SCP-4672
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警告: この報告書は最新版ではありません


オブジェクトの新たな異常性が発現したため、以下の特別収容プロトコルが完全でない可能性が示されました。さらなる情報をプロジェクト責任者まで報告してください。

アイテム番号: SCP-4672

オブジェクトクラス: Keter Euclid

特別収容プロトコル: SCP-4672は標準動物収容施設に収容されます。SCP-4672の動きが歩行速度を超えた場合にSCP-4672を追跡するため、モーションセンサーカメラを常時SCP-4672に装着させます。SCP-4672の収容室の下には、SCP-4672を粉砕するのに十分な量の爆薬が積載されています。

SCP-4672は1日に2回、肝臓を給餌してください。また、1日の間に少なくとも1時間は財団専属の犬の調教師と交流させてください。イベントイグニッションを引き起こす可能性のある行動をSCP-4672が起こした場合、速やかに何らかの手段でSCP-4672の動きを停止させ、イベントイグニッションを防いでください。SCP-4672が収容違反を起こす可能性がある速度を出した場合、収容室の下にある爆発物が自動的に起爆するようになっています。

週に1度、SCP-4672に発生する過剰な量の塵を除去するために掃除をしてください。これらの塵には異常性がないため、安全に除去することができます。現在の収容手順によって、収容室内の塵を管理可能な量に維持できるようになったため、オブジェクトクラスはEuclidへと格下げされました。塵の発生量は、最初の収容時以降ずっと同じ程度を維持しています。塵の発生量が変化した場合には、再度オブジェクトクラスが変更となる場合があります。

説明: SCP-4672は犬と形状、行動パターンが似ている知性を持った隕石です。分析によると、SCP-4672は低鉄コンドライトと似た非異常性の成分で構成されていますが、SCP-4672が保有している再生能力のため、SCP-4672が何年前に発生したものなのかを知ることは不可能です。SCP-4672は自身を構成している成分と同様の成分の塵を際限なく生成することが可能だと考えられています。まず最初に、これらの塵はSCP-4672を修復するために使用され、損傷部分を修復するために互いに結合します。その他の修復のために使用されていない塵は、SCP-4672自身を毛むくじゃらな犬に似た外観に整えるために犬の毛皮のような構造に形成されます。SCP-4672が作り出す塵に制限があるような旨は現在報告されていません。収容以前の記録によると、SCP-4672は本体を破壊されても再生することができるようです。また、SCP-4672の意識を司る部分がどこであるかは不明であり、塵の生成方法も不明です。

SCP-4672は栄養を必要としません。しかし、食物なしで放置された場合、SCP-4672は自らの成長を促すために食物を探し出そうとします。SCP-4672は十分な栄養を摂取した場合、イベントイグニッションを発動させることができるようになると考えられています。イベントイグニッションが発動すると、SCP-4672は収容違反が可能な速度に達するまで、上方に向かって加速します。財団による収容がなされてからイベントイグニッションは発生していませんが、収容以前の記録によるとイベントイグニッションがかなりの破壊力を有していることが記録されています。そのため、SCP-4672及びその異常性に関する実験は禁止されており、すべての労力はイベントイグニッションの防止に割かれています。(追記: 最近の更新を参照してください。)

SCP-4672についての歴史: SCP-4672の存在に関する記録は紀元前249年から206年までさかのぼりますが、これがSCP-4672の最初の落下であるかどうかは不明です。

紀元前249年から206年の間の不明な日時: SCP-4672が中国の█████████地方に落下した。SCP-4672はいくつかの事件の原因となっていたため、当時、一般的には悪い出来事が起こる前兆のように考えられていたようだ。これ以降、落下現場の目撃はされていない。また、この年数のずれからSCP-4672は大気圏に突入すると重大な損傷を受け、長い時間を損傷の修復に費やす必要があると考えられている。
539年: SCP-4672が肝臓を得るために何人かの男性を攻撃したという記録がなされている。現状、この記録は唯一のSCP-4672が他者を生存のために攻撃したという記録である。
882年: SCP-4672自体は目撃されていないが、イベントイグニッションと同一のものとみられる事件が中国の███████で確認された。この出来事以降の着陸場所に関する記録は存在しない。最初の記録の目撃情報から鑑みて、SCP-4672が重大な損傷を受けたためと思われている。
1672年: 回復した状態のSCP-4672の最後の目撃記録。中国の████████村の2人の住人が家の中でSCP-4672を発見し、その直後にSCP-4672はイベントイグニッションを発動させた。SCP-4672自体を目撃したのはその2人の村人のみだが、結果として発生した衝撃波とSCP-4672が大気圏を離脱する光景の記録・報告は同年の記録でいくつか確認されている。
1912年: ████████落下事件。SCP-4672が再び地球に落下し、アリゾナ州████████町付近に落下したという記録が残っている。この落下時の目撃者の証言は、従来のものとかなり異なっていたため、SCP-4672は大気圏突入時の損傷を減らすために過剰な塵から殻を作り出していたと考えられている。しかし、これらの試みにもかかわらず、SCP-4672に関係すると思われる衝撃波が同年に報告されていたため、再突入時には衝撃波をだしていたと考えられている。
1935年: SCP-4672は落下してから10年間を回復に費やしていたと考えられており、テキサス州の北部地域で頻繁に目撃されていた。イベントイグニッションの予兆である█████████時に財団によって存在が確認され、現在の収容施設内にて収容された。これにより、イベントイグニッションは未然に終わった。当時█████████時に財団によって収容されたため、現在SCP-4672が塵を発生させ続けていると思われる。大気圏から離脱しようとしているのもその為だと考えられている。

補遺: 26 Oct 2020 16:48日の収容違反の後、以前のSCP-4672の速度に関する報告が正確なものではないことが確認されました。さらなる実験により、SCP-4672の大きさと重量が物理法則の範囲内で変化していたことが確認されました。これらの大きさ、重量の変化は、全ての研究チームがこれまでに記録された歴史的、もしくは神話上の出来事がSCP-4672に関連したものであるという証拠が存在しないにもかかわらず、これらの歴史的、神話上の記録を基に研究をしていたため、今まで記録されていませんでした。この情報を踏まえて、オブジェクトの収容手順の全面的な見直しが予定されています。

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