SCP-4489
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監督評議会命令
以下のファイルはレベル2/4489機密情報です。
無許可のアクセスは禁止されています。
4489
アイテム番号: 4489
レベル2
収容クラス:
safe
副次クラス:
none
撹乱クラス:
vlam
リスククラス:
caution

hobo.png

SCP-4489

特別収容プロトコル: SCP-4489はサイト-81の低セキュリティ物品ロッカー内に収容されています。SCP-4489へのアクセスはサイト-81の研究機関からの許可を得たときのみ承認されます。

説明: SCP-4489は木彫りで作られた風刺画調の小さなホーボー1像です。至近距離でSCP-4489に曝露した人物は多くの場合、何らかの形で軽微な、あるいは存在しない侮辱を周囲の人物に与えたと感じ、次第に罪悪感を表し始めます。通常、SCP-4489への長期の曝露はこのような罪悪感および後悔の感情の増大に繋がり、SCP-4489が移動されるまで被験者は強い悲しみに暮れる等の理由で対話が不可能になります。

対象らは典型的にSCP-4489が取り除かれてから、曝露した時間の長さに応じて普段の振る舞いに戻ります。

補遺4489.1: 実験ログ

実験のため、SCP-4489は標準実験室の中央に配置されたテーブル上に置かれた。その後対象らはSCP-4489にいろいろな状況といろいろな長さの時間で曝露させられた。

制御実験ログ4489.1.0
サイト-81


概要: SCP-4489は実験室のテーブルの中央に置かれている。D-91411は5分間の間実験室に配置された。

結果: D-91441は5分後に部屋から退出させられる。対象はひどくつまらない被験者であることを謝罪する。


実験ログ4489.1.1
サイト-81


概要: SCP-4489は実験室のテーブルの中央に置かれている。D-95641は20分間の間実験室に配置された。

結果: D-95641は20分後に部屋から退出させられる。D-95641は退出に際して号泣し、自身は「あそこでそんなに息するつもりなんて無かったんだけど、どうしようもなかった」と述べる。


実験ログ4489.1.2
サイト-81


概要: SCP-4489は実験室のテーブルの中央に置かれている。D-98446は1時間の間実験室に配置された。

結果: D-98446は物理的に部屋から退出させられなければならなく、その後数時間慰めようがないほど悲しむ。D-98446は十分に落ち着くと「マジでトイレに行きたい」と過度に謝罪した。


実験ログ4489.1.3
サイト-81


概要: SCP-4489は実験室のテーブルの中央に置かれている。D-84544とD-91101は5分間の間実験室に配置された。

実験記録音声転写

D-91101とD-84544が収容室に入室する。数分後、SCP-4489が室内に運搬されテーブル上に置かれた。

D-91101: それでどうしたらいい? 俺らはここに座ればいいのか?

ブラナー博士: ああ。そこにただ座ればいい。

D-84544: 了解。

8秒経過。

D-84544: なあ、相棒。

D-91101: おうどうした?

D-84544: いや、たった今アンタのスペースに入ってんのを謝りたく思っただけなんだ。そんなことするべきじゃあないよな。

注記: このときD-84544とD-91101は3m以上離れている。

D-84544: ああ、そんな、俺に謝る必要はないんだぜ、なあ。俺のスペースに入ったって思わせちまってすまない。お前は俺のスペースにはいない、どっちかと言やぁ、俺がお前のスペースに入ってるんだ。

D-84544: いいや、マジでさ、本当に申し訳ない、アンタが自分のスペースのことを知らなかったこととか、俺がそこに入ってたかどうかとかを仄めかしたかったわけじゃないんだ、本当だ。どうか、俺のことを許してくれないか。

D-91101: (対象の両目から涙が出始める) あぁあぁ、お前にこんなことしてしまったなんて信じられねぇ。俺が仄めかしを誤解したせいで俺に謝罪しなけりゃならないなんて思わせたようなとこにお前を居させたのが信じられねぇ。本当にすまんな友よ、こんな形で傷つけるつもりはなかったんだ。すぐお前のスペースから出ていくよ。

D-91101は収容セルの角へと移動する。D-84544は突如泣き出し地面へと崩れ落ちる。

D-84544: (泣きながら) いや── 俺は── マジで俺が── 俺が悪かったよアンタに── アンタが俺の── 俺── 俺の理由もねぇ場所欲しさをただ── ただ満足させるためだけにそっちに歩いてかなきゃならんなんて思わせ── 思わせちまって── 俺が悪かった── (鼻をすする) どうかゆる── 許してくれ。 (号泣する)

D-91101: いや! 俺がお前にしちまったことが申し訳ないんだ! お前をそんな風にしちまったのは俺の行動のせいだ! 俺が悪いんだよ! すまない!

D-84544: (部屋の対角へと這いながら) な── なんだって? ごめん、アンタの言ったことが聴き取れなかったんだ俺の── 俺の気ぃ散る泣き── 泣き声が被さって。

D-91101: (叫び泣きながら) ああ神さまお願いしますやめてくださいなんで俺は人々にこんなことしちまうんだよ、お前にこんなような正しくねえ発音でさ迷惑かけちまってよマジで申し訳ない。本当に申し訳ない。

D-84544: ごめ── ごめん俺の── 俺の両耳が本当に── マジで── (むせび泣く) ガチでイカレちまってる。

D-91101: マジですまない俺は無能だから俺の耳はお前のこと信じてねえんだ、お前の耳はピンピンしてるし俺はそんな嫌われものでろれつも回らんピエロだっちゅう欠点があるんだ。

D-84544: そ── そりゃ── そら俺の化け物みてぇな顔だアンタに── アンタにそんなことをしたのは、頼むよ── (角へと顔を向ける) 頼むから見逃── 見逃してくれ俺のひっでぇ顔を。す── すま── すまない俺が化け物みてぇで。

D-91101: 頼む、頼む謝罪させてくれお前にこんな乗り越えられんことも場違いな自己不振をも背負わせちまったことを。俺は化け物みてぇな顔の奴なんだ。(角へと顔を向ける) どうか許してくれ、俺の魂はこうやってお前を傷つけてしまったことへの凄まじい後悔を抑えられないんだ。

D-84544: 俺の人生の全てはただ── ただ── ただ嘲笑われる存在になるためだけにあるんだ。(慟哭する)


D-84544とD-91101が実験室の角へと謝罪を叫び続けていた時点から更に2分後、両対象は退出させられSCP-4489はロッカーへと戻された。

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