SCP-526
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アイテム番号: SCP-526

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 武装収容エリア31はSCP-526の周囲半径16km(10マイル)に設けられており、事実上飛行禁止の区域を持つ軍事兵器試験施設および性能試験場として指定されています。SCP-526-1から出現する特異なものを監視・収容するため、一個中隊規模の構成員がステーション526アルファに駐留し、自衛およびSCP-526収容目的で殺傷兵器を使用することが認められています。

日の出のおよそ30分前、全ての収容部隊は警戒態勢につき、日没、または全てのSCP-526-2が処理あるいは無力化されるまで、警戒態勢を維持しなければいけません。もし抗し難い規模の敵勢力と接触した場合は、「ヴァルキリーズ」こと機動部隊シグマ-9のACA-31司令部は、必要であればミサイル攻撃や近接航空支援も含めたさらなる増援を要請することが可能です。

説明: SCP-526-1はノルウェーの北緯██度███分、東経██度███分を中心とした█████████の近く、████████ ██████にある丘です。SCP-526-1は、高さ2mほどの9つの環状列石で簡単に見分けることが可能です。輪の内側にあたる石の表面には無数のルーン文字が刻まれ、丘の頂を中心に半径10m以内に配置されています。

毎日、日の出の時刻(誤差15分含む)に、戦闘に備え完全武装した人間の一団(SCP-526-2と指定されています)がSCP-526-1に現れます。これらの人間はいつも時代外れの格好をしていますが、1つのSCP-526-2内の人間は同じ時代、そして実際のところ同じ部隊から来たように見えます。SCP-526-2の事例は、人数は10人から300人、石器のみで武装した原人から高性能装備の近代特殊部隊までと様々です。

主として、SCP-526-2はSCP-526-1の上や近くで防備を固め、92%の事例では日没までただじっとしています。残りの事例においては、SCP-526-2はSCP-526-1から離れると、出会う人間に攻撃を仕掛けようとします。しかしたとえSCP-526-2がじっとしている場合でも、SCP-526-2はSCP-526-1に近づく者に対しては攻撃を加えます。SCP-526-1を監視し、また攻撃を受けた際にはSCP-526-2と交戦するため、武装収容部隊が現地に駐留しています。

日が沈むとすぐに、すべての事例でSCP-526-2は生死に関わらず消滅します。

SCP-526は、19██年██月█日に3人の人間が「戦斧を持ったバイキングの一団」に襲われて入院したことから、財団の関心を集めるようになりました。生存者には記憶消去処理が行われ、追加の報告書によって妄想中毒によるものであると説明づけられました。

補遺 526-01: SCP-526に関する注目すべき事件記録

日時: 199█/██/█
内容: ロングボウと剣を使う、おそらく英国人の約40名の弓手。偵察中に収容部隊員1名が負傷。

日時: 199█/█/█
内容: 動物の毛皮をまとい、石の斧や棍棒を使う30名の集団。サイト526アルファを攻撃したが、自動小銃による銃撃で処理。財団側に死者はなし。

日時: 200█/█/██
内容: ライフルを装備し、第2次世界大戦期に採用されていた軍服を着た、ロシア人兵士20名の小隊。偵察部隊と銃撃戦となり2名の死者が出たが、それ以外ではSCP-526-1のそばでおとなしくしていた。

日時: 200█/██/██
内容: [データ削除済]と[データ削除済]で武装した職員約30名の集団。██年█月██日にSCP-███を再収容する試みにおいて全員死亡(KIA)認定された、機動部隊[編集済]のメンバーと確認。職員と意思疎通する試みは失敗、機動部隊シグマ-9の増援部隊が到着するまでに収容部隊のうち3名が死亡、11名が負傷したが、財団のAC-130ガンシップ「トールハンマー」からの持続的支援砲撃によりSCP-526-2は鎮圧された。

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