SCP-4374-JP
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アイテム番号: SCP-4374-JP

オブジェクトクラス: Tiamat1Keter

特別収容プロトコル: 本報告書にて指定された概念は事態の進展があるまで暫定的に名辞災害(Eshuクラス)と同等の扱いを行い、あらゆる名前、肩書、呼称で言及してはいけません。世界の全てに牙をむくそれらに言及する際には、それらに対する描写のみが使用可能です。描写を用いる際は、毎回、必ず変化をつける必要があります。

描写に変化を付けないことそれ自体が即座に収容違反に直結する可能性はこれまでの収容の試みによって限りなく低いものとなっていますが、収容違反のリスクを最小限に抑えるため、このプロトコルを厳格に実行し続けてください。識別のために、描写は色分けをすることが可能であり、2命名の多様性を確保するために装飾的な表現を使っても構いません。なお、収容違反防止のため、描写を用いる機会は必要最低限に留めて下さい。このプロトコルのため、本報告書におけるそういった描写の大多数はアクセスに簡易措置のみならず専用の正式措置を要する後半部分のセクションに集中しています。

全てのSCP-4374-JP関係者は、自らによってSCP-4374-JPの収容違反が発生する危険性が高まっていると少しでも感じた場合、たとえその根拠が直感のみに基づくものであっても、即座に予め配布されているクラスA記憶処理剤を用いて自己記憶処理を行ってください。記憶処理剤を使用した際には自動的に収容チームへメッセージが送信されるため、収容チームからの返信によって状況を把握し、記載された指示に従ってください。

説明: SCP-4374-JPは、人類を含むあらゆる一定以上の知能水準を持つ生物3そのトリガーとなる何らかの存在を伴った記憶を想起した際に発生する現象です。条件に該当する記憶が想起されると、その記憶の内容の出来事が実際に起きた地点にて、その内容が不明な原理で実体化します。SCP-4374-JP現象を引き起こす記憶の内容はSCP-4374-JP-A、SCP-4374-JP現象によって実体化したSCP-4374-JP-AはSCP-4374-JP-Bとして指定されています。

SCP-4374-JP-Bとしての実体化は、対応するSCP-4374-JP-Aを想起した人物(以下、想起者と記載)がその時点で位置していた現実での場所から特定の範囲内4に存在するものすべてが対象になり得ると考えられています。また、SCP-4374-JP-Bとして実体化する対象のSCP-4374-JP-Aにおける場所が、その中で想起者が位置していた場所から特定の範囲内5に含まれていることもその条件の一つであると推測されています。

この際、その対象が写真である場合は、写真に写った物体ではなく写真そのものが実体化します。具体例を挙げると、仮に犬の写真を見たという要素を含む記憶がSCP-4374-JP-Bとして実体化した場合、犬ではなく犬が写った写真がSCP-4374-JP-Bとして出現します。現時点で確認されているSCP-4374-JP-B実例には、人工物を含めた無機物、有機物、人間を含めた多種多様な生物、天候や周辺環境などが含まれています。

SCP-4374-JP-Aにおいて何らかの動作や運動を行っていた物体・人物は、実体化後、基本的にその通りの動作や運動を行います。この際に後述する妨害が十分に行われなかった場合、想起されたSCP-4374-JP-Aに含まれる挙動の完遂後、SCP-4374-JP-Bは不明な原理で消失します。

SCP-4374-JP-Bはその出現時と消失時を除き、物理法則に従います。そのため、SCP-4374-JP-Aに含まれていない何らかの物体が偶然SCP-4374-JP-B出現地点およびその付近に存在していた等の理由により、SCP-4374-JP-Bの動きが物理的に妨げられることがしばしば起こります。この妨害によってSCP-4374-JP-Bが本来行われるはずであった挙動をSCP-4374-JP-Aにおける挙動と十分近い6形で完遂できなくなった場合、SCP-4374-JP-Bはその動きを停止し、消失することなくその場に残留し続けます。

SCP-4374-JP-Bは出現時、その時点で出現地点に存在していた固体および液体の干渉を受けます。その場合、結果としてSCP-4374-JP-Bはそこにもともと存在していた物体を内包した、または交差した、あるいはその物体に内包された形で出現します。これらの物体の存在は多くの場合において、SCP-4374-JP-Bの挙動を物理的に妨げる、あるいはSCP-4374-JP-BをSCP-4374-JP-Aにおける状態と十分かけ離れた状態に陥らせることによってSCP-4374-JP-Bが残留し続ける要因となります。特にSCP-4374-JP-Aが景色に関わるものであった場合、このパターンがしばしば発生します。

想起者が記憶するSCP-4374-JP-Aが曖昧なものであった場合、出現するSCP-4374-JP-Bの外見や内部、挙動なども同様に曖昧なものになります。SCP-4374-JP-Aの曖昧さのためにSCP-4374-JP-BがSCP-4374-JP-Aと同様の挙動を完遂することが物理的な要因で不可能になった場合も、SCP-4374-JP-Bはその動きを停止し、消失することなくその場に残留し続けます。また、想起者がSCP-4374-JP-Aの位置を誤って記憶していた、または曖昧に記憶していた場合、SCP-4374-JP-Bは実際にSCP-4374-JP-Aの内容が起きた位置ではなく、想起者の主観に基づいた位置に出現することが判明しています。この際、特にSCP-4374-JP-Aの位置記憶が曖昧であった場合のみ、SCP-4374-JP-Bが同時に複数箇所に出現することがあるという研究結果が報告されています。

SCP-4374-JPが発生するようになった原因の調査は他の喫緊の課題が極めて多数存在していたために長らく見送られてきましたが、現在順次開始されつつあります。


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