SCP-4720
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アイテム番号: SCP-4720

オブジェクトクラス: Safe(元Euclid)1

特別収容プロトコル: SCP-4720はサイト-38図書館のアーカイブ棟に収容されています。SCP-4720実例は安全保管用の透明なポリエチレン袋に隔離され、温湿度が管理された環境に保管されます。財団の情報キャンペーンは、SCP-4720-αイベントの予兆や、そのイベントをどのように財団に報告するかについて一般の人々を啓発するために利用されています。

説明: SCP-4720は、1914年から1949年の間に発行された63点のフィクションアンソロジー雑誌のコレクションです2。全ての雑誌は木材パルプ紙に印刷されています。例として、ショートストーリーズ、マーベルテイルズ、アドベンチャー、ホラーストーリーズ、ウィアード・テイルズ、ザ・シャドウ、ドック・サヴェジなどがあります。

人間がSCP-4720実例を所持すると、24時間以内のランダムな時期にSCP-4720-αイベント3が発生します。SCP-4720-αイベントは、現在SCP-4720実例を直接所有している人物(SCP-4720-1)が、搾取的で扇情的な文学を連想させるイベントを経験することです。

SCP-4720-αは通常、イベントの敵がSCP-4720-1に近づいて話しかけることから始まり、敵は主人公に追い払われる前にSCP-4720-1を攻撃しようとします。その後、SCP-4720-1は主人公に加わり、物語に参加します。生成された物語は、現在の環境に適応されます。例に、財団サイトで生成される物語には、通常、ホラーテーマになります。

物語の中のキャラクター(SCP-4720-1を除く)は、SCP-4720-αイベント4によって生成された人型実体です。これらの実体は生成された物語に従って動作し、外部からの刺激は無視するか、完全に知らないふりをします。生きているキャラクターは、SCP-4720-αイベントが完了すると消滅します。

SCP-4720-αによって生成される物語は、それに従った場合完了するまでに通常約48時間かかり、暗黒小説、サイエンスフィクション、西洋、ホラー、冒険など、様々なジャンルに及びます。SCP-4720-αイベントは、通常SCP-4720の敵役による盗難での金銭的損失5と、物的損失をもたらします。SCP-4720-αイベントは一般的に危険な状況を伴いますが、SCP-4720-1及びSCP-4720-αによって生成されていない他の人物は、被害を受けずにイベントに参加します。

SCP-4720-αイベントが完了すると、SCP-4720-1は通常、その体験を爽快であると表現し、多くの場合、メディアのジャンルとしてパルプ雑誌への関心の高まりを示します。

補遺: インシデント記録-4720-2019/03/11

2019/03/11、身元不明の男がサイト-38の入り口に接近しました。警備員に止められて身柄を拘束されたところ、男(以下、POI-4720-1)はSCP-4720の作成と配布に関する知識があると主張しました。

インタビュー記録 4720-1

エコー研究員: 研究員のガイ・エコーです。SCP-4720に関する情報に関してPOI-4720-1へのインタビューを開始します。記録のため、名前を言ってください。

POI-4720-1: ダグラス・イアン・アンダーソン。

エコー研究員: さて、アンダーソンさん、あなたはSCP-4720の作成についての知識を持っていると主張して、機密扱いの極秘財団サイトへ接近しましたか?

POI-4720-1: うむ、そうだ。ここがどこにあるのか尋ねるだけで、それほど難しくはなかった。SCP-4720は君が今雑誌と呼んでいるものだろう?ええ、もっと面白いものにする前は、私の古いコレクションだったよ!

POI-4720-1は笑う

POI-4720-1: ああ、ジェリーだ、昔のやつ。とにかく、ええ、私と昔馴染みの連隊の数人の男連中が、ああ、20年ほど前、私たちが70代だったころに作った。

エコー研究員: SCP-4720の作成について、もう少し詳しく説明していただけますか?

POI-4720-1: ああ、詳細を言えなかった。ジェリーは魔法の全てを知っていた人だったが、今は死んでいる。もっと役に立てたらよかったのだが。全ての物語がどこで終わるのかを見たくて、ちょうど私が来たんだ。ビグルスがどこからともなく現れて、大統領暗殺の企てを阻止したというようなことを耳にするのを止めてから、まあ、君たちは彼らの全てを手に入れたと思った。

エコー研究員: 分かりました。代わりにSCP-4720を作成した理由をもっと詳しく説明していただけませんか?

POI-4720-1: ああ、そうだね。当時公開されたばかりの映画、パルプ・フィクションがあった。私は見てなかったが、ビルは見ていた。彼はそれを嫌っていたんだ!でも、このタイトルを見て子供の頃パルプ雑誌で読んだ話を思い出したんだ。たまたま数年前から雑誌を集めていて、ようやく読み始めた。素晴らしかった、よく覚えている。妻が地下室に降りてきて参加したから、実際にパーティーをやった。また子供になったように感じた。とにかく、こんな話が実際に起きなかったことが残念だと言ったし、それについて何かしようと提案したのはジェリーだった。どうなったかは知っているでしょう。私たちは目立たないように数週間彼らと遊んだ。だが、それでも年を取ってたから、彼らはしばらくの間地下室に座ってたよ。

エコー研究員: どのようにして広まったのですか?SCP-4720の最初の報告、すみません、あなたの雑誌は2006年まで姿を見せていません。

POI-4720-1: ああ、その年に妻が亡くなりました。ジェリーはその前の年に亡くなった。その2つ前にビルが。寂しかった。雑誌を売るのは友人や妻の思い出を称える良い方法だと思った。彼女は私が成長するのと同じぐらいそれらの本が好きだった。世界をもう少し楽しいものにする良いものだと感じた。そこで息子に手伝ってもらってウェブに乗せて大量に売った。できるだけ多くの人に手に入れてもらいたい。祖父母が子供の頃に読んだものや創造したものを人々に見てもらおうと。

エコー研究員: それが無責任であることを理解していますか?そのイベントは誰も傷つけませんが、人々を混乱さ-

POI-4720-1はエコー研究員を遮る

POI-4720-1: ほら、ガイ。これを厳重に保管するのが仕事であることは理解してるし、その理由も理解している。でも、ちょっとした魔法を世界に持ち込みたいと思っている老人に本当に腹を立てることが出来るかい?

ログ終了

インタビュー後、POI-4720-1の健康状態が急激に悪化し、2019/03/14に死亡しました。剖検の結果、死因は末期脳腫瘍であることが明らかになりました。POI-4720-1の遺体は、カバーストーリーの下で家族に解放されました。

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