アイテム番号: SCP-540
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-540の全実体は、SCP-540を収容している全箇所の所定の部屋に90秒未満で10cmの深さになるH-540-IB9-4LM合成除草剤を散布する補助天井スプリンクラー装置システムを取り付けることを除き、類似した非異常性で未爆発の弾薬の標準規約に従って取り扱い及び保管します。
SCP-540を収容する全武器庫は最低地下15mに位置し、サイト74-Aの一部である地上の監視実験施設に繋がります。第2サイトであるサイト74-Bは117km離れた箇所に位置し、10機以上の空中給油機を含む消防航空機の編隊を維持します。地上の0.5m²以上に影響を及ぼす部分的または完全な収容違反が発生した場合、この編隊はオレンジ剤と塩素酸ナトリウム溶液を含む枯葉剤と除草剤を搭載して、SCP-540の影響を受けた全地域に散布を始めます。
説明: SCP-540は様々な製造のソビエト時代の爆発兵器の集まりを指します。全実体は非異常性の爆発物と同様に爆発することができ、同程度の出力、爆風の影響をもたらして爆発します。しかし爆発の約35-37秒後、大量の植物が損害を受けた地域の大部分を素早く覆います1。植物の最初の成長率は始まっている爆発の出力と明らかに相関しますが、約90秒後には通常の植物と同程度になります。現在█████個のSCP-540の実体が財団所有となっており、財団制御外の数は不明です。
1999/██/██、SCP-540はウクライナ█████にて短期間で異常な量の外来植物が現れたという報告の後、廃棄された軍用倉庫で発見されました。発見時、倉庫は深刻な略奪を受けており、無傷の部分はほんの1部分だけでした。倉庫から回収した弾薬による初期実験で弾薬の約30%が実際にはSCP-540の実体であったことが明らかになりました。しかし、SCP-540の実体は非異常性の兵器と区別がつかず、発見した倉庫に非異常性の弾薬と混じって不規則に散らばっていました。そのため、回収した弾薬は予防措置のために全てSCP-540と指定しました。収容した実体は手榴弾から、最低75Mtの出力があると推定される修正版ツァーリ・ボンバに類似した核兵器にまでわたります。現在の分析に基づくと、この核兵器が異常特性を所有していた場合、その爆発で世界中の居住可能な土地の最低3分の1がGK-クラス敵対的緑化シナリオに見舞われると予測します。
分析の為に低出力のSCP-540の実体を分解する試みは約50%の確率で爆発が早まり、植物が成長しました。分解に成功した実体はその後再び組み立て爆発させましたが、異常特性は示されませんでした。
実験記録抜粋:実験した兵器 | 結果の植物 |
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RGO手榴弾 | 3.1m²の満開のタンポポ(Taraxacum officinale) |
PFM-1地雷(埋めた) | 12.8m²の平均高さ2.2mのsawtooth sedge (Cladium mariscus) |
9K115-2メチス-M対戦車ミサイル | 高さ17m、直径0.96mの1本のblack oak tree(Quercus kelloggii) |
OTR-23 Oka戦略爆撃ミサイル(発射台無しでの爆発) | 19.3ha(193000m²)を覆うベイマツ(Pseudotsuga menziesii)の森林 |