SCP-4553
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アイテム番号: 4553
レベル2
収容クラス:
keter
副次クラス:
none
撹乱クラス:
ekhi
リスククラス:
notice


特別収容プロトコル: SCP-4553の異常な物理的特性は一次収容の可能性を完全に阻んでいるため、実現可能な物理的収容の手段が考案されるまでは、二次収容手順が妥当なものと見做されます。

財団の政治統制局は、SCP-4553がアメリカ合衆国下院に当選するのを阻止する目的で立案された受動的・能動的対策の実施を継続します。これらの作戦にはSCP-4553の競争相手への選挙運動資金の寄付、メディア検閲、妨害工作、SCP-4553の評判の毀損または破壊を意図した完全なメディア捏造が含まれています。展開されている戦略の完全版リストは文書“非常事態4553-NIGHTCRAWLER”を参照してください。

説明: SCP-4553は知性ある擬人的な蠕虫の集塊であり、アメリカ合衆国国会議員の地位を求めて精力的に活動しています。

SCP-4553は“ボブ・シェパード”という42歳の男性を自認し、ネブラスカ州の小さな町バレンタインの出身だと主張しています。発声器官を持たないにも拘らず発話可能であり、初期の予測でその知性は平均的な人間より若干高いと判断されています。SCP-4533は過去複数回、アメリカ合衆国民およびネブラスカ州住民としての法的地位を証明できる身分証明書を自ら進んで提供しています。これらには

  • 出生証明書1
  • 納税記録 (違反無し)
  • 運転免許証
  • パスポート
  • ネブラスカ大学カーニー校から授与された政治学の修士号2

などが含まれます。いずれも、提供者が完全に蠕虫で構成された非ヒト実体である点を除いて、目に見える矛盾はありません。

SCP-4553は無所属候補として国会議員を目指す選挙運動を行っており、本稿執筆時点の世論調査で89.0%の人気を獲得しています。ネブラスカ州第3選挙区の投票層からこれほど圧倒的な支持を得ているのは注目すべき事です — ネブラスカ州第3選挙区はアメリカで最も共和党支持が根付いている地区の1つであり、最後に共和党でない候補者が当選したのは1961年です。これを踏まえて、SCP-4553は有権者層の精神に働きかけるミーム的な強制効果を生成できる可能性が疑われていますが、まだ決定的には証明されていません。

この仮説上のミームフィールドはSCP-4553の外見までは拡張していないようです。SCP-4553は(人前や公務中においては)外見上、大雑把に人間男性の形状をした重量86kgの蠕虫の塊であり、通常はスリーピース・スーツと緑色のネクタイを着用しています。SCP-4553が選挙運動の対象としている有権者、同僚、競争相手、友人たちは全員“ボブ・シェパード”を蠕虫の塊として知覚しますが、それをネガティブな要素や特に重要な特徴とは見做しません。SCP-4553の支持者と批判者はどちらもSCP-4553を人間として扱い、同時に各種の蠕虫的性質を観察・理解します — 通常このような矛盾によって生じるであろう認知不協和は全く見られません。財団は多数のネブラスカ州民にインタビューを行い、SCP-4553が人間の精神に及ぼす影響を研究しようと試みました。以下はその一例です。

日付: 2018年7月22日
映像元: ネブラスカ州ノースプラットを拠点に、独立した政治調査委員会を装って運営されている財団フロント企業で行われたインタビューの転写。
質問者: 財団調査エージェント アンソニー・ローリンズ
回答者: ランドール・フィッシャー、47歳。自動車整備士であり、SCP-4533が行っている政治運動の声援者。



エージェント ローリンズ: インタビューに応じていただき有難うございます、フィッシャーさん。

(フィッシャーはローリンズの机の向かいに着席する。2人は軽く握手する。)

フィッシャー: 何、いいって事よ、喜んで応じるとも。調査の一環を担ったりできるのは好きな方でね。手紙によると、政治アンケートみたいなもんだって?

エージェント ローリンズ: ええ、その通りです。20分もかからないでしょうが、この地域の選挙がどう進んでいるかを我々がより良く理解する助けになります。迅速かつ面倒無し。それに、ちょっとしたおまけとして、コーヒーとドーナツは無料です。

フィッシャー: (含み笑い) ヘッ、そうなると外の待合室は死屍累々だろうな。ドーナツを盛った皿の前にこのランディ親父を座らせたが最後、先に待ち受けてるのは大惨事だけだぜ。

(ローリンズは笑い、机の引き出しからクリップボードとペンを取り出す。)

エージェント ローリンズ: オーケイ。最初は、あなたの政治歴に関して幾つか基本的な事をお訊ねします。いいですか?

フィッシャー: おうよ、始めてくれ。

エージェント ローリンズ: まず、あなたは何処かの政党に登録していますか?

フィッシャー: ああ、共和党員だ。

エージェント ローリンズ: 共和党以外の候補者に投票したことはありますか?

フィッシャー: いいや。奴らが来ると血が煮えたぎる思いだ。

エージェント ローリンズ: これまでの人生で、何人の公職候補者に投票してきたと思います? 国会議員、州知事、地元の役所、全てひっくるめてです。大雑把な見積もりで構いません。

フィッシャー: えー… ちょっと待てよ。18の時から大統領、知事、上院議員、下院議員の選挙は全部投票してきた。地元レベルで動くほど活発じゃないが、それでも今日この頃のガキどもの殆どよりかは良い実績があると思うね。だからまぁ、そういう選挙が過去… 30年くらいか、どれだけ多くても。数百人ってとこだ。

エージェント ローリンズ: そりゃまた凄いですね、フィッシャーさん。だとすると、あなたの地区で近々行われる議員選挙にも参加なさる?

フィッシャー: そりゃそうとも! 今さら息抜きには遅すぎらぁ、ハハ。

エージェント ローリンズ: あなたは確か第3選挙区の方でしたね?

フィッシャー: ああ。

エージェント ローリンズ: どの候補者を支持するか既に決まっていますか?

フィッシャー: いや、実はそうなんだよ、もう決めちまった。俺は100%確実にボブ・シェパードに入れる。あいつこそ俺たちが求めてる男だ。

エージェント ローリンズ: 私の間違いなら訂正してほしいのですが、シェパードは無所属の候補者としてリスト入りしていますよね? 共和党ではなく?

フィッシャー: まぁそれはな、完全無欠な人間なんて何処にもいねぇよ、ハハ。そうだ、あいつは共和党員じゃない。でも正直な話、同じ陣営じゃなくても、正真正銘の共和党候補者に一番近い奴だと思うぜ。ウチの地区が最後に出した議員は全くの恥さらしで、言っちゃ悪いが、俺は一連の騒動の後にこの界隈のGOP3を少し信用できなくなった。例のセックス・スキャンダルだよ。虫酸が走るね。あんな変態に投票したなんて信じられない。でもって今回その野郎の代わりに出馬した男も似たり寄ったり、オマハから来た筋と皮だけみてぇな弁護士だ。でもボブは違う。確かにあいつはGOPじゃない、それでもやっぱりウチの州に必要な男だよ。ラベルが何だってんだ。

エージェント ローリンズ: 成程。では、私に彼を宣伝してみてください。あなたはボブ・シェパードの何にそこまで惹かれるのですか?

フィッシャー: さて、何から始めようか? 何時間でも語れそうだが、 短めに済まそう。第一に、ボブは頭が切れる。ちょっと紫色でブヨブヨしてるが、冴えた頭に変わりはない。あいつが提言してる来季の税制案をざっと見たけど、ちゃんと道理に適ってるんだ。懐具合が少々寂しくはなるだろう、でもあいつの言う通り、ここいらには修理すべき物が幾つもある。道路の凹みとか、崩れかけの橋とか。衛生局は率直に言ってクソまみれだ。安全じゃない。ボブは議論の余地が無い“今すぐ直して心配無用”の政策を掲げてる。とうとうインフラを重要視する奴が出て来たんだよ。丘の上でふんぞり返ってる頭でっかち共は、いつでも橋の点検だの配管の取り換えだのって話してはいるが、実際に動く奴は一人もいない。奴らはただ当選したいか、再選されたいだけだ。ボブには現実的な計画がある、俺が請け合う。

第二に、あいつを知ったら好きにならずにいられない。ボブは良心的だ。経歴に染み一つ無い、まともな奴さ。何年も前から公共事務所で働いてて、基礎サービスの改革を推進してた。幾つか大きな成功を収めて、近所のあれこれをかなり安全にしてる。インフラ、税金、不法行為法改革、公害、刑事司法なんかに対するスタンスを振り返ると、一度たりとも掌を返してない。一貫性がある男なのさ。もっと重要なことに、あいつは嘘を吐いていたとバレたことが一回も無い、一回もだぞ。情けない話だが、俺も何度か、マシな選択肢がなくて嘘つきと分かってる奴に投票した経験がある。だが今の俺は本気で、絶対の自信を以て、今回こそ信用できる政治家に投票できると言い切れる。まさかこんな日が来るなんて思わなかった! やっぱりボブだよ。正直。思いやり。そして分別。あいつには候補者に求める全てがある。

(ローリンズは少しの間メモを取りながら沈黙している。)

エージェント ローリンズ: 成程、フィッシャーさん、あなたにそう熱弁されると、反論するのはなかなか難しいですね。では、あなたはボブ・シェパードが — かなり明白ではありますが — スーツを着た人型のミミズの塊だと気付いていますね? 彼はその、ミミズです。全身がミミズで構成されているんですよ。

(フィッシャーは鼻を鳴らし、腕を組む。)

フィッシャー: ああ、そうとも、だが… あのな、おい、さっきも完全無欠な奴はいないって話をしたよな? 俺だってブサイクもいいとこだが、俺が仕事のできない奴だって意味にはならんだろ。それがあいつの政策とどう関係するのか分からないね。ボブは、その… 俺が言える限りじゃ口らしい口を持ってないが、それでも理屈の通る話をしてる。

エージェント ローリンズ: ボブ・シェパードが人間ではないことが全く気にならないのですか?

(フィッシャーは顔を顰め、座ったまま前のめりになってローリンズを指差す。)

フィッシャー: いいか、よく聞け。俺はこの手の仄めかしにはもううんざりだ。俺が共和党員であの貧弱な都会っ子のオバマに投票しなかったという、ただそれだけである種のレイシストとは決めつけてほしくない。俺はもっと度量の広い男だ。人の身体じゃなくて、考えと行動に関心がある。ボブ・シェパードが俺たちとちょっと違ってるのは知ってるさ、だがあの男を非人間呼ばわりだと? そいつは差別どころじゃない、間違ってるぜ。ボブ・シェパードは正真正銘のネブラスカ州民で、俺に言わせれば偉大なアメリカ人だ。それは黒人でも白人でも、身体がミミズや画鋲やクソッたれのチョコレートプリンで出来ていても変わらん! お前がそこに座ったまま、俺にボブは人間じゃないなんて言わせようとするのを我慢するつもりは無いぞ。もっと言葉をわきまえたらどうだ!

(エージェント ローリンズは唾を呑み、頷き、メモを取る。)

エージェント ローリンズ: はい。今のはその、見当違いな話でした。申し訳ありません。

(フィッシャーは背もたれに身体を預け、再び腕を組む。)

フィッシャー: 全くだよ! さぁ、早く残りの質問を読んでくれ。そうすりゃこのデブ野郎は、お前が切り回してるこの生半可なシンクタンクからとっとと出て行くから。それと、俺が帰る時にそこのドーナツが1個でも残ってるとは期待するな。

SCP-4553の物理的な収容は、その副次異常性のために実行不可能と証明されています。本来の環境から除去されて財団に拘留されると、SCP-4553は異常性を喪失し、統制されていない生きた蠕虫の小山へと分離します4。その後、SCP-4553はネブラスカ州第3選挙区の境界内の何処かに再出現します。強力な対人兵器を用いた暗殺試行などによる重大な肉体的損傷も同様の結果をもたらし、SCP-4553は崩壊して別な場所で再構成されます。SCP-4553はこれらの身体崩壊事象の記憶を全く示しておらず、事象が発生する過程はまだ直接観察されていません。

SCP-4553が採用している“ボブ・シェパード”のペルソナは、法的にも社会的にも一貫しています。異常な身体構成を除いて、SCP-4553は常軌を逸した/危険な行動を示しません。“ボブ・シェパード”の生活史は1978年の“誕生”から現在まで明確に記録されており、SCP-4553が明らかに蠕虫的性質を帯びているにも拘らず、他の模範的なアメリカ合衆国民の生活と区別できません。選挙運動のマニフェスト(インフラストラクチャーの開発、憲法における個人の自由の維持、制度的な汚職防止イニシアチブ、環境保護を強調している)は首尾一貫しており、アメリカ社会や合意的正常性全般への脅威を呈していないように見受けられます。

補遺4553-01: 選挙演説からの抜粋、2020年8月3日

(SCP-4553はステージ上にある演壇の前に立ち、マイクの位置を調整し、約1,000人の群衆に向かって手を上げる。観衆は歓声を上げた後、静かになる。)

SCP-4553: おはよう、皆さん。

(SCP-4553は空を見上げ、片手を挙げて顔から(目を有していないにも拘らず)太陽の光を遮り、再び群衆に注意を向ける。)

SCP-4553: いやぁ。今日は非常に良い天気じゃないですか? きっと皆さん、私があれこれ喚き散らすのを聞いて時間を無駄にしたくはないでしょうから、今回は簡潔に済ませますよ。

(SCP-4553は少しの間、無言で演壇に視線を落とした後、持ち込んだ書類の束を何気ない仕草で投げ捨てる。群衆が笑う。)

SCP-4553: 選挙事務長からはちゃんとした原稿を読むほうが良いと言われるんですが、私は今からここでたっぷり3時間も粘りたくありませんし、皆さんもそうだと思います。なので今回は私の独演会です。すまない、ビル。代わりに次は君のスピーチを2つ読むということでどうかな?

(シェパードはステージの端に立っている選挙事務長のウィリアム・オコナーに手を振る。オコナーは笑顔で手を振り返しつつ、頭を振っている。群衆は笑い、軽く拍手する。)

SCP-4553: さて。同胞たるアメリカ人の皆さん。出だしは大抵こうですよね? 同胞たるアメリカ人。率直に言って、少しまだるっこしい表現です。私は皆さんのほぼ全員と一緒に育ちました。ほら、そこにいるのはトム・ハマースタインです。11年生の時に受けた科学の授業を覚えてるかい、トム?

(シェパードは口元に相当する位置に手を添えながら、左右に視線を移し、マイクの上に屈みこむ。)

SCP-4553: 実はね、何度か君の答案をカンニングしたことがあったかもしれない。君が書く化学式のバランスはいつだって私より上等だった。でも今は秘密にしておいてくれ — もしバレたら選挙運動が台無しだから。

(笑い。)

SCP-4553: それはともかく。要するに、私は皆さんに… 有権者として呼びかける必要性を感じていません。事実、あなたたちはそうではない。私にとってはね。大学を出た私は公共事務所に就職しました、何故なら皆さん全員を家族として見ているからです。そして私は15年間そこで働き続けました、何故なら… ええ。15年間笑顔で仕事を続けられる全ての人々と同じ理由です — 私は皆さんを気に掛けています。私は人生を通して皆さんのうち大勢と知り合いました、そして絶対にその事実を忘れはしないでしょう。この絆が、愛が、何年も経った今頃になって私をこの壇上まで連れ出したのです。

(沈黙。)

SCP-4553: 何故わざわざ多額のお金を使ってまで出馬し、当選しようと気張っているのかとよく訊かれます。政治家以上に地獄で苦しめられる奴はいないんだぞ、なんてね、ハハ。いや、理由はですね… 皆さんのためです。皆さんは今まで、自分にはもっと何かができるんじゃないかと感じた経験はありますか? 体と魂を最大限に活用していないように? 私はかつて度々そう感じていました。不幸せだったのではありません。有り得ませんよ、妻が一緒ですから。やぁ、ハニー!

SCP-4553は妻のサンドラ・シェパード(39)に手を振る。サンドラは異常性の無い子供2人を連れて群衆の正面に座っている。彼女は群衆とともに笑い、手を振り返す。

SCP-4553: 彼女は私の人生を照らす灯火です、皆さん。時には牛追い棒でもあります。あらゆる逞しい男の後ろにはもっと逞しい女がいると俗に言いますが、全く以て至言です。そう言わないとぶっ飛ばしてやるからね、と妻に釘を刺されました。

(笑い。)

SCP-4553: ともかく。自分が満たされていないように感じました。私には今まで以上の事ができるはずだ。数多くの人が時々そう感じると思います。なので… 私は“よっしゃ、何かやってみよう”と決めたのです。そして隠し立てせずに言います、皆さん、やるべき事は山盛りです。私がこの問題について沢山語るのを既に聞いた方々もいるでしょうから、今回は新しく来た人々に向けて要点だけ話しましょう。

宜しい。私の気掛かりその1は — インフラストラクチャーです。そうでしょう、そうでしょう、“インフラストラクチャー”なんて言葉、聞いてるだけで欠伸が出そうですが、ひとつご清聴ください。皆さん、私たちの国は継ぎ目からバラバラになりかけています。文字通りの意味です。橋は重量の8割方を錆が占め、建物に生えたカビはブルーチーズ以上、道路の穴ときたら、えー… また別な種類のチーズ以上です。アイゼンハワーがこれらを建造して以来、こうした問題の大半は注目されませんでした。アイクは偉大な大統領であり、偉大なアメリカ人でしたが、彼はもう50年以上前に亡くなったのです。そして改修は全ての面で遅れっぱなしです。米国土木学会が2013年に我が国のインフラの質をアンケート調査して、その働きぶりをレターグレードで評価したのはご存知ですか? 肝心の成績はどうだったと思います? D+です。 D+! 皆さん、私は確かに粗野な田舎ミミズの寄せ集めかもしれませんが、そんな私でさえこれが悲しむべき評価だと分かります。ただ恥ずかしいだけでなく、公共の安全を脅かしています。私たちは幾らかの資金を確保し、賢い男女を派遣して配管や電線を修理してもらう必要があります — 私たちが全員、電気の流れているウンコに首まで沈んでしまう前に。

汚い話と言えば、問題その2 — 環境です。いいですか、別に私は、皆さんがニンジンをむしゃむしゃ食べながら母なるガイアのために涙するのを望むエコマニアの類ではありません、しかし目を覚ましましょう。私たちが空気や水の中に排出している物質の幾つかは、全く受け入れがたい代物です。胡散臭い化学物質を裏庭に撒き散らすような大企業に対して、私たちは断固たる対応を取っていません私個人はこういう暑い日に喉を潤す時、四角いテフロンを入れたコップ一杯の冷たい六価クロムを飲みたくはありません。私は水を飲みたい。まぁ、実際にはビールの方が好みですが、水もギリギリで2位です。天国にいる私の父は物事をあまり複雑に考えないタイプで、こんな風に言っていました。“寝床にクソを垂れるな”。父の粗野な物言いをご勘弁ください、ハハ。皆さんの意見までは分かりませんが、私は的を射た言葉だと思っています。責任を持って廃棄物を管理する手段を、より多く見つけ出さなければいけません。私は清らかなアメリカを求め、大企業が環境問題に対して誠実であり続けるように取り組みます。

そして問題その3 — 昔ながらの不品行です。政府の中でも、アメリカの表通りでもそういう事が起きています。過去数十年の間に何が起こったか知りませんが、いやはや、人々はもうお互いに尊厳や敬意を払って接するのを望んでいないようじゃありませんか。キャピトル・ヒルの政治家は、弱きを踏みにじって強くなる者たちから金を受け取っています。団結心の欠片も抱かずにそこら中を歩き回り、身体の色や形を理由にして他人を見下す者たちがいます。これは派閥主義であり、排他主義であり、実に非アメリカ的です。

私は、外見や中身に関係なく、あらゆる者が歓迎されるアメリカを信じています。何のごまかしも無く、弱者を悪から守るアメリカを信じています。あの自由の女神像に刻まれた詩にも、“疲れ果て、貧しさにあえぎ、自由の息吹を求める群衆を私に与えたまえ”とあります。“特定の身体つきや思想の者だけを私に与えたまえ”とは言っていません。その銘板に彫られた詩は“新しき巨像”と呼ばれています、そしてそれこそ私がアメリカに求める姿なのです。巨像。いじめや暴力や憎悪ではなく、自由の、そして平和の巨像です。アメリカ国民には、松明を高く掲げ、私たち全員が共に働くと何ができるかを他の人々に知らしめてほしいのです。アメリカには、人類が何になれるかの模範であってほしいのです。時としてとても、とても暗くなる世界で眩く輝く光に。

きっとあなたたちの一部はこれを理想論と呼ぶでしょう。感傷だと。非現実的だと。しかしですね、私はこれを敬意と呼ぶのです。団結と呼ぶのです。そして真のアメリカ人と呼ぶのです。

(万雷の拍手を伴うスタンディングオベーション。)

今日まで、SCP-4553の選挙運動を妨害、曖昧化、信用棄損する財団の取り組みは全て成功していません。共和党が圧倒的に優勢を誇る選挙区の無所属候補であり、非人間的な蠕虫の塊にも拘らず、“ボブ・シェパード”は現在の世論調査で89%の支持を集めています。当初、財団フロント組織は明確に観察可能な異常特性に基づいてSCP-4553の信用を傷つけようと試みたものの、一方的な失敗に直面し、ネブラスカ州有権者の大多数から“偏見に満ちている” “レイシスト”と非難されました。SCP-4553が(現状から見て、不可避的に)アメリカ合衆国下院議員に当選した場合の最良条件に沿ったフォローアップ作戦に関しては、文書“非常事態4553-NIGHTCRAWLER”を参照してください。

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