アイテム番号: SCP-451-KO
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-451-KOはその性質上、観測可能な海面下の空間を常時監視することでその位置を把握することができます。対象の位置は常に変化しますが、もし位置が把握可能な時は、すぐにDクラス職員を利用して、その周辺地域を隔離した後、それまでに準備された実験と研究を進めます。その過程で対象に何かしらの影響を与えることができる方法が確認されたとき、すぐに報告をするとともに、その方法を用いた対象の確保を試みるべきです。もし対象が確保される時は、あらかじめ用意されている対象専用の収容室に収容されます。対象に関連すると推定される物体は発見後すぐに確保するようにしてください。
説明: SCP-451-KOは表面上は所属を知ることができないダイバー装置を着用した存在です。身長は171cm、体重は不明です。また左の腕には簡単な掘削を行うことができる装置が付いています。対象は地球上のすべての海を移動することができるため対象との直接接触はすべて失敗に終わりました。 対象には長い酸素支給ホースが付いており、海上へと続いていますが、これを追って行くと突然ホースが消える現象が発生します。
SCP-451-KOは海底を歩きながら何かを探している行動を見せます。この時、水深による水圧には影響を受けないものと見られ、他の生物は対象を完全に無視することが確認されました。対象は、自分以外の人間を発見した場合、しばらく歩いて離れる、或いはある瞬間突然姿を消す事が確認されています。
SCP-451-KOはたまに特殊な行動をします。それはなにかしらの物体を発見した時です。物体の種類は千差万別であり、対象は物体を見つけた場合、それを持ってすぐに姿を隠します。ですがその後その物体が見つかった所には、その物体と全く同じ物が置かれています。どうして同じ物が存在しているのかは明らかにされておらず、対象が発見した物体をどこに保管するかも明らかにされませんでした。今後このような物体を、SCP-451-KO-1とします。
SCP-451-KOが初めて発見されたのは████海の███m下がった点であり、この時対象は、上記の写真を発見していました。この時、残っていた写真を財団が確保したため、対象の特別収容プロトコルが作成されました。
補遺: SCP-451-KO-1のリスト
補遺: 研究ノート
現在まで発見されているSCP-451-KOの物体は、本来の対象の所有物であったと推定される。何を失ったのかは分からないが、最初に発見されたSCP-451-KO-1で推測すると、対象は自分も失ってしまったのではないだろうか。対象の探査はかなり長く持続しそうなので対象の収容室はもうしばらく空いているだろう。 ㅡ ███博士