SCP-4977
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アイテム番号: SCP-4977

オブジェクトクラス: 議論中

特別収容プロトコル: ウィリアム・クレーガーの友人や親類は記憶処理され、関連する記憶の復活を防ぐために移転されました。サイト-17は更なる異常活動に備えて監視されていますが、まだ如何なる事象も検出されていません。夢に関連する異常存在の詳細情報が得られた場合、速やかにSCP-4977研究チームへ転送されます。

監督評議会は現在、SCP-4977が呈する脅威の性質とリスクレベルを(仮にあるとして)議論しています。SCP-4977がThaumielクラスの異常存在である可能性は無視できないものです。

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サイト-17、ウィリアム・クレーガーの最後の既知の所在地

説明: SCP-4977はウィリアム・クレーガーが12歳から14歳まで経験した一連の悪夢です。SCP-4977の詳細はクレーガーの日記からのみ取得できますが、それぞれの夢はクレーガーが正体不明の実体の意思に従って翌日を過ごす内容だったようです — これらの夢で示された未来予知の精度は不明ですが、非異常な人間の予測キャパシティよりも明確に高いものでした。判明している殆どの事例で、クレーガーは(恐らく、従わなかった場合に何が起こるかを怖れて)SCP-4977中の出来事を現実世界でも再現しようと試みました。

最初に記録されたSCP-4977事例は1978/06/12に発生し、クレーガーが自宅を永久に去ることを強制しました — 当時の日記の書き込みを基に、SCP-4977はこの事件の約2週間前から始まったと考えられています。その後の2年間でクレーガーは250km北西へ移動し、(SCP-4977から一部支援されつつ)個人宅や施設から窃盗した食品や飲料で生き延びていました。彼の精神的・肉体的健康は両方とも著しく悪化し、複数回組織された捜索隊は全ての事例でクレーガーから完全に回避されました。

SCP-4977は最終的に1980/02/04、クレーガーが財団サイト-17に到着し、侵入に成功した時点で終結しました。この事件のログが以下に掲載されています。

サイト-17 監視映像 [1980-02-04]

対象実体: “ウィリアム・クレーガー”


<記録開始、03:44 am>

03:54: クレーガーがカメラの視界に入る。

03:55: 彼は廊下を歩きつつ、各収容チャンバーのドアの前で短時間立ち止まる。幾度か、彼は後ろを振り返り、ドアの数を数えているように見える。

03:57: 彼は7番目のドアの外で立ち止まり、リュックサックを床に降ろしてジッパーを開ける。

03:59: 彼はリュックサックから食品、飲料水ボトル、日記、数点の衣類などの物品を多数取り出す。彼は日記を開いて親指でめくる。

04:01: 彼は立ち上がり、チャンバードアのキーパッドに暗証番号を入力する。

04:02: ドアがスライドして開き始める。ドアの動きは緩慢であり、数秒後に人間1人が入室できるほどの隙間が空く。

04:04: 未特定の実体、以下AE-4977-1がチャンバーを退室する。AE-4977-1は小柄な子供と同程度の大きさであり、何らかの硬直した骨格に灰斑色の材質を詰め込んで構成された大雑把なヒト型をしている。特徴は不明確だが、デニム地の短パン、汚れたTシャツ、野球帽を着用しているように見える。

04:07: AE-4977-1はカメラの視界から外れる。クレーガーは振り返ってカメラを見つめる。

04:07: クレーガーは廊下にリュックサックとその中身を放置したまま、収容チャンバーに入室する。

04:08: チャンバードアが閉鎖される。

<記録終了>

AE-4977-1はこの事件以来発見されておらず、記録・情報保安管理局の広範な調査の結果、当該実体は公式・非公式を問わず如何なる形式でも財団データベースに登録されていないと判明しました。事件後、全てのサイト-17職員は各々の持ち場で眠っているのが発見されましたが、懲戒処分の対象とはされませんでした。SCP-4977の更なる調査は保留されています。

留意点として、監視映像に映っていた収容チャンバーは実在しません。問題のチャンバーの建造は当初は計画されていましたが、休養目的の中庭のスペースを設けるために中止されています。SCP-4977はこれ以降、他の如何なる人物にも発生していません。ウィリアム・クレーガーの消息は不明です。

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