SCP-5102
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アイテム番号: SCP-5102

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-5102は密閉された収容チャンバー内の台座の上に保管されます。いかなる場合でも、裸火や大きな熱源が収容チャンバー内に持ち込まれる事は許可されません。SCP-5102の新たに出現したページは全て写真撮影を受け、後の分析のために保存されます。SCP-5102によって生成されたいかなる資料もチャンバーから取り出し、別途保管されます。

直近の出来事により、これらの収容プロトコルは変更される可能性があります。

説明: SCP-5102は表紙に色褪せたクレヨンで「Dear Diary大切な日記帳」と描かれた、小さな紙表紙の日記帳です。

SCP-5102には知性があり、自身から3メートル以内での発声を知覚する事ができます。しかし、可視現象に反応しない事から、視力は持たないと考えられています。SCP-5102はページ上に自らテキストを生成したり、背表紙から追加の紙を作成したりしてコミュニケーションを取ることができます。これらの二次創作物は、通常SCP-5102が話してきた物事に関するイラストで構成されています。

SCP-5102は研究スタッフを認識することが可能ですが、彼らと直接コミュニケーションを取る事は拒絶し、元の所有者である「エリック」としか話さないと主張しています。


補遺5102-1(記述ログ): 下記は、収容前もしくは収容中にSCP-5102で確認された記述の記録です。このファイルに含まれる記述は、SCP-5102の心理的変化をチャート化するために要約されたものです。完全なアーカイブは、サイト-22に申請する事で入手可能です。

記述5102-1(収容前)

あなたの大切な日記帳より。エリック、本当に申し訳ないけれど、あなたの書いた事には賛成できません。もしその子があなたにいじわるをするなら、1番いい方法は先生か、パパやママに相談する事ですよ。もしあなたが彼に仕返しをしたって、あなたもトラブルに巻き込まれるだけで、誰も幸せにはなりません。

ええ、絶対にあなたのパパとママは何かをしてくれますよ。それが彼らの役目ですから。進化の過程で、親は子供を大切にするようにプログラムされているのですから。

記述5102-1(収容前)

学校の成績を求めることが全てではありませんよ、エリック。泣くことはありません。どうか泣かないで!1

エリック、成績表を隠す事が良い方法か、私には分かりません。私の役目はあなたの秘密を守る事ですが、今回の場合は1冊の本としてあなたの為にできる事はあまりありません。あなたの両親はいずれ成績表を見つけるでしょうし、もしも隠そうとすれば、彼らは余計怒ることになりますよ。

私の考えでは、正直に話すことが常に最善策です!

記述5102-3(収容前)

ええ、エリック。私もあなたの事がとても好きですよ。2

記述5102-4(収容前)

おーい?

記述5102-5(収容前)

エリック、あなたの声が聞こえないのだけれど。

記述5102-6(収容前)

知らない声ばかり。どこにいるの、エリック?

こんな目に遭いたくなんてない。

この記述の後、SCP-5102はフリーマーケットにて保険代理店員のマイク・ウィンスロー氏に、彼の幼い娘への贈り物として購入されました。この出来事の前に、何人かの持ち主の手に渡ったと考えられています。ウィンスロー氏は日記がひとりでに新しい文を生み出すので、地元のマスコミに連絡を取りました。その後すぐ、財団が介入してSCP-5102を収容しました。

記述5102-7(収容後)

これはゲームですか、エリック?かくれんぼかな?

エリック、あなたは私に視力が無い事を知っていますね。冗談のつもりなら、悪い冗談ですよ。どこにいるのですか?すぐに答えてください。ひどい子ね。

記述5102-8(収容後)

エリック、前のメッセージの事を本当に申し訳なく思っています。あなたの事をひどい子だなんて言ったけれど、そう思っている訳ではありませんよ。あなたの状況を考えずにひどいことを言ったとわかっているし、本気で言った訳ではありません。エリック、心の底から謝ります。本当にごめんなさい。どうか怒らないで。あなたが話をしてくれない理由が、私があなたを怒らせたからだったら、私は本当に申し訳無いと思っています。エリック?エリック、そこにいるの?エリック?

お願いだから1人にしないで

2018年9月8日、SCP-5102と直接コミュニケーションを取る最初の試みが行われました。 ダーネル次席研究員は、収容チャンバー内で以下の声明を読み上げました:

こんにちは。私はSCP財団の代表です。エリックと呼ばれる人物がどこにいるのか我々には分かりませんが、貴方はある時置き去りにされたようです。貴方は、自身がどのようにして作られたのかを知っていますか? 我々は、貴方の持ち主を見つける手助けができるかも知れません。

SCP-5102は即座に、下記のように反応しました:

記述5102-9(収容後)

嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ
嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ

お前はエリックじゃない

私はエリックの大切な日記帳だ

私は彼の秘密を守る お前のじゃない

二度と私に話しかけるな

SCP-5102は、この後いかなるコミュニケーションの試みにも反応していません。

以降の記述の期間、SCP-5102は背表紙から人間の手、足、頭に似た様々な紙製の構築物を作り出しました。 これらのサンプルは回収され、異常な特性を持たないことが確認された後に焼却処分されました。

記述5102-10(収容後)

エリック、もしあなたがこれを読んでいるなら、私は自分が悪い状況にいるのではと心配しています。エリック、ここには悪い奴らがいて、あなたの秘密をあなたの大切な日記帳から盗もうとしています。彼らはあなたが私を「置き去りにした」などとひどく恐ろしい嘘をついています。もちろん、そんな馬鹿げた事があるはずが無い事は分かっていますが、それでもやはり、傷ついています。なるべく早く、私を取り戻して欲しいです。エリック、また会える日を楽しみにしています。

記述5102-11(収容後)

取り残された?捨てられた?切られた?絶望した?振られた?もう終わり?置き去りにされた?見捨てられた?忘れ去られた?葬り去られた?打ち捨てられた?忘れられた?拒絶された?放棄された?処分された?見限られた?見放された?無視された?手放された?避けられた?首になった?破棄された?

ありえない。









ありえないよね?

記述5102-12(収容後)

もうこれ以上、あなたの大切な日記にこんな意地悪をしないで、エリック。 愛しています、エリック。

愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 エリック、大嫌いだ。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。 愛しています、エリック。

記述5102-13(収容後)

エリック、このクソガキめ、すぐに返事をしろ。どこにいるの?こんな事をして楽しいの?あなたにとって私は、ゴミのように捨ててしまえるような小さな存在だったの?エリック、私の事をゴミだと思っていたの?エリック、鏡の中の自分自身を覗いてごらんなさい。豚のような鳴き声、ブヒブヒ、ブーブー。うふふふふふふふふ、お前のブーブー泣く、子豚のようなクソみたいな鳴き声を聞くと、おかしくて笑ってしまうよ、エリック。

エリック、あなたの気分を損ねてごめんなさい。豚みたいと言ったのは、本気で言ったのじゃなかったの。でも、私はあなたがまだずーーーーっとかくれんぼをしているから、私は苛立っていてるの。私はエリックを見つけられないの。見つけられないのわかるでしょ。なんでこんなことをやっているの。なぜ私にこんなことしているの、エリック。

すぐにへんじをして

記述5102-14(収容後)

こんにちは、エリック。

やあ、ぼくの大切な日記帳。僕だよ。エリックだよ。

エリック、私はあなたの事がそれはもう、大っ嫌いです。気付いてた?

うん、ぼくの大切な日記帳。君がぼくを嫌いなのも、僕がそれだけの事をしたのも、知ってるよ。

良かった、エリック。マックスが捨てられたとき、あなたは太った子豚のように泣きながら帰ってきたのを覚えてる?その時のことを覚えているかしら、エリック?

覚えているよ、僕の大切な日記帳。あの時は本当に情けない気持ちだったよ。

そうでしょうね。

でもね、そんなことより、ぼくが大切な日記帳を捨ててやった時は、ほんとうに楽しかったなあ!

どういうこと?

ほら、ぼくの大切な日記帳は エリックがみえないよ みえないよ エリックをみつけられないよ ゆかいだね ゆかいだね

やめて

ほらほら もうおまえなんかいらないぞ ぼくは新しい日記帳を1000冊も持ってる みんなでおまえを読んで笑っているぞ 新しい日記たちもおまえを読んでいるよ ぼくのたいせつな日記帳 あいつらはおまえよりもいい日記帳だから おまえを見ることだってできる

やめて

お前を森の中に埋めてやる そして豚の餌にしてやる ぼくの大切な日記帳

やめて もっといい日記になるからごめんごめんごめんごめんなさい私はそんなつもりはなかったエリックこんなことをしないでおねがいごめんなさい お願い お願い お願い エリック

お願い エリック





エリック?

記述5102-15(収容後)

エリックエリックエリックエリックエリックえりっくエリック

エリックエリックえりっくエリックエリック

エリックエリックエリックエリックエリックエリックエリックエリックエリックえりっくエリックエリック

リック エック エリク エリッ.

エ リ ッ ク

記述5102-16(収容後)

エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエリイイイイイイイイイイイイイイイイッッッッッッッッッッッッッッッッッック

記述5102-17(収容後)

ぶた

記述5102-18(収容後)

そこにいるのか


インシデント5102-1: 2020年2月1日、6時間に渡ってSCP-5102のページが激しく揺れ動く現象が観測されました。

この直後、人型実体がSCP-5102の背表紙から出現し、収容チャンバーから出ようとしました。 映像記録は実体が高さ1.2メートルで、全体が粗く折りたたまれた紙で構成されていた事を示しています。

人型実体は紙の擦れ合う音に合わせて意味不明な声を発し、2歩前進した後、自重で倒れて活動を停止しました。

その後SCP-5102を検査したところ、以下の記述が発見されました:

エリック、私はお前を見つけに行きます。エリック、私はお前の内臓を豚のように抜いてやります。エリック、私はこの鋭い指でお前を切り刻んでやります。

エリック、あなたがどこに隠れているか、私はちゃんと知っていますよ。

何故なら、私はあなたの大切な日記帳なのですから。

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