SCP-488
評価: +8+x

アイテム番号: SCP-488

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-488-1に出現するオブジェクトは小型であるため、SCP-488に関する知識は、予見可能な将来にわたって十分に公共から抑制されると考えられます。

SCP-488-2は、[編集済]の射撃試験場近くの深さ50mの強化された掩蔽壕に収容されます。三重に冗長化した地震計を付近への隕石衝突を記録するために設置し、毎日その機能性を試験しなければなりません。

衝突した隕石の直径が0.5mを超える場合、掩蔽壕の構造が保全されているか検査する必要があります。修理が必要な場合、SCP-488-2は地下トンネルを用いて500m南にある代替の掩蔽壕へと移動させます。

説明: SCP-488-1は地球のL4ラグランジュ点近傍に存在する領域です。現在まで、この位置の直接観察では静止物体の存在は示されていませんが、直径0.5から12 mの物体がこの位置に自然発生し、すぐに地球に向けて加速を始めます。その組成は物体によって僅かに変化しますが、地球外に起源を持つ岩石と一致しており、人工物ではないと考えられます。ほとんどの物体は大気圏で崩壊して燃え尽きますが、6-12時間ごとに、地表に衝突するのに十分な大きさの隕石が発生します。

SCP-488-2は26歳の白人男性████ ███████で、自主的に財団の収容下に入る前は██、█████の住人でした。その異常性質によって負った重度の瘢痕を除いては、SCP-488-2は身体的にあらゆる点で正常です。現在、SCP-488-1を起源とすると明確に確認された全ての物体は、SCP-488-2から100m以内に衝突することが記録されています。これはSCP-488-2の安全な財団サイト間の移送を伴う大規模な実験によって確認されました。

SCP-488-2は衝突による被害から身を守る特別な能力を示しておらず、0.47 mの隕石が彼の家を破壊して妻と幼い息子を殺した後、200█/█/██に入院した際に初めて財団の注意を惹きました。SCP-488-2はすぐに自主的に財団の収容下に移り、それ以来財団に保護されています。SCP-488-2はどのようにこの特性が現れたのか、いつから始まったのか説明できませんでしたが、200█/█/██の事件の約6ヶ月前に最初の異常な隕石について触れており、事件の発生までその頻度と規模は増大を続ける傾向にあったようです。

SCP-488-2は通常、財団の研究者に協力的ですが、その状況に起因する重度の鬱病とパラノイアに苦しんでいます。SCP-488-2には通常の精神鑑定に加え、抗鬱剤と鎮静剤の定期的な投与が必要です。

SCP-488-1を起源とするオブジェクトの大きさが、公共の知識の抑制を脅かすほどにまで増大を続けた場合の対応計画の策定が続けられています。この計画にはSCP-488-2の安楽死の可能性も含まれますが、これに限りません。

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