SCP-4610-JP (回収時撮影)
アイテム番号: SCP-4610-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-4610-JPはサイト-81KK 生物学的異常収容区域の小動物用死体安置セル内に収容されます。SCP-4610-JPはサイト-81KK内部管理セクションにより管理され、必要に応じて持ち出しや実験が許可されます。
説明: SCP-4610-JPは死亡したCDです。材質や外見に異常はありません。
CDは本来死亡せず、常に生存状態を維持します1が、SCP-4610-JPに指定される個体は生命活動を停止しています。停止した生命活動が再始動する兆候は今のところ確認されておらず、実質的な死亡状態にあります。
SCP-4610-JPの死因は判然としておらず、それに関する複数の仮説が立てられています。以下はその一例です。
仮説1
内容: CDは実際のところ不死ではなく、単に長命なだけであった。SCP-4610-JPは寿命を全うし、自然死した。
備考: CDが不死であることは明白である。自然死は考えられないものとされている。
仮説2
内容: SCP-4610-JPはBlu-rayやDVDなどの他の光学ディスクと敵対関係にあり、それらからの襲撃を受けて死亡した。
備考: SCP-4610-JPの発見現場に他の光学ディスクの痕跡は残されておらず、SCP-4610-JPにも何かに抵抗したような痕は存在していなかった。また、これに関連して「所有者から加虐行為を受けており、その過程において死亡した」という仮説が立てられているが、それを裏付ける証拠はない。
仮説3
内容: SCP-4610-JPは未知の疾病に罹患しており、それによって命を落とした。
備考: SCP-4610-JPの記録面には油性インクによる筆記の痕跡、鋭利な物体による傷、人の手垢や指紋が残されていた。しかしながら、それらが疾病を引き起こした可能性は極めて低く、直接的な死因にはなり得ないと推測される。一方で油性インクに由来するアナフィラキシーショックが発生していたことが確認されており、これが生命に関する悪影響をもたらしたという見方も存在している。
仮説4
内容: SCP-4610-JPは死亡しておらず、一時的に生命活動を停止している(すなわち休眠状態にある)だけである。
備考: 最も有力な仮説。CDは死亡しないという性質や、発見現場の状況にも反しておらず、休眠状態にある可能性は高いものとされる。
SCP-4610-JPは実質的な死亡状態にあるため、メディアプレーヤーなどの再生機器/ソフトによる再生ができません。光学ディスクとしての価値は現時点では存在していないと判断されています。
発見: SCP-4610-JPは2017/06/02、大阪府大阪市のアパートの一室から回収されました。アパートにはディスクマニアとして知られる男性が住んでおり、室内にはCDを初めとする光学ディスクが大量に存在していました。
住人の男性は近隣住民や地元警察に対して、しきりに「所持していたCDが死亡した」旨の発言を行っていましたが、CDは死亡しないということは既知の事実であるため、虚偽の申告もしくは単なるジョークと見做されていました。
これらの情報を感知したサイト-81KK未詳怪異調査セクションのメンバーにより、SCP-4610-JPは収容されました。ディスクマニアの男性には事実誤認である旨の欺瞞情報を与え、代替となるCDを支給しています。



