誤伝達部門より警告
以下の文書は不完全であることを余儀なくされています。そのため、これはSCP-4467の真のファイルではありません。しかしながら、オペレーション・ブラーの訓練を受けていない人間にはこれはそのように振る舞います。真のSCP-4467文書へのアクセスを得るには、L.K.トールキン博士にコンタクトを取ってください。
アイテム番号: SCP-4467
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: サイト-31の収容エンジニアは、SCP-4467の収容に関する問題を考慮し、4/4467クリアランスを持つオペレーション・ブラーに参画している職員に従わなければなりません。最低一日あたり12時間、最小12名のオペレーション・ブラー参画者が全てのSCP-4467に関連するアクティビティ(研究、居場所の再特定、収容など)を実行できる状態になければなりません。もしも最低四日間これが満たされない状態で一週間が過ぎたなら、再び要件が満たされるまで選出された新たな職員がオペレーション・ブラーに参画します。さらなる収容プロトコルが存在しますが、これをオペレーション・ブラーの訓練を受けていない職員に伝えることは不可能です。
SCP-4467の研究員はオペレーション・ブラーに参画することが推奨されます。参画するには、サイト-31のL.K.トールキン博士、もしくは彼のメールアドレスのtenPiCS.cmod.pcs|neiklotkl#tenPiCS.cmod.pcs|neiklotklにコンタクトを取ってください。L.K.トールキン博士にコンタクトを取ることが出来ない場合、4/4467クリアランスを持つ職員の誰かにコンタクトを取ってください。参画許可が降りるか拒否されるまでには最大二週間ほど掛かります。
説明: SCP-4467は言語学的に捉えづらい要素の集合体です。従来の言語では大きさ、重さ、構成などが曖昧となります。色は主に橙色ですが、SCP-4467の他の詳細の大部分は地球上のいかなる言語にも従来見られない概念に通じています。特筆すべきことに、もっともこれらに近い概念を有する言語はバスク語、日本語、ヴェーダ語です(これは誤伝達部門の研究で、地球上の1,000以上の言語を「広義での異常な概念をどれぐらい本質に近く伝えられるか」でランク付けした結果判明しました)。
SCP-4467について容易に伝えることの出来ない詳細は以下を含みます。
- 形
- 剛性
- 酸性度
- (一定以上詳細な)色
- 触感
- 危険性
- 機動性
上記以外の詳細は挙げることすら不可能なことを留意してください。SCP-4467に関する情報伝達が不可能な性質を失わせる試みとして、誤伝達部門はオペレーション・ブラーを創設しました。これは現在進行中です。
補遺 | オペレーション・ブラー
SCP-4467についての伝達を行うのに必要な神経回路を創るためにデザインされた集約的プログラムであるオペレーション・ブラーは、誤伝達部門(DoMc)により運営され、言語学(筆跡学、書体研究、異常言語学含む)を用い、参画者(プログラムを完遂した人間)が異常に曖昧な概念について、読み書き、会話、そしてより深い理解をするのを可能にします。以下の要件を満たす場合、オペレーション・ブラー内でより多くの成功を収めることが出来るでしょう。
- 30歳以下である
- バイ/トライリンガルである
- 孤立言語を話す
- 語源学に詳しくない
- 母国語でない言葉を話す国に日常的に旅行する
以上の条件のうち3つを満たす職員は、その80%がオペレーション・ブラーを通じて様々な異常な概念を理解し、それについての伝達能力を身につけることに成功しています。更にオペレーション・ブラーを履修することでミームに対する抵抗性や異常言語へのより深い理解を得て、参画者間でのより洗練された感情表現の感覚を身につけることが確認されています。
オペレーション・ブラーは誤伝達部門に所属する4/4467以上のクリアランスを持つ職員による8ヶ月の連続した訓練を要します。また、参画者が一切の研究割り当てをされていない場合がもっとも成功しやすいです。しかしながら、これはしばしば達成不可能であるため、誤伝達部門は参画者は言語学的アノマリー、または認識に影響を及ぼすアノマリーに関与しないことを推奨しています。
クリアランス照会中……
> acc SCP-4467
SCP-4467にアクセス中…
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Program 4467Precaution があなたのリクエストに介入し、プロンプトを送信してきています。応答しますか?
> y
Program 4467Precaution: 以下の文を読んでください。
Program 4467Precaution: John renaång to the welķaw (iʧistly) in the morning, which was very vaʔþrypfe.
Program 4467Precaution: 文章をあなたの机のマイクに、正確な発音とアクセントで復唱してください。
> act mic5
マイクを起動しました…
Program 4467Precaution: 確認しました!誤伝達部門はあなたを歓迎します。〓〓がSCP-4467です。
SCP-4467にアクセスしました。
アイテム番号: SCP-4467
オブジェクトクラス: Esoteric
特別収容プロトコル: 全部オペレーション・ブラーの職員及び参画者は、通常の職員との接し方を把握するためにこの文書の一般職員に公開されているバージョンも読まなければなりません。オペレーション・ブラーの参画者または誤伝達部門の職員でない全職員はSCP-4467の研究及び収容目的でオペレーション・ブラーの参画者に接触するようにされています。
SCP-4467は〓〓型抑容セルに、T-Żリムネスト検出器を装備させた状態で収容されます。この収容チャンバーは大きくかつ〓いに非〓的でなければならず、監視カメラは〓に3回 (ɒ) (SCP-4467の危〓性が減少しているか抑制されている状態ならば週に2回)確認されなければなりません。収容違反発生時には、誤伝達部門所属機動部隊(機動部隊Null-Alpha、"古語語彙愛好家")が〓〓し、SCP-4467が再度収容されるまで〓〓〓のため〓ります。
説明: SCP-4467は言語学的に成立しない〓〓な〓〓であり、特に(〓〓と対照的な)〓〓について注目に値します。SCP-4467は準または〓定期的に〓〓を〓〓することが知られており、これにより犠牲者にほぼ即座の〓語彙〓〓を起こすことを可能にしています。このオブジェクトはその〓いな〓きさと大きさのため異常に〓〓ですが、これは二次的なアノマリーを構成するほどのものではありません。SCP-4467の〓や〓に関する〓〓外部への潜在的影響は不明です。
〓〓: SCP-4467は、オペレーション・ブラーの訓練を欠いた観察者に対し〓〓を引き起こすことが知られています。〓〓は(それがあらゆる言語において名がないことを除けば)非異常性の現象であると考えられていますが、これはSCP-4467以上に滅多に発生しないことから、現在殆ど研究が出来ていません。結果として、〓〓が一般に脳科学において良い変化または悪い変化を齎すのか否かについては現在不明です。
〓〓は、人および/あるいは知性体が文字を介さずに思考する間は一時的な状態としておおよそ表現可能であり、そのためオペレーション・ブラーの訓練を受けた全ての職員はこれを達成することは不可能ですが、訓練を受けていないあらゆる知性はSCP-4467について熟考することで容易に達成することが出来ます。〓〓は、最も大きな違いとしてこれを意識が完全に明確なまま経験することが挙げられるものの、主にウェルニッケ野の〓〓と比較されることを留意してください。
現在までに行われた限られた研究で、充分に深い、あるいは長期間の〓〓は以下のようになりうることが判明しています。
- コミュニケーションスキルの激しい劣化
- 失読症の発症
- 時空間把握能力の消失
- 未知のアイデアに対する受容性の向上
- 未知の概念に対する理解力の向上
- 触覚・聴覚由来の学習効率の向上
- 創造性・特定の〓〓性の向上
- 即応力の向上
- ミームおよび認識災害からの精神的ダメージの平均60%の軽減
限られた研究成果から、最も安全な選択は〓〓に関する知識の保持をオペレーション・ブラーの参画者と選抜されたSCP-4467の研究者に限ることであると決定されました。
編集 2024/3/16: より広範な研究の実施とオペレーション・ブラーにおける手順の調整の後、行った人物が自発的に〓〓と非〓〓を切り替えることができるようになる繰り返し可能な訓練法が開発されました。"手動〓〓"可能となった多くの職員は誤伝達部門の大きなプロジェクトのそれぞれに籍を獲得しました。生産性と効率は300%に上昇し、経費は各プロジェクトで50%削減されました。
結果、誤伝達部門は2023年、傑出した部門の発展を評価されロジャー・タイパン賞を受賞しました。この賞を受賞した部門は誤伝達部門で8番目です。
オペレーション・ブラーは成功したものと考えられます。