クレジット
タイトル: SCP-4647 - 7マイル先を横切るバギー
著者: Weryllium
オリジナル: https://scp-wiki.wikidot.com/scp-4647
訳者: yanapppppu
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SCP-4647
アイテム番号: SCP-4647
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: アメリカ国道6号線の一部へのアクセスは、迂回路を使用することにより制限されています。財団の潜入エージェントは、SCP-4647の異常性を経験したドライバーに対し記憶処理を行ってください。
SCP-4647-1実体が出現した場合追跡し、耐衝撃性コンテナに収容後、可能な限り速やかにSCP-4647から除去してください。
説明: SCP-4647はネバダ州ホワイトパイン郡にあるアメリカ国道6号線の11.9kmの区域です。
夜間に車両がSCP-4647に進入した場合低い確率で以下の異常性が発揮されます。
- ドライバーのノルエピネフリン1濃度は150%まで増加します。
- 車種に関係なく、車両は最高時速350kmでの走行が可能になります。
- 運転手は、不定な外観の巨大なバギーに追跡されていることを主張します。バギーは車のバックミラーを通してしか確認できず、運転者が頭を向けたりカメラを使ったりしても視認することはできません。
- 最初のバギーの目撃後、車の速度が上がっているにもかかわらず、ドライバーはバギーに追いつかれていることを報告します。
- バギーが車に到達すると、車のミラーのうちの1つが粉々になり、SCP-4647-1と指定された小型(5〜20cm)のトラックがミラーの表面から時速400キロを超える速度で出現します。バックミラーから出てくる実体は多くの場合後部窓を突き破って車から出ます。実験により、SCP-4647-1実体のサイズは最初の車両のサイズに反比例することが判明しています。
SCP-4647-1実体は無人ですが十分な自己移動能力を持っており、鏡を出ると周囲の原野へと駆け込もうとします。
1999年1月22日、新たに形成されたSCP-4647-1実体の経路の道路上に大型の直立ミラーを配置する実験が行われました。 鏡と接触すると、実体はSCP-4647の効果そのものにさらされるようになり、2つ目のより大きなSCP-4647-1実体が鏡の中から出現しました。このプロセスは急速に繰り返され、大きさ1cmから8.8mの89台のSCP-4647-1実体が出現するまで、交互に大きくなったり小さくなったりしました。すべての実体は同一でサイズを差し引かれており、すぐに互いに衝突してほとんどの実体は破壊されたり粉砕されていました。他のバギーの一部と衝突する前に、いくつかの実体は部分的にしかミラーから出ていませんでした。全ての実体が動きを止め、無傷の鏡が無くなった時、異常性は終了しました。