SCP-4685
評価: +23+x
アイテム番号: 4685
レベル2
収容クラス:
keter
副次クラス:
{$secondary-class}
撹乱クラス:
vlam
リスククラス:
notice

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サイト-17での出現イベント中のSCP-4685

特別収容プロトコル: 財団のロボット検索エンジンBethpage-98は、SCP-4685の活動に関する画像や話題について、ウェブページを継続的に監視します。SCP-4685に関するコンテンツはすぐに削除され、必要に応じてその出典が調査されます。SCP-4685が財団サイトに現れた場合、当該サイトはすぐにBethpageプロトコルを開始します。(下記を参照)

SCP-4685出現の根本原因の調査は進行中であり、すべての研究調査は検討のために公開されています。SCP-4685の研究を促進し、それを封じ込めまたは無力化する方法を開発するための現実錨の使用の許可は保留中です。(補遺4685.Bを参照)



説明: SCP-4685は、風化した、ブランド名の記載がない機械式クレーンであり、安全な財団サイトにいる個人(SCP-4685-1に指定)の死の13分前にサイトまたはその近くに自発的に現れる不確定な可能性があります。

SCP-4685-1が死亡すると、SCP-4685はSCP-4685-1の体の方向に主腕を伸ばして回収を試みます。腕は異常に長く伸び、到達距離を延ばすために新しい物質を生成することが観察されています。主腕は、最終的にSCP-4685-1に到達するまで、遭遇するすべての固体の表面を通過することができます。SCP-4685-1に到達すると、静かに挟持体で把持します。SCP-4685の主腕は、SCP-4685-1を把持すると本体に引き戻されます。この間、SCP-4685-1の身体はSCP-4685と同様に固体物質を通過します。腕を完全に格納した後、SCP-4685は消失します。

死亡前にSCP-4685-1を特定する方法は明らかになっておらず、また、一度SCP-4685に回収されたSCP-4685-1は回収されていません。さらに、これまでに特定されたすべてのSCP-4685-1に共通する唯一の要素は、その死は明らかな事故、アノマリーからの攻撃、または健康上の合併症のためであって、財団資産による意図的な手段で死亡した事例は1件もないということです。

1989年以来、SCP-4685は78の異なる時点に出現しましたが、その場所は専ら財団所有の土地やサイト、またはその近くでした。記録されたすべてのSCP-4685-1は財団職員であり、Dクラスのような徴集された人員、および共同雇用職員も含まれます。これらの出現イベント以外ではSCP-4685は目撃されたことはなく、SCP-4685を直接迎撃または研究するための複数の試みが行われました。(下記の補遺4685.Aを参照してください。)

補遺4685.A: 以下は、顕在化中のSCP-4685を直接追跡、研究、妨害する試行の要約リストです。

試行の説明 手順 結果
SCP-4685の支持梁の1つにGPS追跡装置を工業用接着剤で取り付ける 接着剤を被験体の表面に塗り、機器をしっかりと固定しました。 顕在化が終了すると、機器はSCP-4685と共には消失せず、地面に落下しました。
SCP-4685の一部を損傷させ、あるいは除去する 高級なガスバーナーとレーザーカッターで武装した職員が、SCP-4685に近づき、支持梁の1つのサンプルを取り出すように指示されました。 現在の機器を可能な限り最大の出力設定で使用している場合でも、SCP-4685はあらゆる損傷を受けませんでした。
財団所有の建設機器との衝突による転倒 財団の建設現場で顕在化した際、バックホーを操作している労働者が驚き、支持梁の1つを持ち上げてSCP-4685を倒そうとしました。 SCP-4685と接触すると、バックホーは機能を完全に停止しました。バックホーは当該オブジェクトの消滅によってのみ機能を取り戻しました。
SCP-4685の挟持体からのSCP-4685-1の除去 SCP-4685が腕を引き込んでいる間に、職員はSCP-4685-1を掴もうとしました。現場の建設機器も使用されました。 SCP-4685-1はSCP-4685の腕に似た方法でそれをつかもうとするすべての職員や建設用機器をすり抜けました。 最終的に、SCP-4685-1を取り戻すことは出来ませんでした。
SCP-4685からSCP-4685-1を遠ざける SCP-4685が現れてから約13分後、SCP-4685-1の身体が特定され、自動車に積み込まれた後、SCP-4685が出現したサイトから運び出されました。 腕は現場から遠ざかるにつれて車両を追い続け、車両に追いついてSCP-4685-1を固定するまでSCP-4685-1に近づき続けました。SCP-4685-1が把持された時点で、SCP-4685は最初に現れた場所から2キロメートル以上腕を伸ばしていました。
SCP-4685のメイン制御室への侵入または観察 SCP-4685が最初に顕在化した場所にチームが組織されました。チームはSCP-4685に搭乗し、制御室の内部を観察しようとしました。その後彼らは、鍵開け道具、ボルトカッター、制御下での爆発、および少量のテルミットを使用して、施錠機構を溶かして、対応する扉を強制的に開こうとしました。 制御室の窓は内側を覆う何かによって黒く塗りつぶされているように見え、視覚的な接触は確立出来ませんでした。制御室への扉は職員によるあらゆる試みに抵抗し、SCP-4685が消滅するまで開きませんでした。

補遺 4685.B: サイト-45での顕在イベントの間、SCP-4685は主腕を伸ばし、生成されたSCP-4685-1を回収するために地下1.5キロメートル以上に到達しました。その際、主腕は、複数の活性化しているスクラントン現実錨が含まれていた3つの部屋を通過しました。目撃証言、及び利用可能な映像によると、既存の現実錨の範囲内に入ると、SCP-4685の主腕の外観はゆらめき、肉、脂肪、静脈、骨片、衣類がクレーンアームの形に凝縮されているように見えるようになりました。

SCP-4685はサイトの壁を透過し続け、身体と共に表面に腕を戻した直後に消失しました。現実錨の範囲を離れると、肉でできているように見えた腕の部分は、錆びた金属の外観に戻りました。腕が肉のように見えていた間に地面に滴り落ちた血液は、SCP-4685の消滅後も持続し、現在DNA適合の検査中です。SCP-4685の研究を促進するための、現実錨の将来的な追加使用に対する許可は保留中です。

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