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特別収容プロトコル: SCP-5118はサイト-65の、ペット用ベッドとチュートイ1を備えたイヌ科収容チャンバーに収容されます。SCP-5118には常に真水が供給され、乾燥飼料から成る食事を毎日3回与えられます。SCP-5118との交流は実験を目的とした場合のみとします。
説明: SCP-5118はクラスI現実改変能力者です。SCP-5118は物体を随意に出現・消失させる能力と、自身の生理機能を改変する能力を見せています。現在、SCP-5118の外見は成犬のゴールデン・レトリバーに類似しています。
2019/08/18、現実改変の疑いのある複数件の報告を受けて、市民に扮した機動部隊ゲート-1 ("仲裁人") がサスカチュワン州サスカトゥーンに派遣されました。機動部隊ゲート-1には、サイト-65のウィリアムズ博士と通信するための遠隔式映像・音声機器が装備されていました。
[無関係な会話は削除済。]
MTF-アルファ: よし、着いたぞ。捜索対象は何だったか?
ウィリアムズ博士: 現実性障害だな。直近に傍受した報告からして、相手はどうもクラスIのようだ。
MTF-アルファ: 外見や場所の情報は?
ウィリアムズ博士: 最後に報告されたのはハイド・パーク付近だ。若い成人男性だったと。奴がまだコツを掴み切ってないなら、今もその姿かもしれない。
MTF-アルファ: 分かった、ハイド・パークへ向かおう。
機動部隊が徒歩でハイド・パークへ向かう。周囲には人だかりがいくらか見える。
MTF-ガンマ: こりゃ探し出すのに苦労しそう —
MTF-アルファ: 待った。
MTF-アルファが数百ヤード先のベンチを指さす。若い成人男性がベンチに座って、包装紙からチョコレートバーを摂食している。
MTF-ベータ: どうした? こっちには何も見えんぞ。
ベンチに座った男性がチョコレートバーを摂食し終え、包装紙を丸めて消失させる。
MTF-ベータ: うおっ、マジか。ターゲットを視認した。
ウィリアムズ博士: 分かった。まだ交戦はするな。プロトコルに従ってくれ。
MTF-アルファ: 了解。ベータ、君は左へ行け。ガンマは右へ。監視網を張ろう。
機動部隊が遠巻きにSCP-5118を取り囲むように別々の方向へ別れる。移動中、SCP-5118が小さなブドウの蔓に似た物体を出現させ、それに実ったブドウに齧り付いた後、悪態を吐いて物体を消失させる。
MTF-ガンマ: おお…… 今の見たか?
MTF-ベータ: プラスチック製のフルーツか? 見たぞ。
MTF-ガンマ: 何か…… 変な感じだった。
SCP-5118がDazza'sブランドのコーラのボトルを出現させるが、蓋を外すのに苦心している。SCP-5118がボトルの上半分ごと蓋を消失させ、飲料が身体にかかりながらも一口飲む。
MTF-アルファ: クラスIを確認した。
ウィリアムズ博士: 決行してくれ。
MTF-アルファが他の機動部隊員に合図し、3人がSCP-5118に向かって移動し始める。SCP-5118が一瞬顔を上げ、歩いて向かってくるMTF-アルファに気付く。SCP-5118が背後に目をやり、他2人のエージェントが自分の下へ向かっていることに気付いて、逃走を図る。
MTF-アルファ: 気付かれたか。追え、追え!
3人の機動部隊員が追跡する。SCP-5118が即ちに立ち止まって振り返り、片手を前に差し出す。突如としてSCP-5118の前に短いレンガの壁が出現するが、SCP-5118が再び走り出す前に壁が倒れる。
MTF-ベータ: 破片に気を付けろ、迂回するんだ!
エージェントらがレンガの山を容易く乗り切り、SCP-5118の追跡を続ける。逃走の途中でSCP-5118が大木を指さし、腕を引き寄せる。木が揺れて葉が何枚か脱落するが、それ以外には何も起こらない。
MTF-ガンマ: 今やろうとしたのって — ?
MTF-アルファ: 構わず走れ! 奴を見失うな!
エージェントらがSCP-5118との距離を詰めていく。SCP-5118が慌てたように振り向き、エージェントらに向けて腕を垂直に振るう。強い突風がMTF-ベータを転倒させるが、SCP-5118も転倒する。
MTF-アルファ: 今だ! 急げ!
SCP-5118が体勢を立て直そうとする中で、MTF-アルファとMTF-ガンマが全速力で向かう。SCP-5118が這うようにしてエージェントから逃走を試み、その際に現在の姿に変身する。しかし、SCP-5118はそのまま逃走しようとはせず、エージェントらに駆け寄って、ベースラインの家畜犬と同等の振る舞いを見せる2。SCP-5118は他に何事もなく収容され、サイト-65へと移送された。
2019/09/17、コミュニケーションが確立できるよう、SCP-5118に対してヒトの姿に戻るよう促す試みが何度か行われました。
促進方法 | 手順 | 結果 |
---|---|---|
口頭指示 | ウィリアムズ博士がチャンバー内のラウドスピーカーを介してSCP-5118に話しかけ、"会話ができるように人間に戻る" よう求めた。 | ラウドスピーカーからウィリアムズ博士の声が聞こえると、SCP-5118は耳と尻尾を立てた。SCP-5118は声の発生源を探そうと、チャンバーの床面を嗅ぎ始めた。 |
音声による刺激 | 37,000 Hzの単一の音をラウドスピーカーから流した。 | SCP-5118が大声で吠え始めた。音は約1分後に止められ、SCP-5118の振る舞いにそれ以上の変化はなかった。 |
物理的刺激 | 1500 Vの電気ショック首輪をSCP-5118に取り付け、ウィリアムズ博士の裁量で作動させた。 | SCP-5118は一度電気ショックを受けた。SCP-5118は甲高い声を上げ、尻尾を巻いて部屋の反対側へと逃げ出した。 |
財団による介入 | スクラントン現実錨をSCP-5118のチャンバーの地下に設置した。 | 起動してもSCP-5118は何の反応も示さなかった。 |
上記実験後、CTやMRIといったSCP-5118の脳画像検査が複数回実施されました。得られた結果には、ベースラインの一般的なゴールデン・レトリバーの脳から逸脱した点は見受けられませんでした。現在のところ、SCP-5118は機動部隊ゲート-1との遭遇の際に、異常性を行使した経験の不足から、自身の生理機能をベースラインのイヌと同等に改変したものと考えられています。そのため、SCP-5118は "Neutralized" への再分類が保留されています。