4354-Aは発見されませんでした。全ての尋問対象者はSCP-4354-Aと顔を合わせ、実例を彫り込まれている間は完全に意識を保っていたにも拘らず、タトゥーガンを扱う時の巧みな手つきと愛想の良さに関する繰り返しの言及を除いて、SCP-4354-Aを具体的に説明できた人物はいませんでした。

補遺SCP-4354.1: 現在収容中のSCP-4354実例の概要

以下は、現在収容されているSCP-4354実例の例を抜粋した表です。

SCP-4354-1
画像と説明 butterfly.jpg 対象者の腕全体に広がる3匹の多彩な蝶。これらの蝶は自律的に腕の各所を移動し、しばしば求愛行動に似た形式でお互いの周囲を飛び回る。
スペルヴィア・イベント 2日間かけて、描かれた蝶は対象者の皮膚から自らを引き剥がし、後に開放創を残した。
スペルヴィア・イベント後 対象者の傷は合併症を起こすことなく治療された。蝶は異常活動の兆候を全く見せていない。
更なる対処 ジン・桐生研究員による蝶の飼育要請が受理された。対象者は記憶処理を施され、解放された。

SCP-4354-3
画像と説明 moebius.jpg 対象者の手首に巻き付き、下側でレムニスケート曲線を形成している黒い線。軌跡をなぞりながら腕の周囲を動くかのように自律活動する。
スペルヴィア・イベント レムニスケートは2次元タトゥーのまま、黒線が1本の黒い紐に変換され、シンボルの片側から脱落した。
スペルヴィア・イベント後 紐を引くと、一見したところ無限の量の紐が生成される。この紐はタトゥーインクで構成されているが、異常な手段で形状と一貫性を維持している。
更なる対処 紐をリソースとして利用する試みは、水に触れると溶けてインクの染みに変わる性質があったため却下された。実例は水への完全な溶解によって無力化され、異常性の無いレムニスケートのタトゥーだけが残された。対象者は記憶処理を施され、解放された。

SCP-4354-7
画像と説明 snake.jpg 対象者の腕に彫り込まれた緑色の蛇。蛇は枝の上を這うような動きで移動し、皮膚表面に近い物体に噛み付こうと試みる。
スペルヴィア・イベント スペルヴィア・イベントは形式通りに進行し、タトゥーがその頭部から尻尾の先端に向かって、生きたヒガシグリーンマンバに変換された。完全に変化したタトゥーは床に落ち、部屋の隅へ逃げた。
スペルヴィア・イベント後 対象者は結果的に腕の肉と皮膚を喪失し、大量に出血したが、治療に成功した。
更なる扱い 対象者は負傷と失血からの復帰治療が完了するまで収容される予定。蛇は匿名で地元動物園に寄付された。

SCP-4354-9
画像と説明 heart.jpg 対象者の胸に彫り込まれた人間の心臓。タトゥーは対象者の実際の心臓のリズムに合わせて鼓動し、心拍数を反映してリズムを変化させる。
スペルヴィア・イベント 機能性を持つ人間の心臓が対象者の皮膚から排出されたが、創傷は残らず、タトゥーはそのままだった。
スペルヴィア・イベント後 スペルヴィア・イベントの完了直後、対象者は倒れ、心臓活動を停止させた。間もなく行われた身体検査の途中、対象者は完全な意識を取り戻し、通常の心臓活動を再開した。これ以後、スペルヴィア・イベントは約3週間ごとに繰り返されている。
更なる扱い 対象者はスペルヴィア・イベントが1年間連続で発生しなくなるまで収容される。その時点で、SCP-4354-9を無力化したものと見做し、対象者に記憶処理を施して解放する予定。生成される人間の心臓は必要に応じて現地で利用するか、匿名で近所の病院に寄付される。

SCP-4354-10
画像と説明 daughters.jpg 6年前の火災で死亡した対象者の娘2人の単純化された絵。1日のうち数時間を歩き回る、お互いに遊ぶなどして過ごし、それ以外の時間は横になっている。名前を呼ばれると、困惑した様子で周囲を見回す。
スペルヴィア・イベント 2日間かけて、対象者の身体の脂肪組織は実例の場所へと移動し、成長する瘤を形成した。対象者が極度の栄養失調でサイト医療棟へ搬送された直後、瘤は弾け、大量の液体と2人の生きた新生児を排出した。新生児はどちらも対象者の腕とへその緒で接続されていた。
スペルヴィア・イベント後 対象者は継続的に高カロリー流動食を与えられた。2人の新生児は異なる速度で成長を続け、1ヶ月以内に死亡当時の年齢に達した。2人はこの時点まで昏睡に似た状態を保っていた。急成長が止まった時点で、2人は完全な意識を取り戻し、対象者の死亡した娘たちと同一の記憶・人格を得た(対象者の証言による)。
更なる扱い 試験によって子供2人は解剖学的、心理的、遺伝的に異常性を持たないと確認されたため、対象者と共に記憶処理を施され、解放された。

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画像と説明 jesus.jpg ██████████[データ削除済]██ ████ ██ ███ ████ ███████
スペルヴィア・イベント ██████ ███ ██
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