SCP-4885

O5評議会からの直接許可がない限り、地球上のあらゆる特定の場所に関する情報はSCP-4885のファイルに存在してはなりません。


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アイテム番号: SCP-4885

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 現在のところ、SCP-4885は収容されていると理論づけられているだけです。さらに詳しく説明すると、SCP-4885は、未知のサイト内にある未知の17級収容チャンバーに収容されています。SCP-4885が収容違反した場合、以下の手順からなる手順インヴィニエント・エウムInvenient Eumが施行されます。

  • 36基の17級収容チャンバーは独立した自動運転車に接続されます。SCP-4885の収容違反が突然予期せず発生した場合に備えて、216基の使用されていない収容チャンバーが常に利用可能な状態になっています。
  • 安定した精神的健康を持つ1名のDクラス被験者は、車両に投入され、システムに組み込まれます。暗号論的に安全な疑似乱数発生装置は、1〜36までの間の乱数を選択し、選択した乱数に基づいて車両を収容チャンバーに輸送します。
  • 各収容チャンバーには1台のデジタルモニターがあり、720pの解像度で映像を出力することができます。1度Dクラス被験者が無作為に収容チャンバーに搬送されると、すべてのモニターにメッセージが同時に送信されます。このメッセージはSCP-4885の現在位置で構成されており、埋込追跡装置を介して送信されます。GPSは、必要に応じてレベル5職員またはSCP-4885収容スタッフのみがアクセスできます。
  • 約2時間後、各収容チャンバーは、自動運転トラックでランダムに指定された財団サイトに輸送されます。トラックは疑念を持たれることを防ぐため梱包サービスのものに偽装されます。この段階で事故が発生した場合、手順インヴィニエント・エウムが再度施行されます。

SCP-4885の存在を知っているいかなる職員も、17級収容チャンバーから100m以内に進入してはなりません。各収容チャンバーの周囲には、水処理室であることを示す標識や警報がいくつか設置されており、進入を試みた場合には、倫理委員会によって決定されたように、即時記憶処理及び失職処分によって処罰されます。

これらの警報は、職員に収容チャンバーからのあらゆる漏出を近くの自動サイト監督者に報告するように指示します。その中で職員は監督者によって視覚的記憶処理が施され、手順インヴィニエント・エウムが施行されます。17級収容チャンバーの構成については、資料7631.00を参照してください。

現在、far2.AICを介して配置されているSCP-4885-1実例は、ロケーションiに収容されています。ロケーションiの居場所は、far2.AICのみに知られています。現在、far2.AICはアメリカ合衆国内におけるCCTV監視カメラの80%、地球上のCCTV監視カメラの40%に接続されています。

far2.AICによって発見されたSCP-4885-1実例は、特殊財団運搬ドローンを派遣してその本体が掴まれ、望ましくない民間人との干渉の可能性を最小限に抑えたルートを使用して、ロケーションiに運搬されます。民間人がドローンに気付き、SCP-4885が収容違反した場合、ドローンはSCP-4885の収容チームに"All Alert"メッセージを送信し、手順インヴィニエント・エウムが実施されます。

ロケーションiの所在が大規模に発見された場合、文書PAINT-THE-TOWN-YELLOW内に記述されている次の職員は次のロケーションiを設定し、その近親者には死亡したことが通知されます。

説明: SCP-4885は人気パズル絵本シリーズ"ウォーリーをさがせ!"の主人公に類似する人型異常です(アメリカでは"Where's Waldo?"として知られています)。これは、SCP-4885が横長の赤と白の縞模様のシャツ、赤と白のボブルハット、並びにジーンズを着用していることを意味します。しかし、そのキャラクターとの外観には顕著な違いがあり、実体自身の肌は青白く、目が欠如しています。

ある時点で、対象者がSCP-4885の現在地を知っている場合1、 SCP-4885は最も近い壁に移動し、そこへ"段階的に"入り始めます。SCP-4885は対象者の内側に出現し、食道に手を伸ばし、対象者の口を介して顎をつかみます。

SCP-4885はその後、それらを引き寄せ続け、対象者の体内器官と脊椎を破壊しながら通り抜けます。これが発生すると、黄色い液体が対象者の死体の口から排出され、対象者を完全に覆い、死体はSCP-4885-1実体へとなります。SCP-4885は、他の人物が再度その場所を発見するまで、現在地に留まり、時々その地域を巡回します。

しかし、対象者がその場所を発見したとき、SCP-4885に十分近づいていた場合、SCP-4885は代わりに対象者に接近し、対象者の口の内部に入るためによじ登って、対象者の腹部に入り、対象者の骨盤を通って身体から出ることを試みます。この間、SCP-4885は体内の関節を容易に脱臼/再配置することが可能であり、その皮膚および筋肉は可鍛性固体の稠度を獲得し、容易に対象者を出入りできるようにします。

SCP-4885-1実例はSCP-4885によって生成された異常な死体です。SCP-4885-1実例の本体全体には、ウォーリーを探せ!の書籍に見られるようなイラストが描かれており、実例の皮膚には様々なキャラクターが出現しています。これらのイラストは、死体の口から排出される液体に由来しています。現在までに、SCP-4885-1実例において漫画のキャラクターである"ウォーリー"の実例は発見されていません。これらのイラストは、それが描かれている皮膚が取り除かれない限り、対象者から取り除くことはできません。

対象者が任意にSCP-4885-1実例の場所を知っていた場合、SCP-4885はSCP-4885自体を発見した場合と全く同じ方法で対象者に転移して殺害します。これにより、SCP-4885-1実例に変換されます。

SCP-4885は、小さな木造家屋内の[位置編集済]で居留している所を発見されました。機動部隊カイ-19("容赦なき罰")は、全く別のアノマリーを捕獲するために派遣され、SCP-4885の存在を知りませんでした。

対象者: アメリア・メリック(M-1)、ジェームズ・クライン(M-2)、 カート・ストール(M-3)

[ログ開始]

M-1: マイクチェック。

M-2: よし。

M-3: 問題なし。

M-1: 装備チェック。

M-2: すべて操作通りに動いているよ。

M-3: 同じく。

M-1: 転写ナンバー…67。家の中に入るわよ。

M-3: 誰もお前に話しかけてないぞ、メリー。

M-2: もう、やめてよね。今はそういう時間じゃないんだよ、カート。

M-3: へっ、そうだな、すまん。

一行は家の中に入る。

M-1: オブジェクトの初期記述によると、使用者を殺害することができ、さらにその使用者を未知の児童書の奇妙な絵で覆う黒い眼鏡だそうよ。

M-3: こいつは明らかにウォ-

M-2: カート、プロ意識を持ってくれよ。

M-3: 俺はただM-1のロボットスピーチに命を吹き込みてえだけだよ。

M-1: 私は仕事をなんとかこなしてみようとしてるのよ、カート。

M-2: エヘン。

M-1: (ため息)分かった。

一行は1階でオブジェクトを捜索し、2階に上がり始める。その下から擦れるような音が聞こえてくるが、一行はそれに気付かない。

M-3: 壁に絵があるぞ。

M-1: うーん?

M-3: うん、変な見た目だな。クレヨンで描かれたみたいだ。

M-2: 写真を撮って。

M-3: もうやってる。

him.png
M-3が撮影した画像。

M-2: よし。アノマリーと何か関係があると思う?

M-3: もちろんさ。ウォーリーに似ているしな。

M-1: 誰かオブジェクトがどこにあるか心当たりある?

M-3: あー、ここにあると思う。

M-1: どの部屋?

M-3: えーと…バスルームだ。トイレとシ…シャワーがあるぜ。少なくとも俺はシャワーだと思う。

部屋は円形で、部屋の反対側には普通の磁器製便器がある。床には小さな窪みがあり、小さな排水溝につながっている。

M-2: 妙だね…これってどんなタイプのシャワー?

M-1: 天井には改造されたスプリンクラーが設置されてる。部屋の隅にあるスイッチがスプリンクラーを作動させると思うんだけど。この家は数年間放棄されていたから、それがうまく動作することは多分ないわね。

M-3はスイッチを起動する。スプリンクラーから水が出始める。

M-1: 訂正するわ。これが機能するための水道代は誰が払っているのかしらね?まだ熱い?

M-3は水に触れると痛みですぐに後ずさる。

M-3: あつっ…火傷したわ。

M-1: 誰が…

M-2: オブジェクトを発見したよ。それは置かれ…あー、トイレで静止してる。

M-2が黒い丸眼鏡を持っているのが見える。レンズが欠けているようである。

M-1: よし。いつものパターンは分かっているわね。

M-2は慎重にオブジェクトを調べ、指紋やその他の証拠の痕跡がないか確認する。眼鏡のテンプルから小さな指紋が発見され、自分のものであることが判明する。

M-2: うん、これがそう。すぐに保存袋に入れるよ。

M-2は腰に巻いた小さな容器からビニール袋を取り出し、その中に眼鏡を入れる。

M-3: ここに文が刻まれてるぞ。そいつは…えーっと、[編集済]。

M-1: どこ?

M-3: こっちだ、壁に。

"[編集済]"というフレーズが[編集済]の壁に見られる。

M-3: 最初に来た時は確かにここにはなかった。このままにしておいて、このことを司令部に伝えるべきなのか、それとも?

M-2: これはおそらくミームだね。ほら。僕に翻訳させて。訓練は受けてる。

M-2は財団製の小型翻訳機を取り出し、フレーズを入力する。

M-2: ハッ、まあ気にしないで、ミームじゃないようだ。それによると…"地下室。子供の本に出てきた死体が地下室にある。彼もそこにいる。Fr-"で途切れてる。

M-3: ふーむ。写真を撮ってくれ。それを送-

M-2はうめき声を上げてお腹を押さえ始める。

M-3: 大丈夫か?何があったんだ?

一組の指がM-2の口から出てきて、顎を掴む。手がそれを押し下げ、顎が部屋の向こう側に向かって放たれる。 SCP-4885がM-2の身体から出る。

M-1: な-なにこ-

M-1、M-3が共にSCP-4885に発砲を開始する。実体はM-1に向かって突進し、指を喉に押し込み、顎を外して口の中に爪を立て始める。

M-3: お願いだ、ファック、ああ、神様。お-お願いだ、司令部。俺たちは[位置編集済]にいる。繰り返す。[位置編集済]だ。至急、応援が必要だ。助けて。助け-

突然音声が途切れる。

[ログ終了]

近隣のサイトがこの転写記録を受け取ったとき、SCP-4885がその職員の大半を殺害したため、サイトはすぐに閉鎖されました。O5評議会は緊急会議を開き、手順インヴィニエント・エウムを作成しました。この直後に手順が施行され、SCP‐4885は収容されていると理論づけられました。SCP-4885の発見場所に関するすべての情報は自動アルゴリズムによって削除され、SCP-4885のファイルが作成されました。


補遺

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