アイテム番号: SCP-4442
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-4442はフロリダ州███████の町と共に収容されています。過去の住民は全員クラスB記憶処理を施されて転居し、1963年以降の同町の地理的な記録は全て消去・破棄されています。
インシデント・ディガンマ-874に続いて、町は1976年に財団施設1として転用され、現在は機動部隊の兵舎及び訓練施設として使用されています。SCP-4442やその周辺領域とのあらゆる接触は、サイト職員によって綿密に監視されます。町内には一度に最大150人の職員が常駐可能であり、ティア1-3防衛運転講座の開催場所として機能しています。
説明: SCP-4442はフロリダ州███████にある全方向一時停止指定の十字路です。構造はその時代の標準的なものです2。特徴的な“スマイリー・フェイス”レンズを備えたクラウス・ハインズ社製“D”タイプ四方向信号機が1基、交差点の中央に吊り下げられています。スパン線は高さ6mの電柱2本に、道路を挟んで斜めに取り付けられています。
SCP-4442は、電力供給や同年代の機器が必要とする定期的な整備が既に行われていないにも拘らず、通常の四方向信号機として機能し続けています。SCP-4442の異常性は、有人運転かつ公道仕様の車両が信号機の真下を通過すると活性化します。SCP-4442の効果の持続期間中、この車両の運転手はSCP-4442-Aに指定されます。異常性の発現から30日間、SCP-4442-Aに過失がある全ての交通違反は、SCP-4442-Aにとって重要な車両、以下SCP-4442-Bに、主観的に妥当と認められる落書きが表出する結果となります。SCP-4442-Bは必ずしも異常性を活性化させた車両や、その時点でSCP-4442-Aが所有する車両とは限りません。むしろ、SCP-4442-Bになるのは、SCP-4442を通過した時点でSCP-4442-Aが最も愛着を抱いている車両のようです。
SCP-4442が生成する全てのテキストは、マットブラックの3576ポイントImpactフォントで車両の外装に直接印字されます。実験によって、落書き被害の度合いは交通違反の深刻さに比例することが確認されています。更に、表出する声明は運転手の個人情報を含みます4。詳細は補遺を参照してください。