SCP-4547

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SCP-4547の合成写真。

アイテム番号: SCP-4547

オブジェクトクラス: Apollyon

特別収容プロトコル: 星間探査ではSCP-4547を回避します。

説明: SCP-4547は太陽系からおよそ15光年離れた地点に位置する系外惑星であり、2032年8月20日に財団により発見されました。SCP-4547は、FK-クラス ("壊れたる財団") シナリオ1により彼らが絶滅するまでは、異星の人型知性種であるタロニューの母星でした。

SCP-4547自体は非異常ですが、SCPオブジェクト指定に足るだけの極めて多数の異常現象の発生源となっています。これらの現象はSCP-4547-BとSCP-4547-Cの二つの区分に分けられており、以下で詳しく説明されています。

1942年以降、財団資産がタロニューにより送信された無線信号を記録していました。これらの通信を隠蔽するための財団の介入は成功し、SCP-4547の公的知識は最小限に抑えられました。しかしながら、通信は1991年に唐突に終了し、それ以降信号を受信しなくなりました。

財団による星間航行の際に、通信の継続が途切れた理由と生命を有する惑星の可能性を確認するため、SCP-4547を訪問することが決定されました。SCP-4547はこの最中に財団が訪問した最初の系外惑星の一つでした。

タロニュー2は人型の身体構造を有する異星の知性種です。本質的に異常ではありませんが、現在SCP-4547地表上に存在する全タロニューは異常となり、過半数がSCP-4547-B2-ζに変質しています。

ティハウナム3と呼ばれる組織がSCP-4547に存在し、地球の財団と概ね類似の活動理念を有しています。ティハウナムは、危険な異常存在からも含め、タロニューの社会と生命を保護することに基本的に注力していました。しかしながら、ティハウナムは財団と同様の偽装や隠蔽の慣行を有しておらず、結果として異常はSCP-4547文化に深く統合されました。

SCP-4547-BはSCP-4547に所在する異常現象の総称であり、タロニューのほぼ完全な絶滅を齎しました。各SCP-4547-B現象はSCP-4547に異なるK-クラスシナリオを引き起こしました。これらのK-クラスシナリオの大半はFK-クラス (壊れたる財団) シナリオの原因または結果であり、総じて一つの指定にグループ化されています。簡潔化のため、決定的に特定されたK-クラスシナリオとその原因のみが以下にリスト化されています。

指定 K-クラスシナリオ 説明
4547-B1

IK

社会崩壊

相互に確実な破壊を保証する、タロニュー世界の主要な超大国の "デッドハンド" システム。しかし、国家元首の移行時にSCP-4547-B1が誤動作して政府の終焉を検出、核戦争を開始した。

結果として核戦争はおよそ5時間続いた。戦争終結までに、1万発以上の核兵器がSCP-4547で爆発し、ティハウナムの大部分の基地と大部分の主要大都市圏を破壊し、それに加え深刻な放射性降下物を齎した。

SCP-4547-B1の正確な機能機構は不明だが、特定のパラメータを監視するよう設定された悪魔工学ソリッドステートドライブを用いて機能していたと考えられている。これらのパラメータが限定されすぎており、僅かな政府の変化がデッドハンドを動作させた。

4547-B2

RK

競争敗退

SCP-4547-B2はタロニューの生体構造を改良するよう設計された有機ナノマシンの総称だった。しかし、これらの改良を実施する困難さにより、感染者 (SCP-4547-B2-ζと呼称) に部分的な脳死、攻撃性の増加、社会規範の抑制、及び共食い衝動を引き起こした。加えて、SCP-4547-B2-ζは無期限の静止状態に入ることが可能となり、呼吸や食事が必要でなくなった。

ティハウナムはSCP-4547-B2の少量のサンプルを保管していたが、IK-クラスシナリオの最中に解放され、空中に浮遊した。IK-クラスシナリオから数日以内に、SCP-4547上のタロニューの49%がSCP-4547-B2に感染した。結果として、現在SCP-4547上には10~20億体のSCP-4547-B2-ζが残存していると推定されている。

SCP-4547-B2は人間に感染することが可能。

4547-B3

GK

ブロークングリーンハウス

SCP-4547-B3は巨大なガラス製のSCP-4547惑星系儀だった。適切に配列されていない場合、非物質除草フィールドを投影し、局所的な異星植物性物質を破壊する。このフィールドは配列されていない時間に応じて拡大する。SCP-4547-B3はティハウナムにより維持されていたが、ティハウナムが破壊された際にこの維持は停止した。

結果として、SCP-4547上の異星植物はIK-クラスシナリオから3週間以内に急速に絶滅した。ティハウナムの残存者がSCP-4547-B3を再配列する試みは行われたようだが、失敗に終わった。現在SCP-4547-B3は修復不可能と考えられており、移送は禁止されている。

4547-B4

XK-Ω

終末

SCP-4547-B4は身長500メートルの直立した7体の人型実体であり、SCP-██と顕著に類似していた。全SCP-4547-B4はSCP-4547-B1起動以前は休止状態にあり、IK-クラスシナリオ最中の無力化の試みにおいて核ミサイルの標的となった。これらの核兵器はSCP-4547-B4を殺害せず、覚醒させたのみであった。

SCP-4547-B4は自身らを "カイヴェヴェング・トゥン・コーレン"4と自称し、タロニュー社会の残存者を支配した。彼らは自身に仕えるタロニューに対し、SCP-4547上の異常現象の多くに対する異常な耐性を与えた。

全SCP-4547-B4実体は、覚醒後のある時点で互いに抗争に入ったようである。1体を除き全実体がこの争いで死亡した。敗者の内1体はSCP-4547-B2に感染し、現在は能力が低下した状態で活動している。唯一の勝者 (SCP-4547-B4-3) はSCP-4547上に残存している数少ない知的生命体の1体である。

4547-B5

AK

狂気

数字のを中心とする、極めて悪性の高いミーム崇拝。SCP-4547-B5の正確な起源は不明だが、世界終焉以前にティハウナムが同様の組織を複数観測していた。これらの組織が別のK-クラスシナリオの後に大幅に変異し、SCP-4547-B5となったと考えられる。

SCP-4547-B4-5はSCP-4547-B5に感染し、SCP-4547の原理に従うよう自身の崇拝を変更した。

更なる調査は、[致死的情報災害のため削除済]を示している。

4547-B6

WK

気象学的

SCP-4547-B6はSCP-4547の大気条件に有害な最上級多能性実体だった。具体的にどのようにしてかは不明だが、SCP-4547-B6はSCP-4547-B1の起動中に無力化された。

この直後、SCP-4547の気象条件は大幅に変化し、暴力的かつ苛烈な気象学的事象が高頻度で観測された。これには異常に巨大な嵐、火山噴火、地震、自然発生したハリケーンが含まれる。これらの現象はSCP-4547-B6の無力化以降現在まで軽減していない。

SCP-4547社会人口の約70%が、SCP-4547-B1によって開始されたIK-クラスシナリオの最中に即座に死亡し、残りの内20%がSCP-4547-B6が引き起こしたWK-クラスシナリオの結果として間もなく死亡しました。犠牲者の大多数はSCP-4547-B2-ζとして蘇生させられました。

FK-クラスシナリオから1年後、SCP-4547の残りの民衆はSCP-4547-B4実体に奉仕し、SCP-4547-B3が引き起こした飢餓の結果として共食いを行っていました。

FK-クラスシナリオから約5年後、SCP-4547地表上の最後のタロニューが死亡しました。この時点で、SCP-4547上のほぼ全生物が死亡していました。残存生物は主に極めて異常なものが占めていました。

SCP-4547-Cは、SCP-4547-Bに含まれないSCP-4547上の全ての異常現象です。これらの現象の大半はSCP-4547-Bの総合的な影響の後に無力化または破壊されますが、限られた数が回収されています。大半はSCP-4547上に留まり、いかなる形でも収容を必要としないと予想されています。

その中で最も特筆すべきはSCP-4547-C1であり、知性と超能力を有していた、現在は絶滅した異星植物です。タロニューが消費すると、SCP-4547-C1は消費者の超能力を強化しました。SCP-4547-C1は、別の知的生命体としてSCP-4547で広く認知され、社会に高度に統合されていました。しかし、SCP-4547-C1はSCP-4547-B3の影響により完全に滅亡しました。


補遺4547-1: SCP-4547探査ミッション転写


補遺4547-2: 探査ミッション4547.4成果討議


補遺4547-3: 採決の影響E/O-71-T


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