SCP-5619
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アイテム番号: SCP-5619

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-5619-AとBは安全な異常物品ロッカーに一緒に保管されます。

PoI-5619-AとBは低脅威と判断され、一般社会での生活継続を看過されています。

説明: SCP-5619は2個の陶製マグカップから成ります(SCP-5619-A及びB)。SCP-5619-Aは白く塗装され、ネコの耳、鼻、口を象る金色の模様が描かれています。SCP-5619-Bは黒く塗装され、星に似た小さな銀色の斑点模様が描かれ、“魔女の醸造薬”Witch’s Brewというフレーズが正面に記されています。

沸騰した湯をSCP-5619-AまたはBに注ぐと、その湯は代わりに対を成すマグカップの中に現れ、縁のすぐ近くに達するまで内部を満たします。余分な湯は通常通りに本来のカップを満たします。追加の液体や、その他の一般的な温かい飲料の成分 (牛乳、砂糖、蜂蜜など) も同様に、カップ内に投入されると対のカップへと転送されます。SCP-5619-AまたはBに石鹼をはじめとする洗浄剤などの非食用物が入っている場合、異常性は発現しません。

SCP-5619-AとBの双方に飲用可能な液体が入っており、それぞれ異なる人物に保持された時、それらの人物は、相手が自分から5フィート離れた場所に存在するかのような幻視を知覚します。この現象は完全に非物理的で音声を伴なわず、対象者がSCP-5619-AまたはBとの接触を断つか、どちらかのカップの中身が空になった時点で終了します。

発見ログ: SCP-5619-AとBは、アメリカ合衆国██████の小さなアパートメント (SCP-5619-A) と、イギリスの██████にある平屋建て家屋 (SCP-5619-B) という別々の場所で発見されました。それぞれの位置でほぼ同一の奇跡論周波が検出されたのを機に、財団はSCP-5619の存在を察知しました。更なる調査の結果、この現象は過去4年間にわたって定期的に両地点で発生していたと確認されました。

両地点の元居住者はどちらも数週間前に転居したことが判明しました。両者 (PoI-5619-A及びB) は後日、アメリカ合衆国█████の2人暮らし用アパートメントで同棲しているのを発見されました。

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