SCP-4995-JPと同型のピコピコハンマー
アイテム番号: SCP-4995-JP
収容クラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-4995-JPはサイト-8181の標準物品収容ロッカー内に収容されます。プロトコル616-アレフに基づき、必要に応じて医療施設への貸出が認められています。
説明: SCP-4995-JPは玩具であり、ピコピコハンマーの名称で知られています。現在までに財団は93本のSCP-4995-JPを回収しています。
SCP-4995-JPの柄の下端部にはダイヤルが付属しています。ダイヤルには0から100の数字が10刻みの目盛りで振られており、連続的に動かすことが可能です。
SCP-4995-JPの面で人を殴打した場合、SCP-4995-JPを振るう速度や殴打された位置に関係なく、殴打される人物が受ける痛みは一定になります。この際の痛みはダイヤルによって設定された数値と比例の関係にあることが明らかになっています。
SCP-4995-JPの使用により外傷が生じた例は確認されておらず、財団はSCP-4995-JPは殴打時に痛覚のみを与えることが可能であると推測しています。
補遺: Thaumiel指定経緯
1998年のヴェール崩壊に伴い、超常技術の一部が一般社会に露見しました。特に一般の科学者らは新たに周知された技術に対する関心が高く、積極的な技術の応用を試みました。
SCP-4995-JPは疼痛学1の分野において注目されました。一般的に慢性的な痛みを客観的に評価することは困難であるため、主観的な愁訴に頼って評価せざるを得ません。しかし、数値化された痛みを与え、それと疼痛を比較することにより、実質的に自身が感じている痛みの定量化が可能になることが期待されました。
実際に、慢性的疼痛を有している患者らにSCP-4995-JPを使用し、痛みの数値化が試みられました。結果として、各々の患者が訴えている主観的な痛みの大小とSCP-4995-JPの客観的数値の大小には正の相関(r=0.946)が確認されました。
また、生理的に類似した条件の患者同士ではSCP-4995-JPによって測定された痛みの数値も類似することが判明しました。この結果を踏まえた上で、2005年7月、一部病院においてSCP-4995-JPの試験的利用が認可されました。
SCP-4995-JPは多くの患者に対して利用され、痛みの客観的評価に関して有益な結果をもたらしました。上記経緯によりSCP-4995-JPの有用性が認められたため、SCP-4995-JPはThaumielに指定されました。



