SCP-4413
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アイテム番号: 4413
レベル3
収容クラス:
neutralized
副次クラス:
none
撹乱クラス:
none
リスククラス:
none

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2029年4月13日のインシデントにおけるXTE J1118+480のブラックホールの電磁放射スペクトラム。11時11分に緑色可視光の放出レベルが急激に上昇しました。

特別収容プロトコル: 2029年4月13日のインシデント以降も観測を続けた結果、SCP-4413は停止したと考えられています。そのため、当アノマリーはKeterからNeutralizedに再分類されました。

プロトコル・ダークリット・ステアウェルは、ウェブコミックの再現が異常でないと判断されるまで維持されます。また、ウェブコミックの題名、キャラクター、関連コンテンツについて直接言及してはなりません。これを怠れば、情報災害収容プロトコルに違反したとして扱われます。

PoI-MP54は、安全上の懸念から財団の管理下に留まることを要請しました。XTE J1118+480星系の監視は無期限に継続されます。

説明: SCP-4413は2010年4月13日から2029年4月13日までに行われたメタフィクション戦争です。架空の事象の追跡は困難であり、2025年1月10日に情報災害弾頭が爆発したため、SCP-4413に関する十分な知識は存在しません。

現在の情報によると、ある人物(PoI-4413)がメタフィクション的下降儀式を行い、(当時)連載中のウェブコミックに自分自身を挿入したことが戦争の発端とされています。このインシデントは財団資産によって迅速に処理されましたが、異常なファンコミュニティは激しい反発を示しました。メンバーは、財団への直接行動、下降儀式を再発する試行、他のコミュニティメンバーに対する働きかけなど、様々な行動を起こしました。

SCP-4413および関連するすべての物語は、2029年4月13日をもって永久的に完結したものと推定されています。

補遺.4413.1: 既知のSCP-4413イベントの年表

日付 概説
2010年4月13日 メタフィクション的下降儀式が行われる。機動部隊エータ-73 ("トレッキーの物語Trekkie's Tale")は、ウェブコミックの作者(PoI-MP54)と協力してPoI-4413を絞り出し、物語の受けたダメージを元に戻す。将来、インシデントが発生した場合に備えて、財団との連絡は維持される。
2010年4月22日 3人のウェブコミックの読者が同様の儀式を行い、モブキャラクターであるかのように振舞って隠密行動を取る。一部のファンダムメンバーは、これをウェブコミックへの侮辱とみなし、独自の儀式を行って人を送り込み、その読者らに重傷を負わせて基底現実に戻す。財団の隠蔽工作が行われたが、異常なコミック・ファンダムの緊張は続いている。
2010年5月3日 2010年4月22日のインシデントに関与した読者が運営しているウェブコミックの長編ファンフィクションに、何者かがキャラクターを埋め込む。全容は不明だが、その後の物語の支配権をめぐる争いが続いた結果、多数のメタフィクション的儀式が行われた。この話は削除されたが、これは対立をそらしているだけでしかない。今後1年間にわたって、多数のファンフィクやファンダム・コミュニティを介して急速に拡散していく。
2012年7月28日 何人かの読者が、主人公を説得して新たに生じつつある紛争に協力させようと、コミックのプロットに下降する。しかし、終末論的なシナリオを含む新しいコミックの更新中にそのキャラクターとして入ってしまったため、すぐに殺されてしまう。このコミックの死後の世界のシステムに従って作成された亡霊としての彼らも同様に永久的に殺される。
2014年8月30日 コミックの様々なハードカバー出版物は、基底現実にキャラクターを抽出する儀式を統合するために、その内容が変更されている。ファンダムの戦闘員は勧誘を試みるが、ほとんどの場合、パニックや自衛策を取られている。1メタフィクション専門家が出版物に潜入し、儀式を無効にした。
2015年7月29日 ウェブコミック内のAdobe Flashゲームが、財団の読者をターゲットにするよう異常な編集を施される。読者がそのゲームをプレイすると、コミックの作風と視覚的に一致する人間の腕がコンピュータのモニターから伸び、親指を下げるジェスチャーをしてから、繰り返し顔面を殴られる。その後、腕が引っ込む。

SCP-4413が基底現実に影響を及ぼし始める可能性があるという懸念から、収容プロトコルが改訂されました。オカルト収容部門によって管理され、形而上学的操作から保護されている、安全な財団サーバーにウェブコミックを移動する計画が考案され、開始されました。完全に架空の機動部隊ベータ‐12("キックスターター動機")は、通常のコミックキャラクターと見分けがつかないようにするために書かれています。 メタフィクション的降臨を行う人物の隠密除去は、プロットを大きく妨げることなく完了できます。

収容の取り組みを支援するために、2015年8月12日にPoI-MP54はコミックのストーリーを完結させるための作業を装って、無期限の執筆休止を発表しました。

日付 概説
2016年04月13日 ウェブコミックの公式エンディングが公開される。様々なファンフィクションサイトでの小戦闘は続いているが、当ウェブコミックへの関心が低下し、元戦闘員の活動停止につながった。SCP-4413はNeutralizedに再分類された。
2019年4月13日 一連の公式エピローグが公表される。SCP-4413はNeutralizedから再分類された。
2020年3月1日 最近のヴェール・プロトコルの失敗やエピローグによって新たな関心が生じたこともあり、ファンワークサイト"Archive of Our Ownみんなのアーカイブ(AO3)"のユーザーらが、"全人類に開かれた"ウェブコミックの続編を制作するために、作家と使われなくなったファンフィクション・キャラクターで構成された自由な民兵組織"ビートダウン・アクロバティックス"を組織する。異常なファン・コミュニティは即座に報復を行う。
2021年7月12日 このウェブコミックに登場する4人のキャラクターは、暴力的な性格と組織犯罪への関与を理由に、MTF β-12に採用され、メタフィクション的にプロットへと降臨してくる人物の無力化を支援している。これにより、降臨インシデントが大幅に減少した。
2022年11月26日 2人の現実改変能力を持つファンフィクション作家らは、ビートダウン・アクロバティックスに所属する作家をメビウス型二重時間ループ内に閉じ込め、彼らがアパートから出ようとすると、同じループが存在するタイムラインにおける自分自身によって絶えず殺される。ループは、地元警察の干渉により、レコードのスクラッチ音を伴う緑色の爆発を起こし、激しく崩壊する。
2023年6月12日 ファンアーティスト、PoI-MP54、そして様々な異常実体らが、メタフィクション戦争からの避難場所として意図されたセブンス・ゲートのウェブサイトに資金を提供する。数ヶ月のうちに200人以上の難民がセブンス・ゲート限定の物語に入り、ウェブサイトには100万ドルの寄付が寄せられ、その多くは平和主義的なウェブコミックのファングループからのものである。 世界オカルト連合の平和維持軍は、こうした取り組みを支援している。
2024年12月15日 AO3戦争で計50人の死が確認される。2世間の激しい批判を受けて、ウェブサイトは閉鎖された。ビートダウン・アクロバティックスは、多数の執筆コミュニティで存続している。
2025年1月5日 ファンダムメンバーにより、現在起きているすべてのメタフィクション紛争の終結を要求する反戦運動が行われた。平和条約の締結を求める呼びかけがなされる。
2025年1月10日 自立的キャラクターの一派3が、汎フィクション的情報災害弾頭を構築し、爆発させる。ウェブコミック全体のテキストとそれに関連する物語は、ミーム媒介に変換され、数字と文字のランダムな入れ替えによってテキストを判読できなくすることによって、読者に無関心の感情を誘発させ、思いとどまらせている。CANONSWAP作戦は、ミーム媒介の世界的な拡散を防ぎ、フィクションの中核を担う作品を保存するために行われている。

ウェブコミックに関連する物語を対象としたとき、SCP-4413に関する財団記録が情報災害弾頭によって同程度の影響を受けていることに留意する必要があります。この影響には、研究論文やアノマリーに関する文書に侵入するミーム媒介が含まれており、収容スタッフに無関心が伝播しています。ウェブコミックへの直接的な言及を削除し、情報災害を引き起こすために必要な条件を妨害することを含む対策が講じられています。このインシデントで失われたSCP-4413に関する情報量は不明です。

CANONSWAP作戦は数ヶ月実施された後、ミーム媒介の大部分を隔離することに成功しました。しかしながら、研究者らは、主要なウェブコミックへの影響を完全に取り除く方法を見つけることはできませんでした。MTF β-12は行方不明とされています。この時点で、PoI-MP54は、自身の継続的な安全を確保するために財団の管理下におかれました。

日付 概説
2025年1月20日 ビートダウン・アクロバティックスの著名なメンバーが、"やり過ぎた。"と述べ、自身のオンラインアカウントをすべて削除する。関連するメンバーらも同様のことを行い、コミュニティは次第に消滅していく。
2027年10月12日 情報災害弾頭事件の元凶である独立したキャラクターらは、ウェブ連載小説Wormのファンフィクション作品に逃げ込み、彼らが自ら進んで財団の収容下に入る物語を作成する。緊張が緩和し始める。
2029年4月02日 "[S] Revive"として知られているAre We Cool Yet?の派生グループが、情報災害効果を伴うことなくウェブコミックを再現する取り組みがほぼ完了したことを発表する。緊張が徐々に高まっていく。
2029年4月10日 いくつかの新たなメタフィクション的小戦闘を受けて、財団は[S] Reviveにアーカイブ活動を中止するよう要請する。[S] Reviveは、情報災害弾頭のミーム媒介を埋め込んだ、漏洩した財団文書を含むパンフレットを公開する。
2029年4月11日 2029年4月13日にその再現版を公開する予定であることが正式に発表される。
2029年4月12日 小戦闘が一時的に停止する。
2029年4月13日 さらなる詳細については補遺.4413.2を参照。

補遺.4413.2: 2029年04月13日

2029年4月13日、[S] Reviveが24時間かけてウェブコミックの完全再現版を公開しました。メタフィクション的降臨儀式が、戦闘員、財団機動部隊のエージェント、世界オカルト連合の工作員によって一斉に実行され、それが公開される度に、ウェブコミックの各章にまたがる大規模なメタフィクション的戦闘をもたらす結果となりました。[S] Reviveのアーキビストらは、キャラクターが関連性のないウェブコミックに流用され、基底現実に抽出された場合に備えて、物語を保存するために入り込みました。これはある特定のキャラクターが有する現実改変能力と相まって、多くの民間施設に損害を与え、その収容の取り組みを行っていた財団のクルーに負担をかけさせました。カオス・インサージェンシー作家ギルドのエージェントが、[S] Reviveを支援し、紛争に参入するために雇用されました。

10時25分、[S] Reviveのサーバーが接続数による深刻な過負荷に見舞われ、クラッシュしました。

11時11分にサーバーが再起動し、原作ウェブコミックにないページがいくつか公開されました。これらには、戦闘員が突然物語から抜け出せなくなり、原作ウェブコミックの登場人物が戦闘に参加していることが含まれています。ページは、すべての戦闘員が巨大な星に放り出され、それがブラックホールによって崩壊されてしまうことで終わります。

その直後、軌道望遠鏡がXTE J1118+480星系のブラックホールからの質量X線バーストを検出しました。それに続いて公開されたページには以下のようなメッセージが掲載されていました。

これはエピローグとしてはどうなんだ?

PoI-MP54は、このイベントに関与していないとは主張していません。

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