SCP-5320
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アイテム番号: SCP-5320

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 水中ドローン5320-Aから-DがSCP-5320の身体に沿って各々の担当位置を監視します。SCP-5320の形状や位置に変化がないか、映像記録を24時間ごとに確認します。SCP-5320の現在地は海図に記録されており、ケウル博士の許可を得て閲覧可能です。

SCP-5320を儀礼的に“只々永遠に続きし御魚、我らの慈悲深く長々しき支配者、或いは輝かしき無限大、その永久なる魚体に称えあれ”1と呼称しても構いません。休憩室の電子レンジの上に自動販売機のスナック菓子を供物として捧げることにより、SCP-5320の頭部/尾部の発見可能性が高まるかもしれません。既に存在する供物の除去は厳密に禁止されています。2

説明: SCP-5320の外見は Liparidae3に最も近似していますが、視認可能な頭部と尾部が存在しません。幅と高さがクサウオの種の正常値である反面、SCP-5320の身体は財団の水中ドローンが追随できる限り長く延伸しており、当該生物の体長は極めて長大または完全に無限であると結論付けられました。SCP-5320の頭や尾の位置を特定する努力が進行中です。SCP-5320は2年ごとに実施される定期海底走査の最中に発見されました。最初にSCP-5320を発見したドローンは、約50時間/38kmにわたって検査を行った後、当該生物を異常存在に分類しました。それ以来、水中ドローンはSCP-5320の身体を3年間継続的に追跡しています — SCP-5320の体長は37,000~39,000kmと推定されますが、この数値は引き続き増大しています。

SCP-5320の観察に伴う副作用には、時間経過に対する意識の高まり、天井のタイルの数に対する関心の高まり、日常会話における“ひょろ長坊や”Long boyという語句の使用頻度の高まり(言及対象がひょろ長でも坊やでもない状況を含む)などがあります。SCP-5320を監視する職員は、SCP-5320の身体のヒレが時折確認できるたびに、不自然ほど強い興奮や大声で喝采を上げたい衝動を感じると報告しています。

補遺5320-1: 只々永遠に続きし御魚人民教会は、マーガレット・ローゼンフィールド研究員の子、8歳のケニー・ローゼンフィールドによって教会に贈与されし魚型ノベルティ消しゴムを2つ、新たに神殿に陳列いたしました。


主要監視オフィスの保安記録から抜粋したログ

<記録開始>

バーロウ: よう。

エイブリー: どうも。御魚に称えあれ。

[バーロウ博士は笑う]

バーロウ: 我らが頭を発見できますように。

エイブリー: 或いは尾を。

バーロウ: そう、或いは尾を。

エイブリー: ラトクリフはあれが熱水排出孔の外に出たって言ってました?

バーロウ: いや。大丈夫なのか?

エイブリー: ええ、ピンピンしてます。神に感謝ですね。

バーロウ: 御魚に感謝だろ。

エイブリー: 我らの慈悲深き支配者、御魚に感謝いたします。

バーロウ: その身体が終わりなきものであり、我らが押し付ける何物にも貫かれませぬように。

エイブリー: それが我らに豊かなる恵みをもたらしますように。

バーロウ: せめて一度ぐらい美味いスナック菓子を恵んでくださいますように、ってな。

エイブリー: 初子を御魚への生贄に捧げてもう一度RCコーラを手に入れよう、とか?

[バーロウ博士は笑う]

<記録終了>


隔週の研究スタッフ会議から抜粋したログ

<記録開始>

ケウル: 今週の情報更新はどうなっている?

バーロウ: 物理的な侵襲試験はまだ許可が下りてないんだ。もっと信頼できる追跡手段を利用できるようになるまでは、監視の継続を推奨する。

ケウル: そんな所だと思った。宜しい、現状報告を頼む。新たな活動、新たな進展。何が見えてきた?

[数秒の沈黙]

エイブリー: 数日前にドローン5320-Cがまた別な背ビレを記録しました。

[短時間の拍手、静かな笑い声]

ケウル: ヒレを見たのか、それはおめでとう、エイブリー研究員。他に誰か?

[数秒の沈黙]

ケウル: オーケイ。それでは本題に入ろう。御魚に称えあれ。

研究員たち: 御魚に称えあれ。

ケウル: さて。今回の研究において、我々が答えを探し求めている問い、それは…

[書類をめくる音]

ケウル: 果たして御魚はその輝かしくも無限の魚体を以て、キリスト教の神の脚をAT-ATのように縛り上げることが可能であるか? 今回は“キリスト教の神は実在しない”という回答は受け付けないぞ、マクスウェル博士。

<記録終了>


年次職員ホリデーパーティーから抜粋したログ

<記録開始>

[エイブリー研究員がパーティーの喧騒を圧して叫ぶ]

エイブリー: 黙りなさい — もし私がこの集まりを — うるさいわよラトクリフ-

[喧騒が静まり、彼女は話を続ける]

エイブリー: 5320配属の全職員を代表して私から、海洋研究施設14の最初の年次フィッシュマスパーティーに来てくださったことに御礼申し上げます-

[他の職員たちからの穏やかな声援]

エイブリー: 我らの恒久的に延伸する摂理、只々永遠に続きし御魚への感謝と奉仕を捧げるため、私たちはこうして集いました。

[職員たちからのより熱意ある声援]

エイブリー: 財団と人類に利益をもたらすべく、SCP-5320の終端を見つけ出すという私たちの研究努力に貢献するためにも、アルコール飲料を飲み交わし、痛みにくい菓子類を電子レンジの上に残しておくことをお勧めします。

[職員たちからの若干の笑い]

エイブリー: ケウル博士が一時不在であるため、私が代わって宣言します — 次にヒレを見る者に御魚の祝福あれ。その恵みが豊かであり、その異常性が決して収容違反しませぬように。

バーロウ: 我らが頭を発見できますように!

他の職員たち: 或いは尾を!

エイブリー: アーメン! さぁ、派手に酔っ払いましょうか!

<記録終了>








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