SCP-566
評価: +5+x

アイテム番号: SCP-566

オブジェクトクラス: Anomalous Safe

特別収容プロトコル: SCP-566の全てのコピーはサイト-10にある低価値アイテム収容容器に保管されます。新しいSCP-566個体は全て、この目的のために指定されたレベル4研究員により審査されます。

収容されていないSCP-566個体はKeterレベルの脅威であるとして扱われます。このため、財団捜査員がSCP-566個体を求めて定期的に、"Living Language Linguists' League"(現代用語語学者同盟)により発行された文献や文房具は当然のこと、本屋や図書館の目録についても調査します。SCP-566のスキャンや書き起こされた内容があるかを調査するため、ウェブサイトやファイル共有サイト、フォーラムが監視され、もしそのようなことが発見されればDMCA侵害申し立てがなされます。

新たな異常性の報告は、標準応答を確実なものとし、また存在する可能性のあるSCP-566コピーを見つけることを確実にするため、既知のSCP-566コンテンツデータベースと相互確認されます。SCP-566の使用に関連する異常性には分類SCP-566-Aが使用されます(一覧および関連する収容手続きは文書566-アルファを参照して下さい)。

説明: SCP-566は"Living Language Linguists' League"1により発行された、"Word-A-Day 2009 Edition: Wacky Wordables and Idiosyncratic Idioms"2という名で売られている、日めくり卓上カレンダーのセットを指します。表紙には、シルクハットを被り、一方の手にシャンパングラスを掲げ、もう一方に本を持っている様式化した舌により構成される白と黒のロゴが書かれています。

SCP-566個体はそれ自身には知られた異常性質はなく、サンプルの解析では、含まれているまたは予想される組成からの逸脱はありませんでした3

唯一知られているSCP-566の異常特性は、あるエントリーを読んでいる人間が、エントリー定義文の中にある太文字の単語を人差し指でタップした時に発生します。そのページの内容が変わり、タップされた単語の定義が表示されます。新たなエントリーにもこの特性を保っています。エントリーをオリジナルの状態に戻す手段は現在不明です。

SCP-566はその内容のために異様であると宣言されています。~80%の単語は一般的でない英単語により構成されていますが、残りは表1に従って分類されます。

表1: SCP-566の異常内容の割合
エントリーの種類 割合 載っていた定義
出版後に作り出された平凡な言葉や慣用句の定義 ~3% sofalizing4 (n) 直接会うのではなく、インターネットや他の電子デバイスを使用して家から人々と社会生活を行なうこと5
これまでに知られていない平凡な言葉や慣用句の定義 ~10% to breznev (v) 厚い金属板で覆うこと、過度に多量なメダルをつけていたことで知られているCPSU書記長のL.I.Breznevに因む。
異常オブジェクトやイベントを指し示す言葉の定義 ~4% Fiffle Stinks6 (n) 第五教会崇拝者、彼らが自身を知覚のある煙に変化させる傾向があることより。彼はFiffle Stinksでいっぱいのテントみたいに嘘つきだ - 非現実的な話者、嘘つきについて言う。
異常な行動やイベントについての詳細な定義 2% gobsacking7 (n) 普通お腹の空いた大学生たちによって以下にように行われるトリック- 数名、通常は6名から12名が集まり、[編集済]を行いそのうちの1名の口の内側に余剰次元ポケットを作成し、その人物は"gobsack"と呼ばれる。仲間達は自分たちのお金を出し合って、"食べ放題"ピザパーラーの入場料にする。彼らが外で待っている間、gobsackが中に入り、十分な量とみなすまで巧妙に食べるふりをしながら、噛むこと無くポケットの中にピザを詰め込んでいく。グループの残りは外で彼を待ち、そこで彼らは[編集済]、戦利品に参加する。
機密のオブジェクトやイベントを指し示す言葉や慣用句の定義 <1% to brundle about (v) 何もせず著しく非活動的な様子を見せること、██████博士のペットの細胞の塊であるBrundleより8

それぞれのSCP-566個体は~20%内容が異なり、その違いの分布に明確なパターンが無いことは注目に値します。現在までに、56のSCP-566個体が収容されています(目立った内容のサンプルは補遺566-1を参照して下さい)。

回収記録: SCP-566の初めて発見された個体は、J████ F██████の家で、彼の失敗に終わったSCP-566による定義"to boscovise"(補遺566-1を参照)に従う試みの後に回収されました。その結果彼は16個の歩行可能で、知覚可能な部分に分断されました。

SCP-566は、[編集済]がSCP-566の追加の個体回収につながり、それがSCP-566-1の内容と異なっており、Anomalousアイテム分類に一致しない系統的な収容方法を必要とする結果となった後で、Safeに再分類されました。

補遺566-1: SCP-566コンテンツデータベース

補遺566-2: 事件566-1

2012/10/27、あるカタログがサイト10に届いた。それは今ではSCP-566となっている。差出人住所は無かった。表紙カバーは文書"Living Language Linguists' League"と会社のロゴで構成されていた。付属していた注意書きには次のように書いてあった:

"心からのご挨拶を、書き言葉の友へ。[編集済]不運な2年間は私達にとって挑戦の時間でしたが、私たちは、あなたは恐れたかもしれませんが、hellonious9にはなっていませんでした。その代わり、私たちは皆さんにパリパリで新しい2013年版の"Wacky Wordables and Idiosyncratic Idioms"今日の単語カレンダーをお送りします。そしてまだあります!明晰な頭脳、遊び心のある精神、曖昧なものの鑑定家に対して、私たちには洞窟学、手術、そして[編集済]の用語を特集した日めくりカレンダーがあります、語呂合わせをお許しください10。早起きは三文の得、早期購入者には20%のディスカウント!もう待つことはりません、言葉を11!"

サイト全体の調査では誰もこのようなカタログを頼んだ者はおらず、実験ではカタログは異常ではないことが判明した。

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