SCP-4652
rating: +6+x

アイテム番号: SCP-4652

オブジェクトクラス: Safe

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サイト-57の北監視塔の屋根を貫く、SCP-4652-1の影響を受けた噯気による失火。

特別収容プロトコル: SCP-4652はサイト-57の標準収容ロッカーに収容されます。SCP-4652を使用した実験は、2名のレベル4職員の明確な承認を得てのみ行われます。SCP-4652を飲む職員は顔を安全な角度へ向け、腕を顔の前へ出せないように拘束されます。 SCP-4652の実験に関わる全ての職員は保護メガネを着用します。SCP-4652の飲用者以外の職員は耐熱性保護材の後ろの実験用シェルターの側に待機します。

SCP-4652は機動部隊を出動させる可能性のある実験が認められています。SCP-4652を飲用する職員はアルコール耐性が高く、自ら噯気1を起こせる必要があります。

説明: SCP-4652は小さな不透明のフラスコで、中にSCP-4652-1と指定された液体物質が入っています。SCP-4652-1の化学構造は密造酒のような、100プルーフの蒸留酒特有のものですが、水銀とほぼ同じ外観と濃度を持っています。SCP-4652-1がSCP-4652から注ぎ出された場合、30分以内にSCP-4652-1が自発的にSCP-4652内に補充されます。SCP-4652-1を飲んだことのある職員はそれについて「甘くて滑らかな味」と説明し、一部はその味を桃と比較しています。

被験者がSCP-4652-1を消費した際、SCP-4652のアルコール度数分の中毒症状を除いて異常な効果が直ちに現れることはありません。しかし、被験者がSCP-4652-1を飲んでから一定時間内2に噯気を起こした場合、口部から過熱したプラズマの光線を放出します。飲用者は噯気自体の悪影響を被ることはありませんが、光線は非常に破壊的で、推定される出力は1平方センチメートルあたり10メガワットです。

発見: SCP-4652は2019年8月27日の午後8時27分にサイト-57の東監視塔に出現しましたが、初めは監視塔の警備員には気づかれませんでした。ローズ・ウェスト警備員が勤務を引き継いだ際、彼女はSCP-4652を発見しました。前の担当者が置いていったものと思い、ウェスト警備員はそれの中身を確認しないまま飲用しました。SCP-4652の中身全てを飲み干した後、ウェスト警備員は背を仰け反らせ噯気を起こしました。その直後に発生したプラズマ光線は17秒間続き、地上にいた全ての職員と100人を超える民間人の注意を引き付けました。

東監視塔の調査により、文書 SCP-4652-Aと指定された小さなカードが発見されました。


このメッセージの意味及びSCP-4652を配達した意図は不明です。ドン・Zとして知られている個人並びに彼らの財団に関する知識については調査中です。

初期実験ログ:

全ての実験が屋外実験エリア-57-Aにて行われました。

対象: D-10645

投与量: 15mlのSCP-4652-1。

追加条件: セメント製の30cmの壁が30メートル離れた場所に置かれ、そのさらに後ろに砂山が置かれた。D-10645の反対側に、実験用のシェルターが設置された。

結果: 摂取した7分後、D-10645は手で噯気を抑えようとした。直後に発生したプラズマ爆発はD-10645の肩から下の腕を焼き払った。傷は焼灼処理されたが、D-10645は激しい苦痛に晒された。

対象: D-10646

投与量: 15mlのSCP-4652-1。

追加条件: 対象は頭を前へ押し出した状態で、立ったまま固定された。セメント製の30cmの壁が30メートル離れた場所に置かれ、そのさらに後ろに砂山が置かれた。実験用のシェルターは対象の後ろへ設置された。

結果: 摂取した5分後、D-10646は光線を放出した。光線は壁を貫通し、砂山を直撃した。これによって、基部の直径が1メートル、高さが3メートルの粗い円錐型のガラスが生成された。

対象: ジーク・マティス下級研究員

投与量: 15mlのSCP-4652-1、及び250mlのソフトドリンク缶1本。

追加条件: 5つの的がさまざまな距離及び角度でマティス博士の前に置かれた。5つの的はマティス博士の左側から右に向かって、それぞれAからEと指定された。精度を測るため、ハイスピードカメラが設置された。

結果: マティス博士は3回光線を放出した。最初の光線は的Cの中心から2.6cm左に命中した。2回目に放出された光線は的Bの中心から7.3cm左に命中した。最後に放出された光線はどの的にも当たらなかったが、的Dと的Eの側を通過した際にそれら2つを焦げつかせた。博士が4回目の噯気を起こした際、光線の放出は起こらなかった。

これは1人が5mlを摂取するごとに1回プラズマ光線を生成できることを示唆しているとみられます。しかしながら、さらなる実験はこのような状況においてもプロとしての自覚を失わないメンバーによって行われるべきです。プラズマ光線放出の合間のマティス博士の「レーザー発射!」というコメントは、彼がプロ意識に欠けているかのように思わせます。 - カラ・シルバーストーン博士

対象: なし

投与量: 15mlのSCP-4652-1。

追加条件: 少量のSCP-4652-1がペトリ皿に注がれた。着火のため、爆弾処理ドローンGX-17-Kにライターが取り付けられ、遠隔操作が行われた。

結果: 117デシベルの爆発を記録。設置されたカメラは一時的に見えなくなった。光が弱まった際、GX-17-Kが爆発によって横転しているのが確認された。

対象: D-10647

投与量: 30mlのSCP-4652-1。

追加条件: 対象は頭を前へ押し出した状態で、立ったまま固定された。セメント製の1メートルの壁が30メートル離れた場所に置かれ、そのさらに後ろに砂山が置かれた。

結果: 10分後、対象はいくつかの酒場の歌を歌い始めた。歌い始めて3分後、酩酊状態のD-10647は実験中の職員に対し、冗談めかして「この歌に"音"を追加する」3と予告した。

結果として生じたD-10647による放屁は、SCP-4652-1のもたらす噯気と同じ特性を示した。実験用のシェルターは35,767ドル分の記録機器の破壊を含めた重大な損害を受けた。D-10647は放屁自体の悪影響は受けなかったが、その際の高温で溶けた物質により背部に火傷を負った。複数の研究員が第2度から第3度の熱傷を負った。

被害が発生したため、実験は中止された。

補遺: 2019年9月1日、フロリダ州ココアにて、SCP-4652実体と思われるものをコンビニでの強盗に用いるティラノサウルス・レックスの着ぐるみを着た人物の監視カメラ映像が回収されました。この事件には「即席の火炎放射器」を用いた犯罪であるとのカバーストーリーが適用されました。この個人を逮捕し、SCP-4652の起源を解明することはAクラスの優先度に指定されています。

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