SCP-5135
評価: +3+x

アイテム番号: SCP-5135
レベル4
収容クラス:
safe
副次クラス:
none
撹乱クラス:
ekhi
リスククラス:
caution

特別収容プロトコル: SCP-5135に関する事象の存在を示す物的証拠は確保・保管されます。SCP-5135関連事象についての記憶を有していると主張する人物に対しては、記憶処理を施し、短期間の心理学的検査を行った後に無条件で解放されます。

ゴールデンゲート国立保養地内には、SCP-5135-1の存在するエリアを覆うように半径1kmの侵入禁止エリアが設置され、監視施設、フェンス、監視員が置かれます。SCP-5135-1は少なくとも厚さ0.5m以上のセメント壁で構成された10m×10mの収容室に保管されます。内部に入るための扉は設置されません。注記: この収容室はSCP-5135-1に外部から力を加えないようにするためのものであり、炸裂の際の被害を軽減する効果はありません。

mappo12.png
SCP-5135-1の大まかな位置

説明: SCP-5135は2009年から2017年にわたる世界規模の武力衝突であり、実際には発生していないものの、その実在を示す証拠が存在します。証拠品は文書・無線信号・写真・破損した画像や通信記録などのデジタルデータからなり、2011年から散発的に回収されています。これらの証拠品は、通常のタイムラインと並行する別のタイムラインの異常な表出であると推測されています。(補遺Zを参照)

SCP-5135に関する詳細な記録は非常に限られる一方で、回収されたデータの調査により、武力衝突の原因、状況、影響について、一定の大まかな情報が判明しています。

  • SCP-5135には少なくとも4つの超大国が参戦しており、その内2カ国はアメリカ合衆国と中華人民共和国である。
  • SCP-5135では高度な諜報戦・サイバー戦が行われた。
  • 2010年に米国領土における最初の戦闘が発生し、以降2014年まで更に複数回戦闘が起こった。
  • 少なくともアメリカともう1つの交戦国では、広域での偽情報作戦が戦略上の重要な位置を占めていた。
  • 少なくとも2016年までには核攻撃が行われた。
  • 財団が関与した可能性がある。

SCP-5135-1は起爆前の状態にある核爆弾です。そのサイズや弾頭は1961年10月30日に実験が行われたソビエト製のRDS-202水素爆弾("ツァーリ・ボンバ")と類似しており、外殻には文章が刻まれています(下記参照)。核出力はおよそ97メガトンであると推定されています。

外殻に刻まれた文章
多くの同胞が死んだ
ハワイ州カウアイ郡 - 2012/12/24
ノースカロライナ州[判読不能] - 2016/3/12
お前らへのプレゼントだ

SCP-5135-1は時間的静止場で固定されており、現在は地上から104.6cm上方に留まっています。この静止場の発生源は不明ですが、財団職員、もしくはSCP-5135タイムラインにおいて財団に相当する組織の人員によって生成されたと推測されています。計測の結果、SCP-5135-1は見かけ上静止しているものの、その運動量と運動エネルギーは保持されており、物理的な接触によって即座に炸裂する可能性があると考えられています。


ヴォイトか?ああ、デルだ。デルカークだ。私はちょうど…ああ。ちょうど…もしも収容ファイルによって隠されているのがこれだけじゃないとしたら?そうだ。そう、その通りだ。ちょっと待った、ドアに誰か—
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