SCP-5298
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アイテム番号: SCP-5298

オブジェクトクラス: Keter Argus

特別収容プロトコル: 2020/11/14に三ツ月イニシアチブとの間に結ばれた協定-841-Mに基づき、あらゆるSCP-5298実例に対する直接的収容はいかなる状況下においても行われません。SCP-5298実例の収容および/あるいは現存するSCP-5298実例の位置や正確な個体数に関する情報の収集はこの協定に対する違反行為となり、ÞK-クラス余剰次元間外交断絶シナリオのリスクを伴います。

したがって、この文書中には財団がアクセスを許可されている最大限の情報が記録されています。O5評議会による緊急承認がない限り、この文書はいかなる形であっても変更されてはなりません。

また、SCP-5298の存在を公の場から隠蔽する活動は三ツ月イニシアチブが独占的に行うこととなっており、財団によるこれ以上の介入は行われません。

万一SCP-5298の存在が当事者あるいは第三者の過失により一般人に露見してしまった場合、協定-841-Mは無効となりSCP-5298はKeterに再分類され、暗号化されたこの文書の旧版が復元されます。

説明: SCP-5298は三ツ月イニシアチブが使用している遠隔操作軍用ドローンです。現在推定で███個体のSCP-5298実例が操作下に置かれています。SCP-5298の戦闘能力の全貌は完全には解明されていませんが、5.7×28mmマシンガン(前腕内部に隠されている)、指に装着されたスタンガン(爪に隠されている)および神経毒を注入できる棘(歯に隠されている)を有します。

個々のSCP-5298は5歳から13歳の子どもの姿をしており、個別のアイデンティティを有すると推測されています。そのため、各SCP-5298は三ツ月のエージェントが購入した私有地を集結地として利用しており、一度に3体以下のSCP-5298実例が駐在しています。また各SCP-5298は"両親"として振る舞う男性1名および女性1名によって管理されています。前述の管理担当者はイニシアチブによって"死前隠密請負人"に指定された自発的協力者であり、ロボット工学、軍事技術、メソッド演技法といった分野における経験を有しています。

SCP-5298は私的な場と公的な場の両方においておとり捜査を行い、可能な限り攻撃的で問題のある行動をとります。行動には以下のものが含まれますが、これらに限定されません。

  • 万引き
  • 癇癪
  • 破壊行為
  • 虚言
  • 他の子どもに対するいじめ
  • 火災警報器の起動
  • 器物損壊

SCP-5298は強力な破壊能力を有するため、民間人に対する直接的かつ身体的な暴力や、より深刻な犯罪行為は行おうとしません。

夜間、SCP-5298はその真の目的のための行動を行います。SCP-5298(SCP-5298が行う撲滅活動の対象を含む)に関するこれ以上の情報は協定-841-Mにより制限されています。

補遺: 財団のエージェントが、フィラデルフィア郊外に住むあるSCP-5298実例の寝室に隠しカメラを設置しました。隠しカメラからは以下の映像記録が回収され、これが協定-841-Mの締結につながりました。

日付: 2020/11/10
時刻: AM1:42、東部標準時

<記録開始>

[SCP-5298-██は寝たふりをしている。ベッドの下から影状の塊が生じ始め、ゆっくりと大きくなる。]

[編集済]: (歌う) ……悪い子ティミー……パジャマのティミー……

[SCP-5298-██が目覚める。]

SCP-5298-██: ママ?

[編集済]: ……うわさに聞いたぞ。お前は[編集済]を怖がらないんだってな。そんで、それなら好きなだけいたずらしてもいいと思った、そうだろう?

SCP-5298-██: 誰!?

[[編集済]の右手に巨大な血まみれのジャガイモ入れ袋が実体化し、左手には食肉搬送用フックが出現する。[編集済]がSCP-5298-██の上にのしかかる。]

[編集済]: 心配するな、ティミー、私は本当に君にふさわしいものを──

(SCP-5298-██の声がスピーカーを通じた成人男性のそれに変化する。SCP-5298-██の口は動いていない。)

SCP-5298-██: ターゲットを捕捉。交戦します。

[編集済]: ……なんだって?

[SCP-5298-██は[編集済]に掴みかかり、電撃を与える。[編集済]がベッドから落ちる。右前腕に隠されたマシンガンの銃身がSCP-5298-██の掌から伸び、[編集済]の胴体に4発発砲する。

[編集済]: クソッ、頭イカれてんのかお前!?

[さらに12発発砲。銃身から生じる閃光により、[編集済]が昆虫のような姿をしていることが確認できる。]

[編集済]: ……いいか、言っておくが、こんなことをしても何も変わらない。お前はそれでもやっぱり悪い子なん──

[SCP-5298-██はベッドから飛び降りて[編集済]の頭部を破壊し、[編集済]の残りの肉を踏みつけてバラバラにする。]

SCP-5298-██: ターゲットの排除に成功。意識は尋問のため煉獄委員会へ転送済。

PoI-5298██2: ティミー、お前まさか本物の銃で遊んでるんじゃ──

[管理担当者のひとりであるPoI-5298██2が部屋に入り、電気をつける。血、臓物とキチン質の物質が床を覆っている。]

PoI-5298██2: ……ああ、JALAKÅRA様ありがとうございます。マーサ、ついに1匹仕留めたぞ!

SCP-5298-██: (隠しカメラを指し示す) ██████さん、あのカメラを取り付けたのはあなたですか?

PoI-5298██2: いえ、私ではありません。

SCP-5298-██: 分析中……財団のものですね。偵察は戦争行為ですから、そのように扱われます。すぐに連絡を取りましょう。

[SCP-5298-██がカメラを射撃し、通信が途絶する。]

<記録終了>

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