SCP-5174
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SCP-5174感染時の脳波解析、t=1.5におけるスパイクがボットネットの活性化を示している

アイテム番号: SCP-5174

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-5174の出現の不規則性により、収容には監視と調査が要求されます。

中立かつ親財団的なコレクティブに所属する財団雇用の偵察員は、ホストの異常や急速に発生する集団意識の崩壊を含む活動について機動部隊オミクロン-ロー("ドリームチーム")に詳細に報告しなければなりません。

SCP-5174生成の物理的サイトは検査され、その後財団保安職員によって逆アセンブルされなければなりません。SCP-5174-1実例は破壊された後に標準オブジェクト収容庫に保管されなければなりません。

説明: SCP-5174はオネイロイ・スペース1における選択されたホストを終了する目的の、脳を基礎とするボット・ネットワークです。

SCP-5174の動作機構は、特定の予期された効果を生み出すために「非夢見」の不随意な搾取作用を引き起こします。この効果の最も多い共通点は、処理のために重要な認識機能を必要とするタスクです。

SCP-5174の犠牲者が実際は(オネイロイ参加技術の完了を必要とする処理などで)オネイロイの夢界にアクセスしておらず、それどころかその精神エネルギー2はオネイロイ化ノードに注視する主要攻撃者へと切り替わっている事実に留意してください。

SCP-5174の送信方法は、物理的に不正アクセスされた人物に悪意のある感染した脳波を放出する自動ドローン(SCP-5174-1と呼称)です。

SCP-5174-1は一体化した精神エネルギーを照合し、その後活性化のためにSCP-5174を準備します。SCP-5174のために用いられた「非夢見」の量は、当該実例に対してSCP-5174-1特有の配分に限られます。

オネイロイ・スペースにおいては、SCP-5174は様々な方法で出現します。その最たる共通点はグリッター銃3を装備した数百万のSCP財団研究員として出現することです。生じる強烈な脳負荷は、しばしばコレクティブのホストを死亡させ当該ホストの夢界グループ4の致命的な基盤喪失を引き起こします。

複数種類のSCP-5174が現在オネイロイ・スペースで動作している説が立てられています。しかし、ここ数十年における可動コレクティブおよびノウアスフィアの「ジャンプする」ホストの発展が正確な特定を困難にしています。

オネイロイ・ウェスト5にて「TTFS6脳食い虫」として知られる、最も普及した最初の種類は2018年に破壊されました。

破壊以前、最初のSCP-5174実例は38名のホストおよび関連するコレクティブを殺害・破壊したものとみられています。

以下は、このSCP-5174の初期バージョンによって破壊された夢界の簡略リストです。

ホスト名: アイアオアイ・ゾーコル・オイイイト帝

集合意識名: オネイロイ・イースト名誉首長国

人口数: 約15,000,000名

物理的位置: カナダ・ランダム島海辺のゴミ箱内部

形而上学的説明: 「オネイロイ・イースト名誉首長国」は非常にファンタジーかつロー・コンセプトな集合意識であり、オネイロイ・ウェストの姉妹コレクティブでした。調査によって、当該コレクティブの大多数がダエーバイトの魂Hahgwehdaetganによって構成されそれを崇拝していた事実が明らかになりました。

崩壊に関する状況: 「オネイロイ・イースト名誉首長国」のホストであるオイイイト帝は、2018/3/1に運営を中断するか完全崩壊に直面するかという最終通告の段階について詳述したメッセージを受け取りました。

事後報告書によると、最終通告には「死への臆病さ」と「『真の』肉体の強さ」について述べた声明が付属していました。

オイイト7はそのメッセージを無視し、その日の後にコレクティブはSCP-5174によってシャットダウンされました。

ホスト名: ホンミョウフショウ

集合意識名: うううううわわわわわわああああああああああああ(う5個、わ6個、あ12個)

人口数: 不明

物理的位置: 可変。この集合意識の位置は訪問者に依存して変化しました。そのジャンプ先は訪問者の母親の脳でした。

形而上学的説明: 「うううううわわわわわわああああああああああああ」は、不明瞭でハイ・コンセプトな集合意識であり、進入した精神に依存して変化していました。コレクティブ内の空間は住民の幼少期に類似する空間に変形していました。第三次オカルト大戦の間、ダエーバイトの平和主義者たちには隠れ家としては不評でした。

崩壊に関する状況: 「うううううわわわわわわああああああああああああ」のホストであるホンミョウフショウは、SCP-5174より同様の最終通告を送信されました。

付属する声明の内容は少し変化しており、「過去にこだわる夢見たちの主導で不自然に伸ばされた寿命」についての言及が含まれていました。

ホンミョウフショウは様々な脳増幅器を用いて自身のコレクティブを要塞化しましたが、失敗しました。2018/3/28、このコレクティブは破壊されました。

ホスト名: SCP財団の夢見アズマライ・マルワット

集合意識名: 公認サイト√-2

人口数: ██████████████████████████████████████████

物理的位置: サイト-02

形而上学的説明: 半永久的なピンク色の収容惑星であり、しばしば非人間型の精神ウイルスのために用いられていました。さらなる詳細は、財団夢見監督官マイデル・ベレッツィに連絡してください。

崩壊に関する状況: マルワットはSCP-5174からのメッセージを受け取り、「例の存在の囁きと偽の身体に惑わされた人々の利益のために夢界内の全てを殺害・破壊せよ。何者も物理的形状から逃れることはない」という内容の任務中に援助を求めました。

マルワットが、異常実体を害してはならないという財団の理念を再確認して返答した後、SCP-5174はサイト√-2に侵攻し惑星を崩壊させました。

発見:秀槃全体存在集合体」は財団の注意をSCP-5174に向けるべく、財団の様々な研究者の夢界に特使を送りました。メッセージは以下の内容の疑似五行詩でした。

あんたらはいっつも悪の組織だもの。
だけど私たちには助けが必要なのよ、馬鹿者!
邪悪なものがやってきている。
そして私たちを倒れさせる。
ねえ、あんたらは犯人をグアドループで見つけるでしょうね、大馬鹿者。

財団保安職員のチームが、グアドループの首都バセテールに派遣されました。ヴュー・ハビタンツ国立病院に入院する患者の脳がSCP-5174に不正アクセスされており、中央脳として用いる目的で無断利用されているのが発見されました。不正アクセスされた人物は強制オネイロイ化接続の切断によって非異常化されました。

最初のSCP-5174ネットワークの解体の最中、コンピューターの画面に文書が入力されているのが発見されました。

自動メール: 消去しないでください

カルキスト・トゥースラー様

我が社へのご注文、誠にありがとうございます!あなたの注文された物品は輸送されました。以下のソフトウェアの機能が下記のリストに記載されております。

  • 肉体のない感染性の端末
  • 次元交差
  • カスタム脳波パターン生成

何かプログラムの仕様に関してご質問がございましたら、是非私どもにご連絡ください。

メモ: あなたのグループがある超常のあるいは夢ベースの宇宙・異次元における構成員に干渉しようとなさっていることはわかっております。あなたが私どもの他の製品や特にオネイロイ・スペース内の本社に影響を及ぼされないよう、謹んでお願いいたします。

アンダーソン

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