アイテム番号: SCP-536-J
オブジェクトクラス: うおっ! おい、何だそいつは?
特別収容プロトコル: 落ち着け。じっとしてろ。マジで微動だにするな。平常心を保つんだ。絶対そいつ、人間の恐怖を感じ取る能力とか持ってるぜ。
説明: SCP-536-Jが発見された場所は、お前の後頭部だ。そうだ、まだそいつはそこにいる。いいか、絶対に動くなよ。
そうだな、ロブスターを思い浮かべてみろ。爪のないロブスターだ。そいつの見た目は大体そんな感じだ。ただ、脚はもっと多いな。うん、けっこう多い。それと、爪がないってのは勘違いだったみたいだ。バケモンかよ。
通常の生物と明らかに異なる点としてはだ、急速に伸びる……何だ、触手か? 虫のくせに触手なんて生えて……うおっ、そうじゃないのか。何てこった。
あと、牙から正体不明の粘性の物質をダラダラたらしてる。緑色の。何だかわからんが、絶対触りたくないな。
SCP-536-Jの食性は謎に包まれてるが、どうもお前の帽子を食べようとしてるらしい。それか巣を作ろうとしてるのか。どっちなのかはわからん。
SCP-536-Jの繁殖活動がどのように行われるのかも、現時点では不明だ。けど、お前の髪の中で活発に活動してるみたいだな。卵か何かを産んでるのか? ウェッ。お前、この件が片付いたら一度丸刈りにしたほうがいいぞ。
SCP-536-Jを捕獲する計画はいくつか立案されたが、今のところ全部却下されてる。下手に刺激するとお前がどうなるかわからんからな。慎重にやらないと。
補遺536-J-01: SCP-536-Jの性質は不明な点だらけだが、お前の背中を見てわかったことがある。奴は一匹じゃなかった。少なくとも二匹いる。やばい、お前のパンツの中に潜り込もうとしてるぞ。
非常事態536-J-02の音声記録: