SCP-5257
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by Doctor Cimmerian & Emotional Entropy

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エンパイア・ステート・ビルディング内、マーシャル・カーター&ダーク株式会社ニューヨーク市本社への標示のない入口。SCP-5257の起源と考えられている。

アイテム番号: SCP-5257

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-5257の効果にさらされた大規模な集団に関する情報は、マーシャル・カーター&ダーク株式会社自体の偽情報活動によって対処されます。本アノマリーが公に知られることによって発生する恥辱を考慮すると、マーシャル・カーター&ダーク社はアノマリーに関する全情報の収容において信頼可能です。

SCP-5257の効果は個々の事例についてありふれた手法により説明が可能なものであり、追加の収容措置を必要としません。

現在、マーシャル・カーター&ダーク社の奇跡術師がSCP-5257の解呪方法を模索しています。同社はプロジェクトが完了した際に、不活性アノマリーへの再分類が行えるよう完了の旨を財団に通知することを了承しています。

説明: SCP-5257は対象者が予想される危害に関して強い不安を覚えた際に排便を行わせる伝染性の奇跡術的効果です。SCP-5257に関連する排便は対象者の腸の内容物に関係なく発生します。この効果によって発生する大便の起源は現時点では不明ですが、そのDNAはそれを排泄する人物のものと一致します。

SCP-5257はマーシャル・カーター&ダーク株式会社に雇用されている人物にのみその効果を発揮するとみられており、身体的接触を介して拡散します。効果が発揮されるのは身体的危害の脅威に関係する極度のストレスが存在する間のみであることを考慮すると、何名のマーシャル・カーター&ダーク社社員が本アノマリーの影響下にあるのかは現時点では不明です。

本アノマリーは2021年に行われた、カオス・インサージェンシーのセーフハウスに対する財団、GOC、MC&Dの合同攻撃1の際に最初に発見されました。この攻撃に関わったいずれの組織も、複数の職員が負傷する結果となりました。

銃撃戦終結直後の治療中に、マーシャル・カーター&ダーク社の雇用する傭兵が大便に塗れた大人用おむつを着用していることが明らかになりました。当初これがアノマリーであることは理解されていませんでしたが、最終的にはより良い治療を施す目的でアノマリーに関する情報が財団の医療スタッフに伝達されました。

SCP-5257への指定が適切に行われ、その拡散に関する危険性が認識された後、SCP財団はなぜ、どのようにしてSCP-5257が生み出されたのかについての情報を可能な限り多く探し出すプロジェクトを開始しました。収集された現存する文書に対する調査が行われ、新規の文書についても捜索・回収が行われました。

2021年のカオス・インサージェンシーのセーフハウスへの攻撃で負傷し、捕虜となった工作員の中にアダム・スターリングが含まれていたことは特筆すべきです。急襲の当時、MC&Dにとっての対象の重要性は判明していませんでした。MC&Dの要請により、彼は同社に身柄を引き渡されました。

この時点で、アダム・スターリングはSCP-5257の症状を示し始めました。MC&Dの管轄下で予想される彼の運命を考慮すると、これが問題のアノマリーに関連するものだったのか、あるいは状況に対する自然な反応だったのかは不明です。

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