SCP-4607
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2/4607 LEVEL 2/4607
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Item #: SCP-4607
Safe

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様々なSCP-4607個体がいるSCP-4607-A。

特別収容プロトコル: SCP-4607-Aの監視のために、2機の深海監視ドローンが配備されます。深海監視中にSCP-4607実例から録音された発声は分析のために提出されます。

説明: SCP-4607は成体のコククジラの死体(SCP-4607-Aとします)に存在する、異常性を持つ深海生物から成る局所的で複雑な生態系で、ヌタウナギ、オンデンザメ、深海性ナマコ、スクアット・ロブスター、そしてホネクイハナムシによって構成されています。SCP-4607-Aは8年後に硫黄細菌期1に到達すると計算されています。

SCP-4607の生物は超低周波の声を発して互いにコミュニケーションをとっていることが観察されています。この音声はあらゆる通常の録音可能な機器によって検知できますが、これまでに、捕獲された実例は試験時に反応を見せていないため、意思疎通の試みは全て成功していません。

SCP-4607-Aは1987年にサイト-133所属の海洋学者、音響生態学者であるイモージェン・カズボー率いる海洋生物学者チームにより発見されました。SCP-4607-Aの存在は北太平洋のカスカディア海盆の水深1,240m地点で、スキャンソナー技術を用いて確認されました。1987年2月9日の深海ロボット探査中に、偶発的にSCP-4607の生物による会話が初めて記録されました。

補遺: 追加映像記録

追記: ████年1月25日にSCP-4607-Aが硫黄細菌期に達した後、サイト-113の研究員が研究用に20匹のSCP-4607実例を捕らえ回収しました。予想されていた通り、SCP-4607実体の中に、以前記録されていたような異常な音声的性質を見せたものはありませんでした。████年3月28日に、捕獲した全てのSCP-4607実例が改造を施した水中録音機を付けられてカスカディア海盆に存在する別の鯨骨生物群集にて放流されました。SCP-4607の研究は継続中です。

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