SCP-4684
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SCP-4684のミュンヘン本部

アイテム番号: SCP-4684

オブジェクト分類: Thaumiel1

特別収容プロトコル: SCP-4684が所有・管理する全ての施設は、その施設と同じ地区に建設された財団管理の観測所から監視を行ってください。ミュンヘン協定への違反がない限り、財団はこれらの施設に直接干渉してはなりません。

SCP-4684-AやSCP-4684-Bの職員で構成されるグループは特別機動部隊オメガ-21 ("秘密執行人") の分隊として内密にリスト化され、同様の構成を持つ標準的な機動部隊と同等の特権とアクセス権が与えられます。

財団奇跡論部門は財団とSCP-4684が共同で所有・管理する施設に一定数の職員を割り振ってください。これは両組織で使用する新たな奇跡術や関連機器の開発が目的です。

説明: SCP-4684は主にドイツならびに近隣のドイツ語圏国家で活動する超常関連法執行機関です。SCP-4684はGoI-███ (魔術師学会)と深い関わりがあり、当団体の構成員同士、あるいは当団体が自身の所有下にあるとみなしていた地域における違法な奇跡術の行使を防止する役割を担っていたと推測されています。現在SCP-4684が所有・管理している施設はドイツと周辺ドイツ語圏国家に83軒存在しています。

SCP-4684は本稿執筆現在、高脅威の異常な実体や現象、場所を発生させうる奇跡術を████件、および低度もしくは中程度の脅威となる異常の発生をもたらしうる奇跡術を██████件、阻止あるいは封じ込めることに成功しています。

SCP-4684のエージェント (以下SCP-4684-Aと呼称) は基本的に基準世界の人類であり、その多くが高度な奇跡術の能力あるいは物品を保有しています。SCP-4684-Aは基本的に画一的な青色のスーツジャケットとそれ以外の身体部分を覆う黒色のワンピースのボディースーツを制服として身につけています。SCP-4684に雇用されているエージェントで構成された比較的小さな下部組織 (確認できた限りの構成員のうちおよそ10%を占めます。以下SCP-4684-Bと呼称) は奇跡術の能力を持たず、代わりに事務的な仕事を担当しており、制服の相違がこの事実を反映しています。これが心理学的あるいは超常法的な理由によるものなのか、実行にあたり宗教的基盤を必要とする秘教的奇跡術を行使するためのものであるのかは現時点では不明です。


補遺4684/A: インタビュー記録

インタビュー対象: シスター・ヴィーダーシュタント。SCP-4684-Bの構成員であり、SCP-4684の施設外での単独行動中に確保されました。以下PoI-4684-1と呼称します。

インタビュアー: フィッシャー博士。サイト-DE17の物流スペシャリスト。

前書: PoI-4684-1の確保とその後のインタビューはミュンヘン協定締結以前に行われたものであり、そのため交渉中は複数の争点に対する根拠事由となりました。本インタビューはドイツで行われたものであり、以下はその翻訳です。

<記録開始>

フィッシャー博士: こんにちは、ミス・ヴィーダーシュタント。

PoI-4684-1: もしよろしければ「シスター・ヴィーダーシュタント」と。

フィッシャー博士: 失礼いたしました。インタビューを始めてもよろしいでしょうか?

PoI-4684-1: インタビューという名の尋問ですがね。始めても構いませんよ。

フィッシャー博士: 了解しました。まずあなたの組織の名前からお願いします。

PoI-4684-1: 秘密捜査特別警察班 (Arcane Investigation Special Police Squad)3で働いています。

フィッシャー博士: メモを取らせていただきます。その組織でのあなたの役割は何ですか?

PoI-4684-1: 私は事務員で現場のサポートを担当しています。基本的には魔法実体を追放したり、祈祷を使ってチームの意思を直接執行したりする仕事です。

フィッシャー博士: なるほど……よく分かりました。失礼ながら申し上げさせていただきますが、あなたがたは我々に対してかなり不敵な態度を取られているようですね。

PoI-4684-1: あなたの言うところの、私の「組織」はそちらから仕事の邪魔立てという激しい妨害を受けています。このドイツに何人の魔法使いがいると思うか、言ってごらんなさいドクター。

フィッシャー博士: 数百でしょうか? あなたの組織を除けば300もいないでしょう。

PoI-4684-1: ドクター、魔法使いは8000人以上もいて、その大半はどんなに良くても並程度のモラル意識しかないのですよ。

フィッシャー博士: ……えっ。

PoI-4684-1: お分かりでしょうが、今の状況は正さなければなりません。超常犯罪活動防止の支援のために正式な形で私たちの組織とコンタクトを取ることを提案します。あなたたちにとっても利益のあることだと思いますが?

フィッシャー博士: おっしゃる通りこれは由々しき事態です。上に掛け合ってみましょう。このインタビューは8時12分に終了します。ご協力ありがとうございました、シスター。

<記録終了>

終了報告: PoI-4684-1への記憶処理は失敗に終わり、PoI-4684-1はSCP-4684の構成員として職務復帰することを許されました。

補遺4684/B: ミュンヘン協定

財団渉外部門 (Department of External Affairs: DEA)

現在、秘密捜査特別警察班 (以下SCP-4684と呼称) と共同での財団の活動はドイツ語圏地域に存在する敵対的な奇跡論関連のエージェントの増加に対応することに成功しています。こうした問題への対処に向けて収容プロトコルの交渉を行うため、20██/09/21に財団とSCP-4684双方の職員による会談が行われました。この交渉はSCP財団とSCP-4684の間でのみ行われ、その母体となる要注意団体「魔術師学会」は財団の現行の超常存在収容に関する運用手順に協力しないと見られ、参加対象外でした。

出席者:

  • シスター・ヴィーダーシュタント (SCP-4684)、前回の財団との接触を理由に職員による請願を受けて参加。
  • リントフライシュ長官 (SCP-4684)、SCP-4684内で本会談に参加できる最高位の職員。
  • ヘニング・ベッカー (SCP-4684)、対外交渉官。
  • アンゲラ・██████ (ドイツ政府)、本会談の調停のため中立な第三者として選出。事前に概要を説明し、会談への参加終了後にクラスB記憶処理化合物を投与しました。
  • フィッシャー博士 (財団)、前回のSCP-4684との接触を受け、職員による請願を受けて参加。
  • マーリンガテ博士 (財団)、現在のSCP-4684プロジェクトにおけるプロジェクト主任。
  • マシュー・マークソン (財団)、DEA交渉官、以前はThaumielアノマリーの収容スペシャリストを担当。

本会談は財団収容・研究サイト-DE17で行われ、両組織が遵守する約款が完成しました。この内容は本文書にまとめられ、「ミュンヘン協定20██/09/21」の名前でファイリングされています。

約款:

SCP財団:

  • 機動部隊プサイ-4を直ちに解散し、構成員は必要に応じて財団各所に再割り当てすること。
  • 財団がSCP-4684の収容の一環として管理している地域は速やかにSCP-4684もしくは一般市場に適宜返還すること。
  • 財団は奇跡論的戦闘の現場で利用可能な専門知識および資源を提供すること。
  • 財団はSCP-4684の活動の妨害を行わないこと。
  • 財団が直接的、あるいは間接的にSCP-4684で働く職員を妨害することは禁止とする。

SCP-4684:

  • SCP-4684は活動地域内の超常犯罪の阻止を再開すること。
  • SCP-4684は全ての活動場所の一覧を財団に提出すること。
  • SCP-4684に勤務する全職員を目録化し、財団に提出すること。
  • SCP-4684が行う活動には義務的な隠蔽活動を含めること。本条項に違反した場合、これらの活動に対する財団の管理権限が強化される。
  • SCP-4684は財団の活動の妨害を行わないこと。

両組織:

  • 財団の援助を受け、SCP-4684は主に特異な奇跡論的脅威 (特に宇宙外を起源とする実体) に対して有効な道具や奇跡術を開発するために奇跡論工学部門を設立すること。この部門の成果は財団とSCP-4684双方で共有する。
  • 両組織は財団奇跡論スペシャリストとSCP-4684エージェントが互いの組織から適切な技術を得ることを目的に職員交換プログラムを実行すること。このプログラムの第二の目的は相手方の組織における活動方法をより深く学ぶことである。


ミュンヘン協定の施行以後、SCP-4684は████件の超常犯罪事例を解決しており、そのうち███件には財団が直接的な支援を行なっています。
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