SCP-4657
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SCP-4657。

アイテム番号: SCP-4657

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-4657は標準的な保管庫に収容されます。制作者の特定はレベル2優先事項と見做されます。

説明: SCP-4657は単一の機械式ボタンを内蔵した箱です。箱の外装は一般的なマホガニー材で構成されており、側面の1つに彫られた一連の指示以外には特筆すべき要素がありません。彫り込まれた指示は以下の通りです。

ステップ1: 外に出る。マジで、これは外に出てやる必要がある。信じてくれ。それと、必ず一人きりの時に 今のは無し、他の人たちと一緒に見たって別に構わない。
ステップ2: 箱を開ける。 (当たり前)
ステップ3: ボタンを押す。
ステップ4: エンジョイする。

ボタンを押すと、SCP-4657は単調なビープ音を15秒間鳴らします。ビープ音が止まると、SCP-4657は花火を発射し始め、同時に音源不明の男性的な声がメッセージを読み上げます。このメッセージの書き起こしは補遺4657で閲覧可能です。

メッセージが終了すると、花火の規模は起動5分後まで増大し続けます。この花火は燃焼後の痕跡を全く残さず、有害な聴覚的・視覚的影響をもたらさないと確認されています。

補遺4657: 以下はSCP-4657の活性化に際して再生されるメッセージの書き起こしです。発言者の身元はまだ不明です。

(音源不明の喝采や拍手の音がメッセージ全体を通して流れている。)

やったな、おい! お前はやってのけた! しばらく前からお前のことを心配してたけど、何もかも順調そうで良かったよ。まだ完了してない仕事を再開するのが待ち遠しい。お前はすぐにまた元気になるさ、俺が保証する! お前の大好物のプリンだって作ってやるぜ!

(短い沈黙。)

ちょっと訊ねたい事があるんだが、面と向かってお前には話せないんだ、少し恥ずかしい。でも俺はマジ真剣だし、俺の望み通りに事が進まなかったとしても、まだ友達同士でいられたらいいなって思う。お前がいなくなってしまうんじゃないかと本気で心配したんだ。とにかく、毎年恒例の花火鑑賞を欠席しちまったお前に、こいつを持ってきた! お前だけの最高のメガ花火を楽しめよ!

(花火の終了直前に、SCP-4567は単一の花火を打ち上げる。この花火が爆発して“付き合ってくれるか?”という文言を形作った後、SCP-4567は機能を停止する。)


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最初の活性化から2分後、SCP-4657が生成した花火。


発見: 2018/04/03、SCP-4657はフィリピンのマラブヨックにある病院で発見されました。病院スタッフは引き取り手のいない元患者の私物を保管する部屋で、プレゼント包装紙に包まれたままのSCP-4657を見つけ、意図せずに起動しました。SCP-4657の異常特性のため、資産被害や負傷者は発生しませんでした。

SCP-4657の所有者(故人)の家族や友人の尋問で決定的な結論は得られませんでした。SCP-4657の所有者の親友だったエイデン・トーレスが、2018/04/03以降行方不明であることが確認されています。トーレス氏の発見は中程度の優先任務と見做されています。事件に関与した民間人に記憶処理が施され、SCP-4657は回収されました。

更新 4657/2019: 2019/04/03、警察の報告書によると、フィリピンのマラブヨックにある人里離れた野原で無許可の打ち上げ花火が観測されました。現場に到着した警察は、燃え殻などの花火の残留物を全く発見できませんでした。ピクニック用の敷物と卵プリンのカップ2個(片方は食べかけ)も現場で発見されました。消費された食品のDNA検査の結果は決定的ではありませんでした。打ち上げ花火の犯人はまだ特定されていません。

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