SCP-5531
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SCP-5531-A実例

アイテム番号: SCP-5531

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-5531の規模、及びその地理的位置からSCP-5531の遠隔衛星データは主要な情報源となります。太平洋観測部隊と大西洋観測部隊はサイト-40に本部を置き、常に連絡を取り合わなければなりません。

SCP-5531-Aは常に膨大な量が生成されるため生物学的処理に関する通常の収容手順には適していません。加えてSCP-5531-Aが非異常性であることから、民間人による処理及び消費が許可されています。また、民間人によるSCP-5531-Aの消費は生息数を制御し収容違反を防止する方法としても使用されます。1

SCP-5531-Aの消費に関する最新情報については、随時更新される補遺を参照して下さい。

説明: SCP-5531は大西洋中央海嶺や環太平洋火山帯の北部を含む、北半球の海底に存在する地殻プレートの境界にて発見された一連の広大な火山噴出孔です。

SCP-5531-Aはイワナ、マス、特にサケを含むサケ目の魚です。OncorhynchusSalmoSalvelinusを含むサケは全ての個体が既にSCP-5531-Aであることが判明しています。検証自体は困難ですが、現在サケ目の全体がSCP-5531-A実体であり、SCP-5531の産物ではない個体は存在しないと考えられています。

SCP-5531の主な異常性としてはSCP-5531-Aの成熟個体がSCP-5531から噴出されているのが継続的に観測されていることです。双方の海洋に存在する噴出孔の数が非常に多いため、海洋全体で1日に生成されるSCP-5531-Aの総数は約10,000と推定されます。そのため、明確な根拠はありませんが年間約1,400万トンのバイオマスを占めていると考えられます。

遺伝子検査よりSCP-5531-Aは自身の種間で遺伝的変異がほとんど発生していないことが明らかになりました。にも関わらずSCP-5531-Aは依然として有性生殖を行っており、メスの実例は美味と称される貴重な卵を生成します。実験によりSCP-5531-Aには異常な起源がありますが、関連する他の観測可能な異常は存在しないことが明らかになっています。そのためSCP-5531-Aの消費は安全だと見做されています。

SCP-5531より発生する北大西洋への異常現象は数百年前よりノルウェーの漁師の間で広く知られており、洞窟への居住がサケの生態系の一部だと誤認されていました。SCP-5531-Aの真の性質はSCP-████の観測のためベーリング島からの民間漁船を数年間封鎖するまで理解されず、結果として発生したサケの指数関数的な生息数の爆発的増加が太平洋での異常現象と大西洋のものとの関連性の発見に繋がりました。

サケ目の認知度が拡大したこと、SCP-5531により毎年生成される膨大な量のバイオマスの処理が財団の資源のみを使用した解決が不可能であることから、監督評議会はほぼ満場一致(12-1)で民間による処分方法の承認を決定しました。O5評議会はSCP-5531の収容を主にデータ観測、SCP-5531-Aの生息数管理で構成することを決定しました。

SCP-5531-Aの個体数を制限する最も効果的な方法として、SCP-5531-Aの民間による消費が奨励されています。

補遺: 収容に関する関連覚書

From: ten.pics|04etis#ten.pics|04etis
件名: SCP-5531の関連覚書
メッセージ

近年重金属、水銀中毒の懸念からサケの消費量が低迷しています。
これは何者かがサケの生息数を飽和させ意図的な収容違反を引き起こそうとしていると考えられ、「生物濃縮」、「生物蓄積」、「水銀循環」の様な用語は加害者の特定のために一般のWebクローリングサービスで監視されます。
ミーム的誘導宣伝の効果は審査中です。

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サイト-40
確保、収容、保護

From: ten.pics|04etis#ten.pics|04etis
件名: SCP-5531関連覚書
メッセージ

特に東アジア、北米、スカンジナビア以外の国でのサーモンの消費量が依然として減少傾向にあります。そのためこれらの地域から現在消費量が減少傾向にある地域への料理方法の宣伝、及び軽度のミーム的誘導宣伝が許可されています。
コントロール手段として派遣されたフィールドエージェントによるサケ及びサケの加工品等の消費の奨励や、サケの他の産業用途への組み込みが奨励されています。

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サイト-40
確保、収容、保護

From: ten.pics|04etis#ten.pics|04etis
件名: SCP-5531関連覚書
メッセージ

最近のメディアでは正体不明の関係者により、水産物の消費に影響を与えるため乱獲による絶滅の可能性を引き合いに出し、環境保護主義を前面に押し出そうとしているのをますます目にします。
これらの情報は虚偽であると判断されており、SCP-5531-Aの生息数増加は危険にさらされていません。また実際にさらなる個体数の急速な増加が行われています。SCP-5531-Aの削減が優先事項です。

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サイト-40
確保、収容、保護

From: ten.pics|04etis#ten.pics|04etis
件名: O5-3による覚書
メッセージ

SCP-5531-Aの消費は安全です。

O5-3は魚アレルギーではありませんでした。「魚介アレルギー」というものは存在しません。

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サイト-40
確保、収容、保護

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