SCP-5454

Terratoma

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アイテム番号: SCP-5454

アノマリークラス: Keter

特別収容プロトコル: 医療用のスキャン機器(超音波、MRI、CTスキャン等)を実行するソフトウェアは、SCP-5454の存在を隠蔽し、検出時に財団資産への警告を送るように改良されます。SCP-5454の罹患者は解放しても安全な容態になるまで財団の医師による治療を受けます。

終末期の患者は死亡するまで耐爆収容室に居住させます。

説明: SCP-5454は様々な種類の癌のように振る舞い、また表面的にもそれらに類似している、ヒトに影響する疾患です。SCP-5454の性質にも拘らず、罹患者は疾患の最終段階に至るまで殆ど無症状のままです。SCP-5454は幾つかの明確な段階に従って進行します。

SCP-5454は腹腔神経集網1を中心とする胸部及び腹部の微細粒子として始まります。これらの粒子は周囲の体組織を破壊して基本要素に変え、自らの質量に取り込みますが、最大の大きさ2でも従来のスキャン方法では検出されません。

4~6週間後、粒子は体内を移動し、腹腔神経集網を取り巻く密な粒子集団を形成します。その後、粒子群は凝集して単一の中央塊と1~6個の衛星塊を形成します。罹患者はこの過程で胸部に僅かな振動を感じる場合があります。

中央塊は十分な大きさ3に達すると発火し、高密度なプラズマ球を形成します。この球体が生成する高熱にも拘らず、周辺体組織はそれほどの被害を受けません。罹患者は最初の発火で胸やけのような感覚を短時間経験することがありますが、発生した熱は体表面では検出できません。衛星塊は中央塊の軌道上を周回し始め、移動する時には周辺体組織の位置を一時的にずらします。

この段階は中央塊の大きさ次第で6ヶ月~5年ほど持続します。この段階の間、衛星塊は動き続けており、時間とともに変化する傾向があります。残りの粒子物質から新しく小さな塊が形成される事例は一般的で、これらは頻繁により大きな衛星塊の軌道上に入ります。塊同士の衝突も観察されており、通常は単一の大きい塊へと融合する結果となりますが、時には小さく断片的な塊が多数発生し、中央塊を周回する新たな軌道に乗る場合もあります。

最初の顕著な症状は疾患のプロセス終了に近付いた際、発熱と激しい顔面紅潮という形式で現れます。これは中央塊の不安定化を示すものです。これらを発症した2~5日後、中央塊は爆発します。この現象は例外無く罹患者にとって致命的であり、典型的には周辺環境に著しい被害を及ぼす結果となります。

SCP-5454の進行を招く要因やきっかけは未だに断定されていません。

事案5454/01: 2018/10/02、SCP-5454の罹患者1名が終末期に入り、収容プロトコルに従って耐爆収容室に監禁されました。彼は11日後も引き続き生存していました。

X線検査で中央塊を囲む数多くの未特定金属構造の存在が明らかになり、それらの構造と衛星塊のうち1個から放出されている電波が検出されました。電波は多数の無線伝送から成っています。伝送内容の分析で、1種類以上の未知の言語を話す複数の声と、圧縮動画データと考えられるものの存在が確証されています。

患者はSCP-5454-1に指定されました。言語翻訳と動画フォーマット復号の試みが進行中です。

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