アイテム番号: SCP-565
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-565はサイト-77の4B階にある3型水生対象物収容槽に収容されています。1日2回給餌が実行され、毎週精神能力の発達または後退を検査します。興味のある職員はシェーファー博士の許可の下、給餌予定時間にSCP-565を見ることができます。
説明: SCP-565は移動可能な男性に見える人間の頭で、サンゴガニの1種であるCarpilius convexusの行動を模倣します。移動の主な方法は頭部後方の裂傷から出ている拡散した脳物質の蔓を動かして行います。3本の蔓を時折'脚'として利用し、SCP-565は海底を蟹の様に走り、また蛸や海月の触手に類似した方法の動きや操作も見られます。
今日までの財団の研究ではどのようにして、またなぜSCP-565が生きたままなのか、どのようにして神経系を筋肉のように動かすことが可能なのか確定出来ていません。実験は進行中ですが、仕事または理論をSCP-565の調査に貢献させることを希望する[データ削除済]調査班は指定の通信路でシェーファー博士に許可の連絡をし、インタビューを複写しなければなりません。
SCP-565は[編集済]インタビューを受けた██████船長の"土曜日の子供"と呼ばれる沖合でのトロール漁で捕獲され、SCP-565は度々地元漁師に目撃されていることが確認され、地域の礁にある蟹の群れの一部として生息していました。これら漁師が撮影したビデオ映像でSCP-565が死亡しているカクレクマノミを食べている姿を写します。(更なる[編集済]は添付文書565-aを参照)
SCP-565は水の環境への露出による有害な影響に対して耐性があるわけではなく、死亡した組織は通常通りに腐敗し続けています。SCP-565の腐敗が十分に進行すれば[編集済]以内に無力化すると推定されています。
補遺565-1 法医学検査によりSCP-565が最初の目撃である約2年前の12/28/████に死亡したエドワード・ベルトラムと、DNAと歯の記録に決定的な繋がりがあることを明らかにしました。ベルトラムは彼の妻であるレベッカにストリキニーネ中毒と後頭部への鈍い外傷により殺害され、殺害によって出来た傷はSCP-565の剥き出しの頭蓋物質を曝している傷と一致しました。シェーファー博士はベルトラムの死体を分析のために掘り出す事を提案しました。
補遺565-2 ██/9/████、エドワード・ベルトラムは財団研究員によって掘り出されました。死体の首は切られており、傷は頭部が切断よりも非常に強い力で肩から引き裂かれた事を示唆します。遺族がベルトラムの葬式で撮影した写真は死体の頭部がまだ埋葬時には付いていたことを示し、墓地には荒らされた痕跡が見られません。ベルトラムの死体は研究のために保管され、彼の墓は標準財団空の棺規約に従い交換されました。
補遺565-3 [データ削除済]動部隊プサイ-8が現地に駐留していましたが、彼らは如何なる活動も報告しませんでした。