Info
タイトル: SCP-5238 - 夢見た船
翻訳責任者: Witherite
翻訳年: 2025
原題/リンク: SCP-5238 - The Ship of Dreams
著作権者: HarryBlank
作成年: 2021
初訳時参照リビジョン: rev.37
特別収容プロトコル: SCP-5238-Aの残骸は、私有物のカバーストーリーのもと立入禁止にされます。このカバーストーリーを維持するため、財団職員による定期的な潜水が行われます。
SCP-5238-Bはサイト-43の低優先人型実体収容施設3にて低温工学的に冷凍保存されます。SCP-5238-Eの改善がWikipediaや他のデータベースの編集で得られる効果を超えて必要になった場合にのみ、SCP-5238-Bは覚醒させられます。
SCP-5238-Dはサイト-43の異常文書保管所1内の封印コンテナに保管されます。
説明: SCP-5238は、RMSギガンティック──ホワイト・スター・ラインのためにアイルランドはベルファストで1911年から1914年にかけて建設されたオーシャンライナー──の概念および物理存在を取り巻く異常な複合体です。船舶(SCP-5238-A)とその乗員(SCP-5238-B)は、1916年11月21日から1996年11月21日(アノマリーの構成要素が分離されて不活性状態になった時点)までの間、自在性のある年例時間ループに閉じ込められていました。ギガンティック号は現在、地中海の水深122メートルに位置する残骸となっており、公衆にはHMHSブリタニックとして知られています。
SCP-5238-Bは後期エドワード朝時代の537名の人間です。
SCP-5238-Cは『愚行』、SCP-5238-Dは『倨傲』であり、アメリカ人作家モーガン・ロバートソンがそれぞれ1898年と1902年に出版した1組の小説です。前者は限られた部数が発行され、後者は1冊のみ存在が知られています。
SCP-5238-Eは、人類の集合的想像に存在する、ギガンティック号にまつわる物語です。
補遺5238-1、現象論的概説: 隠秘学者の秘密組織である薔薇十字団のメンバーだったモーガン・ロバートソンは、異常文学を長い間実験したのちに『愚行』という小説を出版しました。この小説は売れ行きが控えめで、造船分野以外にとっては珍品でした。小説はタイタン号という巨大なオーシャンライナーの処女航海をテーマとし、4月に北大西洋で氷山に衝突して沈没し、救命ボートの準備が不十分であったために多大な人命の損失が起こるという内容でした。
イギリス海運会社のホワイト・スター・ラインのオーナーであるトーマス・イズメイは、とりわけこの小説を好んでいました。その物語は明らかに教訓を含んでいたにもかかわらず、彼はタイタン号の、欠陥も含めて大まかに仕様に沿った一連のオーシャンライナーを思い描きました。建設が始まる何年も前に彼は亡くなったものの、その夢は最終的にロイヤルメールを輸送する蒸気船のオリンピック級客船に結実しました。オリンピック級の中で群を抜いて有名な船舶が、RMSタイタニックです。.この等級の最初のライナーであるRMSオリンピックは、このファイルに記述されている出来事の影響を受けませんでした。
タイタニック号は1912年4月15日、ロバートソンがタイタン号で想像したのとほぼ同じ方法で沈没して1400名以上の乗員乗客が死亡し、イギリスのインダストリアル・エンジニアリングの製品における世界的な信頼が動揺しました。モーガン・ロバートソンは先見の明があるとたたえられ、その小説はしばらく人気が急上昇しました。彼はその続編である『倨傲』を決して出版しようとしなかったものの、唯一の冊子を完成させるとトーマス・イズメイの子ジョセフ・ブルース・イズメイに郵送しました。
『倨傲』は、タイタン号の姉妹船であるジャイアント号がグレート・ブリテンとフランスの戦争のさなかに沈没することを詳述しています。その船舶は、部隊を大陸に送っている際に、イギリス海峡にあった暗礁に衝突して総員とともに沈没します。ロバートソンの贈り物に対するイズメイの反応は不明です。知られていることは、彼は父のオーシャンライナーの船団を完成させる監督を担っており、その3番目の船舶をRMSギガンティックと名付けたことです。それもまた、1916年11月21日にフィクションのカウンターパートとほぼ同じ方法で沈没するだろうと思われました。

RMSギガンティックを主題にしたポストカード、現在はサイト-43の記録・改訂セクションで保管されている。
『愚行』はタイタン号の沈没以降も作品の半分が続き、1人の事故の生存者の災難を記述しています。『倨傲』もまたジャイアント号の沈没以降も続きますが、全く違う理由です。船上の乗員と兵士は、以下の抜粋された一節に見られるように船舶が沈没することを信じません。
ブライズ軍曹とホランダー船長は怒髪天を衝いた。ブライズは立派なブルドッグのような容貌で怒鳴った。「お前は王立海軍の船が単なるサンゴのかけらほど取るに足らないもので崩れると言いたいのか? はっ!」
「そんな戯言は聞いたことがない」ホランダーは怒った。「ちゃんちゃらおかしい話だ。波浪がブリタニアを統治するなど言ったか? 長年生きて聞き間違えたなどあるか? ないだろう」
「王立海軍の船は沈まん」ブライズも認めた。「ありえん話だ」
「しかし今沈んでいます」船員のグローブが異議を唱えた。自分の膝に水がかかるのを指さした。「一面の水です。船の中に入ってきています」
「ならばここで話を聞け」ホランダーは叫んで厳しく構えた。「私はこの船の船長であり、あらゆる水滴は私の命令通りに落下する。もし私がジャイアント号よ浮かべと命じるときは、神に誓ってただの血染めの小川からの異議を認めない」
「ただの血染めの小川ではないというのに」グローブはつぶやいた。「ここはイギリス海峡で、それよりはるかに多いのです」
「ならば、お前がまた事実を言うのであれば打ち叩くぞ」ホランダーはうなった。本気で言っているようだった。
船員のグローブを除いた船舶の乗員による確固たる決意は、船舶が水面下に潜る間衰えません。乗員と兵士らはそれぞれ、水が登ってくるさなか平然として無関心で、無私無欲を保ちながら自分の立ち位置にとどまるか自分の仕事をこなします。最終的にグローブがパニックを起こして水没した甲板から救命ボートを解放しようとし、ホランダーが彼を反逆者であるとして射殺します。この、イギリス帝国の威厳とその海における優位性に対する究極的な信頼行為によって、「全能の神の御顔」にあまりに恥をかかせたがために、ジャイアント号はイギリス海峡の水面下をわずかに潜ってから、1つの煙突の損失を受けたのみで再び上昇します。
残りの章は、船舶内部から数千トンもの水を除去する多大な努力の作業、船員のグローブの漫然とした水葬、ロンドンの港湾への到着を記述します。最終章では、係留の直後にジャイアント号が総員とともに消失します。これにより陸上では大きな混乱が生じますが、大陸の戦争の普遍的な混乱においてすぐさまほぼ忘れられます。この小説の最初の行は最終行に再登場して省略記号で終わっており、その出来事が再現される運命にあることが示唆されています。
ギガンティック号が1916年に沈没した際、ほとんど同じ出来事が展開されました。この船舶から受信された電信メッセージは船内の熱狂状態を示唆しており、フランス(当時第一次世界大戦においてイギリスと同盟国だった)に対する戦争への言及や士気がとりわけ低い1名の下級将校の言及が含まれていました。船舶の沈没と続く再浮上もまた、電信役によって言葉少なく報告されていました。ギガンティック号は煙突を喪失して予定通りロンドンに到着し、総員とともに消失しました。
この出来事は予期されていた広範なパニックを引き起こさず、翌年にギガンティック号がイギリス海峡に再出現してロンドンに進行した出来事もパニックを起こしませんでした。SCP財団前身団体が、喪失した船舶を民衆が認識することを防ぐために、ギガンティック号の指定されたドックを速やかに封鎖して市街全域の停電を発動させました。
その後の8年間、ギガンティック号にアクセスして乗員と交流する様々な試みが行われました。それには以下が含まれます。
- 秘密の財団舟艇を用いてギガンティック号に乗り込む1919年の4度の試み。それぞれの事例は、船舶の船長が「このあさましいフランス野郎が!」と叫んで1名の海尉が甲板の兵士らに発砲を命じたことで終了した。
- ギガンティック号の電信役と連絡する1923年から1925年の間の3度の試み。次のような返事に終わった。「我々の船長は、あなたがあさましいフランス野郎であるために慣例で会話しないことを遺憾ながら伝える」
- 財団のコルベットでギガンティック号を待ち伏せする1935年の1度の試み。ギガンティック号は追跡を容易に回避し、コルベットは電信で次のようなあざけりを受信した。「ブルーリボン賞を受賞したホワイト・スター・ラインの誇りは、それほどみじめなのろま船に乗ったあさましいフランス野郎には負けん!」.ブルーリボン賞は、大西洋を最も速く横断した船舶に送られる賞です。
- ギガンティック号を港湾に到着する前に沈没させる1971年の1度の試み。財団の潜水艦の北極海への不可解な位置変化に終わった。
ギガンティック号に乗り込む作戦は1982年に1度だけ成功しています。当時のイギリスパイロットの衣装を着たエージェント ジェレミー・ファローが、高度を飛ぶステルス機からパラシュートで船舶に落とされました。彼はイギリス海峡で撃墜されたと主張し、残骸がなかったにもかかわらずこの話は乗員に信じられました。船舶が沈没を始めてから数時間後に、以下の抜粋のような任務の録音が行われています。

RMSギガンティックの船長スティーブン・ホール、1915年初頭撮影。
エージェント ファローはギガンティック号のブリッジでスティーブン・ホール船長との会話を行う。2人はくるぶしまで水につかっている。
ホール船長: 戦況はどうかね?
エージェント ファロー: ご存じでしょう。勝つことも負けることもあります。
ホール船長: 君は飛行士というより機関士のような口ぶりだな。
エージェント ファロー: ええ、まあ、この兵役に就くまで軍需工場で働いていたので。ところで、戦況と言えば……この水はどこから来ていますか?
ホール船長: 普通はどこから来る? 下だ。君が上から来たように。
エージェント ファロー: ええ、ですが、どうしてこの船はまだ浮かんでいるのですか? 甲板は完全に沈んでいるのに。
ホール船長: 古き良きイギリスのウィッシュハウというものだよ。
エージェント ファロー: ……ウィッシュハウ?
ホール船長: そうだ。
エージェント ファロー: ノウハウと関係が?
ホール船長: 当然! ウィッシュハウは信じねばならぬノウハウのことだ。この船では、あさましいフランスが敗れることを、神が慈悲深い国王を守り給うことを、そして三等船室のアイルランド人連隊が溺死することなく寝台で眠れるようになるまでポンプが吐き出し続けることを信じている。.「三等船室ステアレイジ」は、船舶の操舵ステアレイジ装置の近くに位置する第三等級の個室を指します。
エージェント ファローは船舶の機関長ウィルバー・ボイドと会話している。水は首元まで来ており、とても速く動いている。船舶の巨大なレシプロエンジンが背景で稼働している。完全に水没しているにもかかわらずボイラーが燃焼し続けている理由は不明である。
エージェント ファロー: これは確かに安全なのですか?
ボイド: 安全?
ボイドは2分17秒間笑い、深呼吸してエンジンをチェックするために頭を水中に突っ込むためだけに止まる。
エージェント ファローは、もともと第二等級の食堂だった食堂にいる。大戦争の制服を着た兵士の連隊がテーブルで食べている。水は彼らの胸元まで登っている。船舶は面舵方向に傾いており、いくつかの無人のテーブルが部分的に水没している。
エージェント ファロー: 誰も怖くないんですか?
1人目の兵士: ママが恋しい人がいるか見てみろよ。
エージェント ファロー: 話している間にも部屋が文字通り水に満たされているんですよ。
2人目の兵士: 塹壕足になるとでも言いたいのか?
1人目の兵士: そりゃあブライティーで家に帰れるきっぶだな。.「ブライティー」は、兵士の現役勤務が終わるほど深刻な負傷を指す当時のスラングです。
2人目の兵士: 腑抜けめ。
エージェント ファロー: デザートを食べるころには沈みそうですよ!
1人目の兵士: なら口を閉じてあごを上げてプディングを食べるまでだ。男らしく!
エージェント ファローはギガンティック号が完全に沈没する前に船外に飛び込みました。彼は、ホール船長が船舶の消失寸前に1名の下級将校(抗議して腕を振っている)を窒息させているのを目撃したと報告しました。3分後、船舶は海峡の海底から1本の煙突を除いて再上昇しました。エージェント ファローは無事に回収されました。
補遺5238-2, 収容: 1995年、サイト-43は『愚行』の今まで知られていなかった続編である『倨傲』の唯一現存する冊子を回収しました。ジャイアント号とギガンティック号の運命の類似点がすぐに確認され、ハロルド・ブランク博士はロバートソンの隠秘学的文学におけるキャリアの調査を始めました。これにより、メイソン・フリーマンという偽名の下書かれた『旋回せる鷹の書』という本が発見されました。
ブランク博士は、ロバートソンの小説は人間の集合的無意識に入り込むことでタイタニック号とギガンティック号の建造を実行させ、イズメイ父子やそれぞれの船舶の乗員に各々の特別な役割を演じさせた可能性があると結論付けました。両船舶は事実上、エドワード朝時代の楽観主義を弱体化させることで画期変化をもたらすよう設計された1組の収集された効果における、思念体──公衆的想像の現実への顕現──でした。
ロバートソンの散文からは、これらの思念体は生成以降も展性があることが示唆されました。それを達成するため、ブランク博士は1996年10月26日にオペレーション・ターンバックを提言しました。今となっては、SCP-5238-E効果の管理は現代の海運業や監視状態において非常に困難となっており、アノマリーはヴェールを開ける深刻な危険性がありました。
オペレーション・ターンバックは以下の4段階に分けられます。
1) アノマリーの物理的アンカーから物語部分を分離させるための、サイト-43の記録・改訂セクションによる3隻目のオリンピック級蒸気船の代替史の生成。船舶はHMHSブリタニックに改名され、軍隊輸送船ではなく病院船にされ、暗礁ではなくドイツの機雷に直撃したことで沈没し、イギリス海峡ではなく地中海の海底に眠り、500名以上ではなく30名の死亡という結果になる。
2) この代替史を反映するための百科事典や他の知識ベースの修正。支援のためこの話題の専門家の選択的記憶処理や再教育が行われる。
3) ギガンティック号からの乗員の除去。
4) 船舶自体の位置変更および自沈。

RMSギガンティックの改訂されたアイデンティティー、イギリスの病院船HMHSブリタニック。
1915年11月中旬に、1隻の救命ボートが訓練中に小型定期船の回転するスクリューに吸い込まれたことで30名の命がバラバラに切り裂かれました。彼らの死は戦時中の遅れによりいまだに報告されておらず、ブリタニック号の新たな悲劇のために利用されました。
第3段階は準備がより困難でした。ギガンティック号の無人化に成功した複雑なパントマイム劇の部分的記録が以下に続きます。
フランス海軍、イギリス海軍の当時の服装を着た財団エージェントらが、ギガンティック号の進路直上に置かれたフランスの戦艦の複製の甲板に配置されている。イギリスの服装のエージェントはフランスの服装のエージェントに数で勝っているが、それでも後者に銃を突き付けて拘束している。オーシャンライナーは徐々に減速し、やや困難を伴いつつも戦艦の隣につく。ホール船長がギガンティック号のブリッジウィングに見え、帽子を振っている。
ホール船長: 何たることだ!
エージェント ファロー: おうい! こちらジェレミー・ファロー船長、お会いできて大変光栄だ。あなた方が来てくれて神に感謝。
ホール船長: 言葉には気をつけろ。主はいつでも見ておられるぞ。
エージェント ファロー: ああ……うん。ともかく! この薄汚いフランス野郎に船を海峡の底に沈められたが、神に誓って、やってやったぞ!
ホール船長は水面を見渡す。
ホール船長: 残骸が見えないが、ならば彼奴らに最近になって航空機を飲み込まれたのだろうか。
エージェント ファロー: 待った、覚えているのか?
ホール船長: なんだって?
エージェント ファロー: なんでもない! なんでもないぞ。
ギガンティック号に乗船している兵士らの指揮官であるネイサン・フォックスワーシー中将が、手すりに現れる。エージェント ファローは敬礼する。
エージェント ファロー: 中将! あちらでは私の仲間は数で勝っている。あの下賤な犬どもは大した──
フォックスワーシー中将: 下賤ななんだって?
エージェント ファロー: ──大した抵抗もしなかった。当然知っているだろう、あの……フランスの……
ホール船長: 当然だ。
フォックスワーシー中将: 当然だ。
両者はうなずく。
エージェント ファロー: ……だがそれでも船の人員配置が必要だ。
フォックスワーシー中将: 国王と国家のために、乗員をいくらか送ろう。
エージェント ファロー: 残念だが、それでは到底足りないだろう。見ての通り、この古ぼけたのろま船はひどい。フランスの機械だ。わかるだろうな。
フォックスワーシー中将: 当然だ。
ホール船長: 当然だ。
エージェント ファロー: 私の仲間は速やかにロンドンに行かなければならない。大事な任務を受けている。その上、あなたの船が必要だ。
録音上の沈黙。
エージェント ファロー: 丸々全部だ。
録音上の沈黙。
ホール船長: 書類はあるのか?
エージェント ファロー: 当然書類はある。
録音上の沈黙。
エージェント ファロー: 国王のためになるだろうか?
ホール船長: ふむ、それなら君が5000トンものリバプールの鋼鉄をかじ取りする方法を知っていることを願おう!
ギガンティック号の乗員と部隊総員計537名は、戦艦に乗ってサイト-91に移動させられ、処理されて低温冷凍されました。船舶はタイタニック号の沈没の映画再現というカバーストーリーのもと地中海まで曳航され、80年間の海水沈没を再現するよう処理されました。機雷損害のカバーストーリーを裏付けるため当時の爆発物が利用された後、ギガンティック号は潜水士によって慎重に配置され沈没させられました。.その排水量は変化しなかったものの、乗員乗客の無力化後にギガンティック号は小型帆船と同程度の重量を有するように思われました。
ロバートソン版の船舶の歴史、すなわち真の物事の流れは公衆認知から速やかに消えました。時間ループイベントにおける船舶の乗員の信念による影響が持続しなくなったことで、ループ自体が弱体化して最終的に崩壊しました。ギガンティック号の残骸は1997年には短期間イギリス海峡の河口に位置変化され、1998年にはそこに不可触の亡霊が出現しました。どちらも船舶は航行しませんでした。1999年以降、出現イベントは一切発生していません。
SCP-5238-Eの宇宙霊魂の要素、すなわち集合的無意識におけるロバートソンの原形物語の残留物は、2001年にWikipediaが作成されてから財団によって永久に利用されました。ブランク博士は個人的にHMHSブリタニックの項目を執筆し、『倨傲』がもたらした「出来事」は1年の間にノウアスフィアから完全に消失しました。ブリタニック号は地中海海底に眠り、航海を終えることはできず、乗員乗客はロンドンに到着することはありません。
補遺5238-3、更新: アメリカ合衆国ニュージャージー州アトランティックシティーにおけるオカルト集会への襲撃の際、モーガン・ロバートソンの筆跡と一致する1枚の断片的な文通が発見されました。その全文が以下に再現されています。
『愚行』は原因のためだ。車輪は回転せねばならず、私が回転させた。
『倨傲』は私のためだ。薄汚いブリタニアポックス・ブリタニアのモニュメント。
彼らの紐を握るとき、阿呆を踊らせないようにするのは難しい。