SCP-5445
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脅威レベル:


特別収容プロトコル: 中東/北アフリカ(MENA)地域のレストランは定期的にSCP-5445検査の対象となります。既知の感染源から10km圏内のレストランには特に注意を払う必要があります。感染したレストランは衛生規範違反を装って閉鎖されます。エジプト政府及びリビア政府の要請があった場合、レストランは強力な抗生物質レシピをメニューに組み込んでから再開店しますが、その後も慎重な観察下に置かれます。

閉店後、レストランの収支計算書を検査して、SCP-5445-1の売上記録の有無を探ります。SCP-5445-1を注文したと判明した人物は機動部隊ラムダ-14(“マンハンターズ”)によって捜索、拘留され、サイト-98の施設内レストランに移送されます。対象者に2コース抗生物質プリフィックスの注文を強制するため、あらゆる必要手段が認可されます。食後、対象者にクラスA記憶処理を施して解放します。

研究のために、単一のSCP-5445培養株が、南極研究エリア-1483の厳重な収容室内に設けられた財団フロントレストラン “カフェ・スコレクス”に保管されます。

説明: SCP-5445はヒトとレストランの間で伝染する細菌感染症です。ヒトの体内では、SCP-5445は完全な無症候性です。

SCP-5445に感染したレストランは約2週間の潜伏期間を経て初期症状を発症します。感染初期段階は、衛生状態及び主観的な食事品質の唐突な向上と、メニュー価格及び待機時間の下落で特徴付けられます。このため、感染したレストランでは通常、利用客が増加します。1~3週間後、SCP-5445-1が予兆無くメニューに導入されます。

SCP-5445-1はSCP-5445の主要な媒介物であり、指定された食材保存地点に密集した状態で成長します。SCP-5445-1はアントレに該当する料理らしく、血液に浸されたヒトの頭蓋骨で構成されています1。感染したメニューは概ねSCP-5445-1を“公正貿易で得られた珍味”と記述し、その消費によって様々な身体的・心理的利益を得られると宣伝します。レストランの従業員は一様にSCP-5445-1を、“冒険的”ではあるものの、ごく普通にメニューに追加された料理だと見做します。

レストランからヒトへのSCP-5445伝染はSCP-5445-1の消費を通して、ヒトからレストランへの伝染は貨幣交換を通して発生します。抗生物質治療はSCP-5445の排除に99%効果的ですが、治療はレストラン料理の形式で行う必要があります。

1998/07/31時点で、███件のレストランと███名の人物がSCP-5445に感染していることが判明しています。細菌が社会構造(レストランなど)に感染するプロセスはまだ十分に理解されていません。ガイ・エコー博士の監督の下、研究が進行中です。

SCP-5445-1には既知の強制力がありません。

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