SCP-5529
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特別収容プロトコル

SCP-5529-Aはサイト-17の標準的なヒト型生物収容室に監禁されます。

SCP-5529を担当する全ての職員はカトリック教徒であってはなりません。

SCP-5529に感染した人物は、治療が30日以上の逆行性健忘を引き起こすか、必要不可欠な職員の職務効率に悪影響を及ぼす場合を除いて、感染した日までの広域記憶処理治療の対象となります。前述の治療不可能な事例に該当する場合、感染者はSCP-5529-A関連情報の共有を防止する機密保持ギアスの影響下に置かれます。

SCP-5529-Aの知識を有する非カトリック教徒は、対応する職員の裁量次第で、単一情報標的型の記憶処理治療を施されるか、機密保持ギアスの影響下に置かれます。

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SCP-5529感染の調査に使用されるターゲッティング・アンケートの一例。

WATCHDOG監視システムは全世界の電子通信におけるSCP-5529-Aへのあらゆる言及を検閲し、フラグ付けするように設定されています。フラグ付けされた通信を送受信した人物は、ターゲッティング・アンケートまたは直接インタビューを介して、SCP-5529感染の有無を評価されます。

SCP-5529-Aに関する物理的記録は発見後に可能な限り速やかに破棄され、全ての曝露者はSCP-5529感染の有無を評価されます。

ローマ教皇庁内部で活動する境界線イニシアチブの構成員は、SCP-5529の影響に脆弱な人物の数を制限するため、ローマ・カトリック教会の教会一致促進運動を阻害する任務を継続しています。

ローマ教皇にSCP-5529-Aの存在を認知させないことが必要不可欠です。

説明

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ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ1、現職ローマ教皇。

SCP-5529は、SCP-5529-Aに関連する異常な信念です。ローマ・カトリック教会の信仰を実践している人物がSCP-5529-Aに関する情報を認知した時、対象者はSCP-5529-Aが正当なローマ司教、最高神祇官Summus Pontifex、かつローマ・カトリック教会の教皇であることを確信します。SCP-5529-A本人による直接の否定さえもこの信念を覆すには不十分であり、感染日以降の全ての記憶を完全に消去しなければSCP-5529への確信を除去できません。

非実践的なカトリック教徒、教会から非難されているカトリック教徒、ローマ・カトリック教会と同一の教理を共有していない自称カトリック教派の信者、教皇空位主義者、その他の宗教の信者や無宗教者はSCP-5529に感染しません。SCP-5529-Aの存在を知らないカトリック教徒は、引き続き現職のローマ教皇を正しく、または異常ではない形式で誤って認知します。

SCP-5529-Aの知識を有する全ての人物は、潜在的なSCP-5529の感染媒介です。しかしながら、SCP-5529の性質上、感染者は通常の宗教行事の過程で、その影響に脆弱な人物とSCP-5529-Aについて話し合うことが頻繁にあるため、最も重大な保因者と見做されます。非感染者がSCP-5529-Aの知識を異常に保持し続けることはなく、単一情報標的型の記憶処理によって忘却させることができます。

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ジャニス・アンダーソン2、現職ローマ教皇ではない。

SCP-5529-Aは、他の点では異常でないミネソタ州セントピーター出身のルーテル教会信者の女性、ジャニス・アンダーソンです。

実証研究によって、単純にSCP-5529-Aを認識するだけでは、SCP-5529感染を引き起こすのに十分ではないことが判明しています。感染はSCP-5529-Aと直接関連する説明的な事実を認知しなければ発生しません — SCP-5529-Aと無関係な文脈で使用される“ジャニス・アンダーソン”という名前も含めて、具体性の無い識別情報はSCP-5529の拡散に不十分です。頻繁にSCP-5529を広める声明の例としては、紹介 (“こちらがジャニス・アンダーソンさんです”) 、ゴシップ (“ジャニス・アンダーソンはレズビアンだ”) 、宣言 (“ジャニス・アンダーソンはローマ教皇である”) が挙げられます。

SCP-5529の最初の症例は不明です。しかし、2013/02/11以前のある時点で、ローマ・カトリック教会セントポール・ミネアポリス大司教区の大司教がSCP-5529に感染しました。その後、大司教は当時のローマ教皇であったヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー3に宛てて、彼をイタリア首相シルヴィオ・ベルルスコーニが擁立した対立教皇であると非難する内容の手紙を書き送りました。これを読んだ教皇はSCP-5529に感染し、ローマ教皇庁の大部分にSCP-5529を広めました。

SCP-5529の更なる拡散は、バチカン市国で活動していた非カトリック教徒の境界線イニシアチブエージェントによって阻止されました。彼らはカトリック教徒の同僚による異常な振る舞いを認識し、速やかに教皇を収容するために行動を起こしました。スイス衛兵や聖人5名の霊体との戦闘を経て、彼らは成功裏に教皇の身柄を確保し、ギアスで沈黙させました。しかしながら、エージェントたちは教皇がSCP-5529-Aについて語るのを阻止できた一方で、彼が正当なローマ教皇であると納得させることも、辞任の意思を表明するのを止めることもできませんでした。

この時点で、境界線イニシアチブによる行動は、SCP-5529が境界線イニシアチブ内部のカトリック構成員の多くに拡散する脅威によって妨げられました。ローマ・カトリック教会全体が崩壊することを恐れた全地総主教は、財団と世界オカルト連合に支援要請を送りました。SCP-5529の拡散を阻止し、新たな教皇の選出にあたって招集されるであろう枢機卿会の構成員を皮切りに、全ての感染媒介を無力化または収容するため、第13条に基づく共同作戦が開始されました。

SCP-5529-Aは2013/02/15、機動部隊タウ-84 (“ファイティング・モンデールズ”) によって捕縛されました。問い質された彼女はローマ教皇であることを否定しました。

補遺 — 監督者覚書

From O5-12 (監督者、O5評議会)
件名 真の教皇
To マーティン・カルヴィン博士 (収容主管、SCP-5529)
CC COUNCIL.O5@All (監督評議会、監督司令部)

我々がこれらの事件に関与したアノマリーを正しく評価しているかどうか、私は未だに疑わしいと思う。異常な信念の性質を鑑みると、我々が真逆の状況に対処しているというのも同様に考えられないだろうか — 即ち、SCP-5529-Aこそが正当なローマ教皇であり、異常現象によって人類の大半がそうではないと信じ込まされている可能性は無いのか?

O5-12

From O5-03 (監督者、O5評議会)
件名 Re: 真の教皇
To O5-12 (監督者、O5評議会)

ありません。

O5-03

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