SCP-4518
rating: +6+x
アイテム番号: 4518
レベル2
収容クラス:
euclid
副次クラス:
none
撹乱クラス:
vlam
リスククラス:
caution


特別収容プロトコル: SCP-4518個体群は適応保管施設(ASF)-03及び04に収容されています — それぞれ、イリノイ州シカゴのバーだった建造物と、サイト-17の改装された保管エリアです。どちらの施設でも内部監視は行われません。

SCP-4518個体群との接触は禁止されています。ASF-03とASF-04はどちらも密閉された前室が設けられています。これによって、SCP-4518個体群への備品補給と、毎月の生物学的物質の除去(詳細は補遺4518-00を参照)が可能になっており、また同時に財団職員がSCP-4518個体群と接触しない構造になっています。

説明: SCP-4518は外見的に同一な、約30歳の白人男性の異常な集団です。SCP-4518の個体数を数えようと試みると、既に存在する個体の数が増加します。新たに出現する個体は、数えられた個体のうち1体と同じ服装をしています。

SCP-4518個体は、その時点で存在するのが1体のみの場合でも、自分自身を数えることによって個体数を増やすことができます。この効果はライブ映像や音声越しに個体を数えた場合にも発現します。

発見: 2011年4月17日の午後8時、現在は適応保管施設-03に改装されているシカゴの建造物で、1体のSCP-4518個体が“ジャック・ハース”1の名でスタンダップコメディを演じる予定になっていました。

この施設の最大収容人数はスタッフや芸人も含めて80人でした。公演開始時点で、会場内の人数は約65人だったと考えられています。

時刻 出来事
8.00pm 最初のSCP-4518個体がステージに上がり、ライブイベントを開始する。バーテンダーがSCP-4518のために水を準備しに行った結果、最初の複製が発生する。観客が複製現象を目撃したため、急速に複数回の複製が続く。
8.03pm 会場が深刻な過密状態になり始め、会場オーナーが人払いを試みるために警察に連絡する。
8.12pm 最初のパトカーが現場に到着する。SCP-4518個体群がスタンダップコメディの中断を拒絶したため、小規模な乱闘が勃発する。
8.14pm 逮捕の試みがSCP-4518個体群を逆上させ、存在する個体の数が増え続けている。警察が応援を要請する。
8.20pm 会場でボヤが発生する。SCP-4518個体群が何かを詠唱しているのが聞こえる。
8.30pm シカゴ市警に潜入していた財団エージェントが、何が発生したかを警察無線で聞き、状況処理のために機動部隊イオタ-10 (“ポリ公”)の応援を要請する。
8.44pm MTF イオタ-10が状況処理支援のために現場に到着する。この時点で、過密により、複数のSCP-4518個体が道路に移動していた。
8.46pm MTF イオタ-10はSCP-4518個体群をサイト-17へ移送するため、大量の輸送バンを要請する。
8.48pm MTF イオタ-10は会場があるブロックを封鎖して、民間人が事後処理を妨害するのを防ぎ、輸送バンを駐車する場所を確保する。
8.55pm バンが到着し始める。MTF イオタ-10はSCP-4518個体群を30体ずつのグループに分けてバンに乗せ始める。
9.06pm MTF イオタ-10が追加の輸送バンを要請した後、サイト-17監督司令部は収容が必要なSCP-4518の個体数を懸念し始め、現在進行中の状況についてサイト-17管理官のトーマス・グラハム博士に通知する。
9.08pm サイト-17で複数のサイト管理官を交えた緊急会議が開かれ、この状況の収容手段が議論される。
9.08pm SCP-4518個体群を収容し続けるため、MTF イオタ-10が半径3ブロックを封鎖する。
9.15pm SCP-4518個体群を乗せた最初の輸送バンがサイト-17に到着する。事前に準備された一時収容室40部屋では、最初のバンに乗っている全てのSCP-4518個体の収容に不十分であることが明らかになる。
9.30pm 緊急会議は、会場を封鎖し、屋内の如何なる人物も外に出さないという決定を下す。
9.32pm ソーシャルメディアに投稿されたSCP-4518の画像を発見、削除するために、財団ウェブクローラγψ-4934が配備される。
9.42pm 会場の入場口がコンクリートブロックで封鎖される2。不明な数の警察官と来場客がまだ屋内にいる。
9.43pm 二次収容施設への移送が困難であることから、SCP-4518個体の終了処分が許容可能か否かを断定するための倫理委員会会議が開かれる。
10.00pm SCP-4518個体を乗せた可能性がある残りのバンがASF-04へと移動し、内部に密封される。
10.11pm 倫理委員会が収容されていないSCP-4518個体の終了を承認する。
10.15pm 財団エージェントたちが、最初に対応した警察官も含めて、目撃者に記憶処理を施し始める。
11.21pm 最後の未収容SCP-4518個体が終了される。

これらの出来事に続いて、財団の偽情報活動が実行され、“バーで発生した乱闘騒ぎが過激化し、施設への物的損害によってアスベストの使用が判明した”というニュースが流布されました。偽情報活動では、潜在的な不法占拠者に関連する公衆衛生上の懸念によって、会場は恒久的に閉鎖されたことになっています。

補遺4518-00: 倫理委員会の調査結果の概要、2011年5月16日

ASF-03とASF-04内から約9,400kgの生物学的物質を処分する必要が生じた後、両サイトへの現在の供給レベルは、そこに収容されているSCP-4518の個体数に対して不十分であると断定された。そのため、両保管施設への供給量は倍増された。

生物学的物質は焼却しても安全であると見做された。量は大きく減るものの、今後も両サイトからある程度生産され続けると予想される。そのため、当該物質の月1回の焼却を可能とするスケジュールが組まれる予定である。

焼却は最低1500°Cの温度で少なくとも4時間実行し、残った灰はグラインダーを通して、何が焼却されたかを特定できない状態にするべきである。

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