アイテム番号: SCP-4934
オブジェクトクラス: Neutralized (旧Safe)
特別収容プロトコル: ジョーンズ氏の私有地は、財団フロント企業により買収され、4メートルのプライバシーフェンスが設置されています。SCP-4934の研究者は、カバーストーリーC5-A"喪に服す親族"の下でその住宅内部に居住しています。
説明: SCP-4934は、漫画家の故チャック・ジョーンズ氏個人の書斎であり、カリフォルニア州ニューポートビーチの彼の私有地内に存在します。SCP-4934は入室不可能であり、入室は局所的な現実改変や新たな人型存在の出現、または危険な物品及び物質の出現などを含む様々な手段(下記を参照)によって妨げられます。この異常活動はSCP-4934への扉が閉じられると停止します。
補遺4934.01 特筆すべき突破の試行
試行番号: 1
結果: レックス研究員はSCP-4934への扉を開き、入室を試みる。レックス研究員は熊手の上に足を踏み出し、その柄の部分が顔にぶつかることによって後方によろめく。その直後にSCP-4934への扉が閉じる。
試行番号: 5
結果: レックス研究員がSCP-4934への扉を開ける。直接観察できる障害や障害物の類はなく、レックス研究員は入室を命じられる。部屋への入り口がレンガの壁に描かれた部屋の複写に置換されたため、レックス研究員は入室できない。
試行番号: 18
結果: レックス研究員がSCP-4934の扉を開けると、入浴中の裸の女性の姿が露になる。その女性は驚愕して金切り声を上げ、レックス研究員を殴った後に扉が閉じる。
試行番号: 26
結果: レックス研究員がSCP-4934への扉を開けるとすぐにカンカンダンサー1の列に押し流され、列は廊下に入ると消滅した。最後のダンサーは消滅する前に後ろの扉を閉めた。
試行番号: 46
結果: レックス研究員がSCP-4934への扉を開き、入室を試みる。敷居を通った直後、50kgの金床が彼の頭に落下し、彼の後ろの扉が閉じる。レックス研究員は5分後、目立った負傷がない状態で住宅の地下から回収された。
試行番号: 66
結果: レックス研究員がSCP-4934への扉を開けると、途切れなく続く一連のより小さな扉が現れる。実験が中止されるまで32枚の扉が開かれた。その直後にSCP-4934への扉が閉じる。
試行番号: 75
結果: レックス研究員がSCP-4934への扉を開けると、トレンチコートとフェドーラを着用した背の高い人間の男性が露になる。対象はレックス研究員にリボルバーを向けて"ここから出ていけ、な?出ていけ!出ていけ、な?"とシカゴ訛りで発言し、扉を閉めた。
試行番号: 82
結果: レックス研究員がSCP-4934への扉を開けると、部屋が点火された様々な爆発物で満たされていることが明らかになる。レックス研究員は即座に扉を閉める。大きな爆発音が聞こえた後、扉の下部から煙が発生しているのが確認された。爆発による室内の被害は後の試行においては観測されなかった。
試行番号: 96
結果: レックス研究員がSCP-4934への扉を開けると、自身と同一の人型実体が露になる。それぞれが他方の動きを模倣しているようであったため、SCP-4934への侵入が妨げられた。それぞれによる他方の模倣の2分後、室内のレックス研究員の複製は突然派手にレックス研究員にキスをし、彼を押しのけ扉を閉める。
試行番号: 101
結果: レックス研究員がSCP-4934への扉を開けると、閉じた赤いカーテンが露になる。5秒後、豚と人との混合種の生物の頭部がカーテンの間から飛び出し、"こ-こ-こ-これでおしまい!"と言って扉を閉める。この試行の後、SCP-4934への扉はさらなる異常活動を伴わずに開くことが可能になった。SCP-4934は1週間の観察が終了した後、Neutralizedに再分類された。