SCP-5199
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アイテム番号: SCP-5199

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-5199-Aはサイト-06-3の新生児集中治療室の永久患者として指定され、適切な処置を受けます。

SCP-5199-Bはサイト-06-3の標準人間型収容チャンバーに保持されます。実体は週2回セラピーを受けるとともに、毎月の精神評価を受ける必要があります。SCP-5199-Bは1日最大6時間、SCP-5199-Aと接触することが許可されています。この上限は、実体の心理士による評価に応じて変更される可能性があります。

説明: SCP-5199は、SCP-5199-AとSCP-5199-Bと呼称される、2つの関連した異常実体です。

SCP-5199-Aは、人間の幼児に似た形をし、生命を有した彫像です。その体は石灰化した組織で構成されています。その組織は動作を妨げない程度に柔らかく、その他の異常性は示しません。その材料構成にもかかわらず、SCP-5199-Aの行動、要求、バイタルサインは異常性のない子供と一致しています。しかし、成長の兆候や通常の目安に沿った発達は示しません。

SCP-5199-Bは、SCP-5199-Aを作成した、レイダ・クーシックという名の27歳イギリス人女性です。SCP-5199-Bは以前、局所的な現実改変能力を有していましたが、この特性は今のところ一時的なものであったことが証明されており、現在は独立した異常性を示しません。

SCP-5199の両構成要素は、SCP-5199-Aが外科的に取り除かれた直後である2019年5月5日に収容されました。出生における医療記録と、SCP-5199-Bへのインタビューにより、胎児は子宮破裂に続く腹腔妊娠によって流産されたものと考えられており、この状況はSCP-5199-Bが属していたNälkän1の民族性が原因となったものでした。この集団によって行われた生物学的操作が、SCP-5199-Bに影響する生殖細胞の有害な変異の原因になったと考えられ、彼女自身のde novo変異2ではないと考えられています。

4月29日に行われたMRIにより、生まれる前の胎児が石胎3になっていることが判明しました。翌週のある時点で、SCP-5199-Bが無意識化でストレスによるヒューム値変動を発生させたことにより、SCP-5199-Aが生命を有しました。

治療記録: SCP5199-A/1

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日付: 2019年5月11日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: SCP-5199-AのMRI検査

結果: SCP-5199-Aの構造は均一だが、頭部と上半身に多数の高密度部分が存在する。内臓は存在しない。

治療記録: SCP5199-A/2

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日付: 2019年5月24日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: SCP-5199-Aの完全なゲノム解析

結果: 被験者の物理的性質により、標準試料を採取することができなかった。被験者から採取された微量のDNAからは、代わりに母親の遺伝情報が検出された。

治療記録: SCP5199-A/3

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日付: 2019年6月17日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 化学分析のため、SCP-5199-Aから試料を採取する。サンプルの量は合わせて1gを超えてはならない。

結果: 鎮静化の試みは失敗したが、サンプルは無事入手できた。質量分析の結果、SCP-5199-Aは異常性のない石胎と化学的に一致することがわかった。

治療記録: SCP5199-A/4

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日付: 2019年6月17日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 生検に伴う痛みの緩和のため、イブプロフェン(50mgチュアブル錠)を経口投与

結果: 年齢と投与量から予想される効果よりかなり軽度ではあったが、鎮痛効果があった。追加使用の際には投与量を増やすことを勧める。

治療記録: SCP5199-A/5

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日付: 2019年6月18日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 痛みの緩和のため、イブプロフェン(100mgチュアブル錠)を経口投与

結果: 軽度の鎮痛効果があったが、前回の投与と比べそれほど効果は高くなかった。被験者は順調に眠りについたが、睡眠の質は悪かった。

治療記録: SCP5199-A/6

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日付: 2019年7月2日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: SCP-5199-A/3で採取したサンプル試料を、in vivo4の元の位置に戻す。試料は外科用接着剤で固定され、保護のために絆創膏で覆う。

結果: 試料の内、0.35gのみが分析後に回収可能だったため、カルシウム・リン酸塩・鉄・亜鉛粉末をサンプルの組成と同一になるよう混合したものを充填材として使用した。戻されたサンプルはそのままであったが、SCP-5199-Aとの再結合の兆候は観察されていない。

治療記録: SCP5199-A/7

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日付: 2019年7月5日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 痛みの緩和のため、モルヒネ(0.5mgチュアブル錠)を経口投与

結果: 大きな効果は見られない。

治療記録: SCP5199-A/8

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日付: 2019年7月12日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 学習と発達のためのレッスンの時間を増やす。被験者の身体的な機敏さの向上、最近の無気力さの減少が目的。

結果: 大きな効果は見られない。

治療記録: SCP5199-A/9

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日付: 2019年7月18日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 痛みの緩和のため、イブプロフェン(100mgチュアブル錠)を経口投与

結果: 大きな効果は見られない。

治療記録: SCP5199-A/10

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日付: 2019年8月6日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 週一回の身体測定を毎日に変更

結果:

日付 体重 (kg)
19/8/7 4.901
19/8/8 4.903
19/8/9 4.900
19/8/10 4.894
19/8/11 4.895
19/8/12 4.891
19/8/13 4.886
19/8/14 4.885
19/8/15 4.882

治療記録: SCP5199-A/11

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日付: 2019年8月13日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 6時間の接触時間を8時間に延長。SCP-5199-Bに、NCUスタッフと共に発達のためのアクティビティに参加するよう勧める。

結果: クーシック氏の気分は改善したが、SCP-5199-Aには認知機能や身体機能の発達の兆候は見られない。

治療記録: SCP5199-A/12

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日付: 2019年8月21日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: SCP-5199-Aを無菌室に1日中留める。全ての訪問者やスタッフはチャンバー内では機密性の高い防護服を着用し、その服は加圧された空気によって洗浄される。隔離期間終了後、その服と部屋から破片を回収する。

結果: 被験者の組成と一致する試料が合計で4.21g集まった。

2019年9月18日の収容プロトコル改定

SCP-5199-Aはサイト-06-3の新生児集中治療室(NICU)の永久患者として指定されます。実体はさらなる崩壊を減らすため、可能な限り常にクッション性のある全身スーツを着用する必要があります。さらに衝撃を減らすため、SCP-5199-Aが接触できる硬い面は全てクッション材で覆われる必要があります。

SCP-5199-Bはサイト-06-3の標準人間型収容チャンバーに保持されます。実体は週2回セラピーを受けるとともに、毎月の精神評価を受ける必要があります。SCP-5199-Bは1日最大2時間、SCP-5199-Aと接触することが許可されています。この上限は、実体の心理士による評価に応じて変更される可能性があります。

さらなるダメージを防ぐため、SCP-5199-Aとの直接の接触には、レベル3の確認と観察が必要になります。

治療記録: SCP5199-A/14

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日付: 2019年9月22日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: SCP-5199-Aから採取された破片と、SCP-5199-A/3での化学分析に対応した合成混合物、エポキシ樹脂を混合した物を用い、SCP-5199-Aの損傷部分の復元を試みる。

結果: 混合物の塗布は成功した。しかし、修復した部分のほぼ全てがSCP-5199-Aの動きによって、無意識の内に元に戻ってしまった。

治療記録: SCP5199-A/15

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日付: 2019年9月24日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 痛みの緩和のため、モルヒネ(1mgチュアブル錠)を経口投与

結果: 大きな効果は見られない。

治療記録: SCP5199-A/16

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日付: 2019年10月12日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 上腕部から試料を切除し、SCP-5199-Bから培養された皮膚片と交換する。この皮膚片は、SCP-5199-Aの背中に取り付けられた体外血液循環装置によって保持される。

結果: 4日後に壊死。皮膚片は生着の兆候を見せないまま簡単に剥がれ落ちた。

治療記録: SCP5199-A/17

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日付: 2019年11月2日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: SCP-5199-Aから得られた採取された破片とエポキシ樹脂の混合物を用いて、SCP-5199-Aの左人差し指を再接着する。

結果: 指の取り付けは成功し、可動域も元のとおりになった。以前、樹脂と破片の混合物が劣化したことを考慮して、強度確保のため2日おきに混合物を再塗布する。

治療記録: SCP5199-A/18

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日付: 2019年12月17日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 発作の緩和のため、ロラゼパム(0.5mgチュアブル錠)を経口投与

結果: 大きな効果は見られない。

治療記録: SCP5199-A/19

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日付: 2019年12月19日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: レイダと子供の間の絆を深める時間を非接触で作ることを促す

結果: 大きな効果は見られない。

治療記録: SCP5199-A/20

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日付: 2019年12月26日
担当医師: エリアス・ホーソーン

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処置: 痛みの緩和のため、フェンタニル(0.5mgバッカル錠、ガーゼとテープで固定)を経口投与

結果: 大きな効果は見られない。





























































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