SCP-4990
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SCP-4990-A1、都市国家の仮想初期地点。

アイテム番号: SCP-4990

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: イガ・ニエムチク研究員の使用するベッドは全て、ベッド下部及びその下の空間が見える位置に様々な形態の監視装置が装着されています。この装置は4990研究チームのメンバーの判断で有効になります。もしも異常な活動によって起床した場合、ニエムチクは事案の詳細を記録し、研究員に通知してください。

活動中のSCP-4990-Aの位置は、ニエムチク研究員が現在居住するサイト-201です。

説明: SCP-4990はイガ・ニエムチク研究員によって使用された、任意のベッドの下に存在する仮想都市国家です。SCP-4990-Aに指定されたベッドは異常性を示し始めるのに1日以上夜間に使用される必要があります。別のベッドに切り替えると、2日間の未使用期間の後、最初の実例の異常性は消失します。毎日ベッドを切り替えると、1日という期間に関係なく異常性が現れます。

SCP-4990-A実例に関する全てのアノマリーはSCP-4990の存在の証拠となります。都市国家の形跡には以下のものが含まれています:

  • SCP-4990-A実例の下に明示された明るい照明、交通と宣誓であると解釈されたスピーチからなる音声を伴っている。
  • ベッドの下に再出現する、ニエムチク研究員が自宅で紛失した小さな物体(電池、ペン、靴下など)。全ての物体は識別不能な記号やアラビア数字の値が付けられており、これらは通貨の形式、もしくは通貨と交換できる物品としてオブジェクトを意味付けしていると考えられている。
  • 高水準のディティールで設計された、台座の上に立つ王冠を付けた人間を模った塵の集合体。
  • ベッドの上に置かれた王冠の、イエローやシアンの焼印が押されたSCP-4990-Aの下に置かれた物体。
    • 本のように文章を持つ物体は、これまでの所、ポーランド語アルファベットを用いた未翻訳の言語に変換されている。画像は寝室の家具に似たモニュメントの周りで祈る人々や、枕状のヘルメットを着用した11人の人々、長方形の街の地図を含む様々なイラストに置換される。
  • ニエムチク研究員の誕生日に、花火がベッドへ衝突すると称される感覚に沿って歓声と音楽1、花火の音。ベッドマットレスの検査ではこれらの出来事の後、その下部に焼けた跡が発見された。

SCP-4990アノマリーの大半はSCP-4990-Aの下に存在し、時には実例の境界を越えて拡散します。ニエムチク研究員が眠っているときに、移動する照明や床を走る車両の騒音が、時々彼女の周囲で発せられる会話の音声と共に報告されました。

もしもニエムチク研究員がベッドの底と床の間に隙間がないベッドで眠ると、ベッドが自発的に壊れる2前に彼女は儀式的な詠唱の音声を聞きます。床のようにSCP-4990-Aと見なされない物体上で寝る場合、彼女は彼女に向けて叫ぶ声3と戦車の駆動音を聞き、その実体上で寝ることを止めます。

SCP-4990の存在を確認する試みは常に失敗します。SCP-4990-A実例下部及び周辺に設置されたアクティブな監視装置は、ニエムチク研究員が寝ている間、ほこり同士が凝集する傾向にあることを除いて、如何なる異常な現象も観測しません。また、ニエムチク研究員は、目覚めた後にアノマリーを観察する様々な手段をもってしても、SCP-4990を見ることが不可能です。アノマリーの正確な性質を決定するための調査が進行中です。

補遺.1: SCP-4990から回収された物品

以下はSCP-4990-A実例の下に出現したオブジェクト群の要約されたリストです。

アイテム番号: RO-4990-11

説明: 2人の山岳登山者の白黒写真であり、笑顔を浮かべている。1人は首元に枕状のメダルが付いたペンダントを身に着けている。写真はニエムチク研究員のベッドサイドランプの頂上で撮影されており、彼女の顔が見える。

アイテム番号: RO-4990-14

説明: 携帯電話やテレビのリモコンの表面にアール・デコ様式で建設された、高層ビル群からなる街並みの油絵。ベッドの下部がこの地域の上に広がっており、主要な光源は建物群の背後に位置する2つの巨大な石油ランプである。電話とリモコンは共にニエムチク研究員がその週に紛失したものであった。

アイテム番号: RO-4990-20

説明: 鉄製の模型。枕状のヘルメットを被り、先端にニエムチク研究員のベッド横のアラーム時計の旋律を付けた王笏を持つ人物が、ベッドを模した玉座に座っている。この玉座は、脚部が車輪のように硬貨で置き換えられた齧歯動物の背中に作られている。

アイテム番号: RO-4990-21

説明: クイズショーのように見えるものの古びたステージ上で、お互いを抱擁する4人の家族の白黒写真。紙吹雪が天井から落ち、彼らの背後には通貨記号と"10000"が書かれた大きな単三電池が存在する。

アイテム番号: RO-4990-22

説明: フィルター。上半分には十字に交差する単三電池と、爆発する電池によって吹き飛ばされた5人の人間(1人は枕のヘルメットを身に着けている)の絵が見える。その下には、横にチェックマークがある通貨記号の付いた耳栓の画像が存在する。

1週間後、ニエムチク研究員は全ての耳栓を紛失した。

アイテム番号: RO-4990-23

説明: SCP-4990-A32のベッドの枠組みに組み込まれた四肢のような機械であり、これらの役割は不明である。

アイテム番号: RO-4990-28

説明: ニエムチク研究員の寝室と隣接する部屋の仮想配置を描いた32枚の間取図。全ての場合で部屋は寝室のドアを経由してアクセスできるものである。SCP-4990-A32の下にこのような間取図が継続的に出現することは、仮説の通りSCP-4990が存在すると仮定すると、SCP-4990の中にこれらの間取図のための多くの人口があることを示している。

アイテム番号: RO-4990-34

説明: 新聞の白黒写真。写真は様々な拡大された生活用品から作られたスラム街で撮影され、壊れたイヤホンから構築されたオートバイのような車両を運転する男性が写っている。ニエムチク研究員の冠を被った頭がある燃えている旗が車両後方に存在する。野次馬は声援を上げているようである。赤いマーカーで書かれた円は男性の頭を囲んでいる。

アイテム番号: RO-4990-35

説明: 半壊した王冠を被った人型実体の埃の塊の像。像の周囲の床にバリケードテープと小さな戦車の走行跡が存在する。

アイテム番号: RO-4990-36

説明: 大量の砂の下に埋葬された、血まみれの男性の頭蓋骨。頭蓋骨の上部は切り開かれたまま、ニエムチク研究員の枕と一致している、ポリエステル製の詰め物で満たされた内部と共に釘付けにされていた。血液の分析から頭蓋骨が出現した夜に、直近で人体から放血したような状態であったことが判明した。

アイテム番号: RO-4990-37

説明: 修復された王冠を被った人型実体の埃の塊の像。跡は発見されていない。

アイテム番号: RO-4990-41

説明: SCP-4990-A32の枠組みの脚部と置き換えられた機械製の脚、ベッドの両側に取り付けられた投光器、下部に置かれた小型ディーゼル発電機。SCP-4990-A32が寝室のドアに向かって動き出す兆候を見せ、ニエムチク研究員が起床し、寝室の照明を点灯すると停止した。SCP-4990-A32はSCP-4990-A33に置き換えられた。

補遺.2: 事案4990/O/1

2014年9月16日、ニエムチク研究員と彼女が就寝している間監視を行う装置が、銃声と叫び声を観測しました。3分後、冠とベッドの紋章で装飾された真鍮製の枕を運ぶ男性個体(以下、PoI-4990)が、ベッドの下から這い出しました。彼は警備員によって早急に取り押さえられました。取り調べが行われましたが、PoI-4990が英語を理解できなかったため、情報は得られませんでした。しかし、彼らの発する言語はオランダ語に類似していました。

実体が一時保管セルに送られた後、彼は寝たふりをし、セルのベッドの下へ這って移動しました。差し押さえられた枕は一時保管セルに転移し、同様にベッドの下へ引きずり込まれました。セル内の隠しマイクは声援、軍事行進曲に類似した楽曲群、国歌と推定されるものを記録しました。注目すべき点は、この国歌が一度SCP-4990から聞いたものと大きく異なっていることです。

SCP-4990の活動はこの事案以降減少しています。PoI-4990と枕は再出現していません。

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