SCP-4901
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図1.1. SCP-4901の現在地。

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図1.1. SCP-4901の現在地。

アイテム番号: SCP-4901

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-4901は現在未収容でシカゴのバブリー・クリークに位置しています。SCP-4901の完全な収容が可能になるまでの間、特別収容プロトコルは散発的な目撃事例の最小化と、SCP-4901の実在の隠蔽を重視します。

SCP-4901の目撃者にはクラスC記憶処理を施してSCP-4901の全ての記憶を除去し、あらゆる記録証拠を没収または破棄します。情報を得るため、シカゴの報道機関におけるSCP-4901またはルディ・ベンソンへの言及を監視します。ルディ・ベンソンへの言及例は記録されるべきです。

SCP-4901の収容試行は、SCP-4901の封入と保持が共に可能である移動式収容ユニット(MCU)の必要性によって妨げられています。容易に移送・隠蔽可能なMCUは存在しないので、現時点ではSCP-4901は収容できません。適切な収容ユニットの開発研究が進行中です。

説明: SCP-4901は現在シカゴのバブリー・クリーク1に生息している、汚水、ウシ/ブタの死骸、ヒトの血液で構成された不定形の実体です。SCP-4901を構成する血液は繊維状の半固体で、汚水とウシ/ブタ死骸はこの繊維状血液物質の塊に混入しています。SCP-4901はこの繊維状血液物質の粘度を操作し、一時的に流体化できます。

SCP-4901は1人の人間から創られたことが知られており、最初はこの人間の精神を引き継いでいたと現在仮定されています。創造後間もない時期のSCP-4901は、少なくとも部分的な認知能力を持ち、意思疎通できましたが、その精神状態は肉体的状況の結果として悪化しました。SCP-4901は一般的に人目を避け、主に川底で過ごすか、その他の手段で自らを隠蔽する傾向があります。

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図2.1. シカゴ・スピリットから回収された写真。SCP-4901が創造された当時のバブリー・クリークが写っており、SCP-4901への言及が記されている。

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図2.1. シカゴ・スピリットから回収された写真。SCP-4901が創造された当時のバブリー・クリークが写っており、SCP-4901への言及が記されている。

SCP-4901の身体は不定形ですが、形状変化が可能です。SCP-4901は曖昧な四足歩行の形体を取る傾向がありますが、時折、精神が短期間明晰になっている間はより人間に近い姿になります。

SCP-4901は1882年、SCP-046-ARC2が競争相手だった新聞販売員の少年を異常な手段で殺害した際、意図せず創造されました。SCP-046-ARCはこの少年の死は事故だったと主張していますが、この申し立てを裏付ける証拠はありません。詳細はインタビューログ-046-4901を参照してください。

現在、シカゴ・スピリットを取り巻く都市伝説の一部として、SCP-4901の大雑把な予備知識がシカゴ一帯に広まっています。SCP-4901に関する一部の詳細は真偽の確認が不可能な反面、それ以外の情報は完全な虚偽だと断定されています。従って、これらの噂は正常性を脅かすものではないと判断されました。

補遺4901.1 — SCP-046-ARCインタビュー

インタビューログ転写

質問者: サッチャー博士

回答者: SCP-046-ARC

日付: 1946年3月12日


サッチャー博士: こんにちは、チャペルさん。今日の調子はいかがですか?

SCP-046-ARC: それはどういう質問だ?

サッチャー博士: 結構です。今回お訊ねしたいのは-

SCP-046-ARC: よく聞け、私は一切話す気は無い。スピリットはまだ何らかの形で動いている。そして、いずれ部下が私を脱獄させに来る時に備えて、彼らの力を損なうような情報を流したくはない。

サッチャー博士: チャペルさん、シカゴ・スピリットはもう10年も前から存在せず、財団施設からあなたを脱獄させるほどの力は、あなたの収容前にさえ無かったのですよ。

SCP-046-ARC: 私は信じない。

サッチャー博士: 左様ですか。お訊ねしたいのは、あなたの経歴の最初期におけるアノマリーの1つ-

SCP-046-ARC: それはナイトだ。前から言っているように、ナイトがやった事だ。いつもナイトだった。

サッチャー博士: あなたが仰る“ミスター・ナイト”の実在を立証できる目撃者は発見されていません。いずれにせよ、ルディ・ベンソンについて話したいと思います。

SCP-046-ARC: クソ。それは私の仕業だ、大部分はだがな。

サッチャー博士: では、自分がある程度の異常能力を帯びているとお認めになる?

SCP-046-ARC: 違う! 私は魔法を使えない、ナイトだけができる事だ。あれはナイトが私にくれた小さな贈り物でやった。

サッチャー博士: いつもと同じですね。

SCP-046-ARC: そもそもの始まりから説明させてくれ、いいな? 犯罪やら何やらに手を出す前、幼い頃の私は新聞売りだった。レイク・ショア大通りの小さな曲がり角が縄張りで、私は街一番の新聞売りだった。売れそうな新聞は全て売った。何人かの大人にさえ顔を覚えてもらえた。私はその商売を続けて、いずれはジャーナリストになりたかったんだ。

無論、一度もジャーナリストにはならなかった。結局、私にとってはその方が良かったのだと思うが、仮に不正暴露記事を書くのが仕事だったら今日こんな部屋に座らなくて済んだのは確実だな。

ともかく、私は新聞売りの少年として働いていた。他の小僧どもは私を羨むようになった - あの商売では誰もが顔見知りだったのを念頭に置いてくれ。そして… 我々はお互い、私が静かでも控えめでもないのを承知している、そうだな? だから誰もが私を、私が最高の売り子であるのを知っていた。厚かましいディッキー・チャペルを妬み、その鼻っ柱をへし折ってやりたいと思う者たちも現れ始めた。

やがてルディ・ファッキン・ベンソンが現れた。業界に現れた彼は、例の曲がり角に陣取ろうと決めたが、私はそこを諦めるつもりは無かった。冗談じゃない、私はリチャード・チャペルだ、そこは私の縄張りだ。ルディは仲間連れでやって来て私を掴んだ。私は死に物狂いで闘い、叫んだが、彼らは私を遥々バブリー・クリークまで引きずっていき、投げ込んだ。

その頃、私は泳ぎを全く知らなかった。この物語のおかげで、今は泳げる。だが当時は? 私は溺れていた。

川に飛び込んで私を救い上げた男がいなければ、きっと私は死んでいただろう。その男には、一目見ただけでもそれと分かる、どこか奇妙なものがあった。臆病な子供だったら震えあがったはずだ。それが、私とミスター・ナイトの最初の出会いだった。

サッチャー博士: その“ミスター・ナイト”の実在を裏付ける証拠は発見されていません。何一つ。

SCP-046-ARC: それで一体私に何をしろと言うんだ?

ともかく、ナイトは私に小さなホイッスルを手渡し、ルディの所に行ってそれを吹き鳴らせと教えた。バブリー・クリーク沿いでそうすれば、全て私にとって上手い具合に進むだろうと。ルディ・ベンソンにとってはそう上手く進まないという含意があるな?

だから私はそうした。川岸でルディと対面し、ホイッスルを吹くと… 予想とは違っていた。耳が痛むほどけたたましい高音が出たが、それだけではなかった。ルディはあらゆる場所から流血していた。目から、口から、鼻から。皮膚は裂けて、大量の血があの少年から流れ出していた。彼の仲間は散り散りに逃げ、私を恐れていた。

私はリチャード・チャペルだ。私に楯突く者はいない。

サッチャー博士: お話はそれで終わりでしょうか?

SCP-046-ARC: その通り。昨今、世間がルディ・ベンソンについて知っているのは、私が彼を殺したことだけだ。そして我々は、スピリットでは誰もが彼を知るように取り計らっていた。ルディ少年の思い出を生かし続けるのは大切だからな?

サッチャー博士: 成程。

SCP-046-ARC: で、何故そんな事を訊く?

サッチャー博士: あなたにその情報を知る権限はありません。

SCP-046-ARC: 何? 今すぐ何の話なのかを教えろ! 何故貴様らがこんな事を気に留めているんだ! ルディ・ベンソンに何が起きた!?

サッチャー博士: インタビューを終了します。

補遺4901.2 — パラウォッチの投稿

2009年、低脅威要注意団体 GoI-1109(“パラウォッチ”)のウェブフォーラムに、以下のSCP-4901について詳述する文章が投稿されました。この投稿は真偽双方の情報を混同していたことに加え、パラウォッチに関連する全般的な情報保安ポリシーに則って、収容違反とは見做されませんでした。

spicyghost 09/01/15 (木) 18:50:04 #83648190


シカゴ中心部の水底深くに、恐怖のスワンプシングが棲んでいる。奸智に長けた超常ギャング、シカゴ・スピリットと切っても切れない曰く付きの怪物が! そいつはスピリットが殺し、バブリー・クリークに沈めた全ての死者の魂の残滓から創られた!

誰もが承知の通り、シカゴ・スピリットは禁酒法時代とその直前のシカゴで最大級の犯罪組織の1つだった。スピリットと他の組織を隔てるのは、オカルトとの緊密な結び付きだ - 創始者のリチャード・チャペルは常に新しい魔導書を探し求めていると噂されていた。腹心の部下だった“鋸歯”は少なくとも十数回、死後に復活したと言われている。“車輪”はよく同時に2ヶ所に姿を見せた。デリンジャーは正真正銘の魔法使いだった。“脚長”はそれこそ2本の脚だけの存在で、車を追い越すこともできたらしい。

最初に重要な背景を説明しなくてはならない。まずバブリー・クリークについて、次にそことリチャード・チャペルの個人的な接点について。バブリー・クリークは、小説家アプトン・シンクレアの最高傑作“ジャングル”で次のように語られ、アメリカ全土に悪名を馳せた川だ。

“バブリー・クリーク”はシカゴ川の支流で、 … 1平方マイル圏内にある全ての食品包装工場の廃液が垂れ流しになっているので、実態としては幅100フィートないし200フィートの巨大な下水溝である。 … 流し込まれた脂身や化学物質はありとあらゆる奇妙な変化に晒され、その名の由来となっている。まるで巨大な魚が水中で餌を食べているかのように、その川は絶え間なく動いているのだ。

実に素敵な光景だ(バブリー・クリークが今でも時々泡立つのは注目する価値がある)。勿論、アプトン・シンクレアがここで述べている問題は、彼が“ジャングル”を執筆する数十年前から続いていた。その通り、リチャード・チャペルが犯罪稼業でスタートを切った時期にも、それどころか彼が子供だった頃にも存在した。

同僚の新聞売り - 名前はルディ・ベンソン - がリチャード少年の縄張りだった曲がり角を乗っ取ろうとした時、リチャードはすぐさま不相応な反撃に出た。彼はルディ・ベンソンをバブリー・クリークに連れ出し、魔法の力でライバルから血を一滴残らず絞り取った。血はそのまま川岸を流れ落ちて、川に沈んだブタやウシの骨や血や脂肪や体毛と混ざり合った。

成人したチャペルは、自分の過去を全ての人々に記憶してほしいと思うようになった。彼がベンソンに何をしたかを思い出させ、彼に挑もうとする者たちへの見せしめにするためだ。スピリットは定期的に敵をバブリー・クリークへ誘い出し、大量に流血させてから死体を川に沈めた。死体を捨てるには絶好の場所だった。川には動物の死骸が大量に沈んでいるから、もう誰も腐敗臭を気に留めようとしなかった。

バブリー・クリークのスワンプシングが最初に目撃されたのは、禁酒法制定から間もない1920年代後半、シカゴ・スピリットの絶頂期だ。当時のスワンプシングはほぼ人間のような姿で、川に屑肉を捨てに来た肉屋に発見された。彼は怪物に恐れ戦き、結果的に廃業したほどだ。

スピリットはこの事件に応えて、ルディ・ベンソンとスワンプシングの物語を吹聴し、彼らに歯向かう度胸のある者たちがどういう末路を辿るかを明確にした。スピリットも、シカゴも、決して忘れなかった。

少なくとも、シカゴ・スピリットが存続していた間はそうだった。FBIが酒場“シカゴ・スピリット”を襲撃し、リチャード・チャペルが死んだ1933年、スピリットはバブリー・クリーク事件について何も語らなくなった。バブリー・クリークのスワンプシングもそう頻繁に現れなくなり、たまに姿を見せても四本足だったり、全くの不定形だったりした。

目撃事例は今日まで続いている(通常、ルディ・ベンソンが殺害された早朝前後)。目撃日時は大抵、新聞や歴史書がシカゴ・スピリットに — 特にルディ・ベンソンやスワンプシングの話題に言及した時期と近い。恐らく、単なるパレイドリアに過ぎないのかもしれない。けれども…

もし、まだそこに居るのだとしたら?

この投稿はパラウォッチ内で幅広いコメントと読者を集め、パラウォッチのフォーラム上で2009年1月の“最もホットな”スレッドになりました。この副作用として、収容史上最多の民間人がSCP-4901関連情報に曝露しました。

当該の投稿に続き、SCP-4901の目撃頻度は著しく増加しました。加えて、SCP-4901はこの期間中、それまでで最も人間に近い形状を取っていました。SCP-4901への言及を含む歴史的メディアと、確証されたSCP-4901目撃事例を相互参照した分析は、統計的に有意な繋がりを示しました。

前述の相関関係を踏まえ、SCP-4901に関する知識と、SCP-4901がヒト型の形状を取り戻す能力の間には、強い繋がりが存在すると仮定されました。

補遺4901.3 — バブリー・クリーク探査

SCP-4901に関する2009年のパラウォッチ投稿に続いて発展した仮説を検証するため、クリアランスレベル1(無制限)のSCP-4901ファイルが執筆され、SCPフォーマット例として新入職員向けのデモンストレーションに使用されました。これは、2009年末までに追加██,███名の人物がSCP-4901を認知したことを意味します。

SCP-4901の目撃事例は2009年初頭を通して増加し続け、より人間的な形体で観察されるようになりました。しかしながら、8月下旬、SCP-4901は唐突に目撃されなくなりました。SCP-4901を発見して目撃が途絶えた理由を断定するため、機動部隊ゼータ-2のエージェント ロザレスがバブリー・クリークに単身派遣されました。

以下はエージェント ロザレスの探査記録の転写です。実際の映像は現在、RAISAによってロックされています。

探査映像記録転写

日付: 2009/10/07

場所: シカゴ、バブリー・クリーク

機動部隊: ゼータ-2

チームメンバー: エージェント A・ロザレス


エージェント ロザレス: 随分と小規模な任務じゃないか、え? バンを降りるのか?

司令部: 秘密裏に行動してほしいのだ。大都市の中心部だからな。

エージェント ロザレス: 了解した。今から出かける。

エージェント ロザレスはバンの後部ドアを開く。時刻は早朝、日の出の約20分前。エージェント ロザレスはバブリー・クリークの川岸を歩く。

エージェント ロザレス: もう既に4901の臭いがするようだ。

司令部: それは単なるバブリー・クリークの臭気だろう。

エージェント ロザレス: それでも臭う。100年経ってもこれか? スピリットが死体をここに投棄してたのも納得だ。

司令部: その物語は恐らくパラウォッチの捏造だろう。本来のルディ・ベンソン事件以外に、そのような事例は記録されていない。

エージェント ロザレス: じゃあ、4901はルディ・ベンソン1人だけでできてるのか?

司令部: ルディ・ベンソンと数十年分の腐ったブタとウシだ。

エージェント ロザレス: 奴が狂ったのも無理ないな。

エージェント ロザレスはバブリー・クリークの土手を歩き回り、様々な物を懐中電灯で照らす。彼は最近SCP-4901が目撃された場所を数ヶ所通り過ぎるが、成果は何ら得られない。

エージェント ロザレス: 沼地の化け物さんの気配は無い。

司令部: 了解。呼び掛けてはどうかな?

エージェント ロザレス: ルディ! おい、ルディ! ルディ・ベンソン!

映像ログに識別可能な音声は記録されない。

エージェント ロザレス: 何か聞こえた気がする、本当に微かな音だった。藪の中に降りて堤防沿いに歩いたほうが良さそうだ。

エージェント ロザレスはバブリー・クリークに降りる。

エージェント ロザレス: ルディ! 出て来いよ、ルディ!

微かな、しかし甲高い呻き声が音声装置に記録される。

司令部: 今、こちらでも検出した。良くやってくれた、エージェント。

エージェント ロザレスが進路を懐中電灯で照らすと、泥に埋もれた生物学的物質の小さな塊がビデオカメラに映る。エージェント ロザレスはその隣に屈み、ラテックスの手袋を嵌めて拾い上げる。

エージェント ロザレス: 4901の欠片を発見したらしい。何かの骨の破片 — 私の見るところ、ブタの肋骨だろうな。脂肪の小片が付着した小さな毛束。バブリー・クリークの川底から打ち上げられた可能性もあるが、恐らく4901の身体の一部だ。

司令部: とにかく、回収してくれ。

エージェント ロザレスは生物学的物質の塊をバイオハザード証拠品袋に入れ、バックパックに収容する。

エージェント ロザレス: 今、呻き声の方角に向かっている。向こうの茂みから聞こえるようだ… おい、ルディ!

“おい、ルディ!”の発声直後、呻き声の音量が高まる。

エージェント ロザレス: うん、あそこで間違いない。

エージェント ロザレスは藪の一角に分け入り、枝を押しのけて小さな空洞を明らかにする。エージェント ロザレスの身体の向きの都合上、ボディカメラは空洞の中を映していない。

エージェント ロザレス: ルディ?

SCP-4901: どう-どう-う-う-うか や-や-や-めて-て…

SCP-4901の声は思春期前の男児の音声分析と一致しており、激しい不快感を覚えながらえずいているように聞こえる。エージェント ロザレスはシャツのボディカメラを掴み、SCP-4901に向け直す。SCP-4901は手と膝を突き、口から自らの構成物質を放出している。

エージェント ロザレス: ルディ・ベンソン? お前か? 元新聞売りの? こっちにお前を傷付ける気は無い。

SCP-4901: いた-たい-い!

エージェント ロザレス: すまない、ルディ・ベンソン。お前は自分が何者かを覚えているか?

SCP-4901: わす-す-す-すれ-れ-れ-ろ。た-た-たのむ。わす-すれろ。

エージェント ロザレス: お前を忘れてほしいのか? お前が誰だったかを?

SCP-4901は激しく咳き込み、ブタの脂肪と骨の大きな塊を吐き出す。SCP-4901はその後、立ち上がり、横の地面から紙屑の束を掴む。

SCP-4901: よけいだ! よけいだ! ぜんぶよんだ!

SCP-4901は紙屑をエージェント ロザレスに投げ付け、身体構造を変化させ始める。鋭い骨が両手の先端から突出する。エージェント ロザレスは空洞から退却し、銃を抜く。

エージェント ロザレス: アノマリーの敵意を確認した。交戦許可を求める。

司令部: 承認。弾丸は致命傷を加えられないはずだ。

SCP-4901は空洞から姿を現し、支離滅裂に叫ぶ。SCP-4901は両腕先端の鋭い骨で、自らの頭部を急速に繰り返し刺突し、汚泥と動物性物質の大きな塊を引き剥がす。

エージェント ロザレス: ふん。どうやら、敵意は私に対してではなかったらしい。

SCP-4901は頭部が無くなるまで繰り返し自らを刺突した後、他の身体部位を刺して、繊維状血液から他の物質を剥がし始める。

司令部: 退却してくれ。

エージェント ロザレス: それが良さそうだな。

2009年中にSCP-4901関連の情報を閲覧した全ての財団職員には、軽度の記憶処理が施されました。以来、SCP-4901は過去の行動パターンを再開しています。2009年10月7日以降、SCP-4901は発声もヒト型の形状を取る様子も観察されておらず、典型的にはバブリー・クリークの水面下に身を潜めています。

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