アイテム番号: SCP-4942
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-4942-1を含むPrinciples of the Belowの写本はすべて収容されます。財団が保有するコピーは、サイト-36内の図書館制限区域に保管されています。いかなる写本への承認も、SCP-4942 HMCL監督のデスクからなされます。
財団が運営するウェブ解析ボット(I/O-SAURON)は、SCP-4942-1に関するのオカルトコミュニティー内の言及を監視するためのものです。言及があった場合、それらは複製され、ホスティングウェブサイトから削除されます。SCP-4942-1及びSCP-4942-2がさらに生み出された場合、機動部隊χ-7(Caledfwlch Red)が指定の位置にすぐさま配置されます。
SCP-4942-1を実行する試みは行われません。
説明: SCP-4942-1は、SCP-4942-2(特定のAleph級悪魔的実体)を召喚し、施術者に従わせる長期にわたった魔術的な儀式です。SCP-4942-1はもともと、16世紀のオカルトに関する写本Principles of the Belowに記載されていました。
Principles of the Belowの内容は当時、異端で違法なものとしてみなされていたため、現存するものは非常に少ないと考えられています。この見解は、SCP-4942-1自体から生じたものではありませんが、概して作品全体の内容からこのように考えられています。事実、この本は200部しか出版されていません。
Principles of the Belowの出版から現在までの間に、写本の大部分が失われています。現在行方が知られているものは42冊だけです。そのうち34冊が現在財団に収容されており、1冊はマーシャルカーター&ダークス、3冊はサタン合同協会の科学者、4冊は改革派のテンプル聖騎士団が保有していることが明らかになっています。また、すべての外部機関はPrinciples of the Belowのコピーを販売したり、SCP-4942-1を試みないことに同意しています。
他の同様の儀式と比較して、SCP-4942-1は非常に珍しいです。SCP-4942-1の珍しい点としては主に非常に非典型的で異常に要求の厳しい供物、極端な儀式の長さ、そして異常なほどの手順の複雑さの3つがあげられます。
SCP-4942-1を実行するために実行するために使用される供物は、他の類似の儀式よりも劇的に異端的で資源集約的です。SCP-4942-1において、供物として要求されたものの例では、完全なヘクトーム1、物理的通貨での1年の給与の破壊、そして現地時間で1443年から1457年の間の春分に収穫された麦2などです。
SCP-4942-1の儀式を正しく執り行う場合は、1週間、恒常的な行動をとり続ける必要があります。この時間は主に儀式中の詠唱で占められています。儀式は少なくともSCP-4942-1の実行に肯定的な13人の参加者を必要とします。さらに各参加者は1週間の間、正確な時間に特定の行動を実行しなければなりません。これらの作業の多くは「60個の蝋燭を90秒で特定の順序で点灯させる」など、短い時間で指定された作業を正確にやるような手先の器用さを要求するものです。
正しくSCP-4942-1が実行された場合、SCP-4942-2がチョークの魔法陣の中心から最低3%の誤差の場所に現れ、そして召喚責任者の要求に従うようになります。
SCP-4942-2はSCP-4942-1によって召喚されるAleph級3の悪魔的実体です。SCP-4942-2はおおよそ人型で、身長は約1メートルです。SCP-4942-2は角や羽を有しており、多くの哺乳類、鳥類、爬虫類の様々な特徴が見られます。
その外見、召喚方法などを除きSCP-4942-2は異常な特徴を保持していません。