SCP-569
評価: +6+x

アイテム番号: SCP-569

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在SCP-569は生物科学研究サイト-66に収容されています。収容されているSCP-569の個体は、研究下でない時は1m3の鋼鉄製の枠箱で密閉され、氷水浴槽に浸されることになっています。もし収容が破られたなら、攻撃的な個体はエアロゾル化させた液体窒素を使用することで無効化されることになっています。無抵抗の個体は収納枠箱に集められ、再び収容されます。

SCP-569によって負傷した人員は、場合によっては影響を受けた表皮の切除による治療が行われます。ひどく影響を受けた人員は解雇されます。興奮したSCP-569によって生産された物質は、粉にされ、サイト建設に利用されることになっています。

説明: SCP-569は生きていて、身体から離され、浮いているように見える、46の人間の頭部の集合です。全ての個体は同一であり、40代後半の禿げた男性のようです。分析により、SCP-569はシラコーガ大理石から彫刻されていることが判明しました。他に異常な材料は存在しません。

SCP-569は通常平均10mくらいの高さを散漫的に集まりあてもなく浮かびます。それぞれ、はっきりとした喜びから相当な苦悩まで、個体達はそれぞれ同一の表情にランダムに変化します。表情には明白な喜びから深刻な苦悩まであります。変化に対するパターンや明確な理由は見つけられないかもしれません。それらは単なるランダムであると仮定されています。さらに、SCP-569は温度の差異に反応を見せます。摂氏4℃以下では不活性となります。

もしSCP-569が人間に襲われるか、その視界に突然移動し向かってくるものを知覚するか、または突然大きな音がすぐ近くでした場合、影響を受けた個体は興奮状態に変形し、攻撃や音の原因を破壊しようとします。この変形によりその個体は次第に薄れ人間の頭蓋骨の形になり、目標の方向に向かってカラフルな材料スプレーを発射します。この材料は急速に固まり有色大理石になり、目標を重く、尖った殻で覆います。

SCP-569から生産された大理石は、SCP-569を構成するシラコーガ大理石と化学的に類似していますが、様々な色を出すために単純な色素が含まれています。さらに色のついた部分は、大理石の固形板と融合しています。継ぎ目、割れ目、あるいはそれらに類似する構造欠陥は定着後存在しません。SCP-569は目標が完全に包み込まれるまで、この材料を目標に発射し続け、材料は目標の表面に分子レベルで融合します。この時点で個体は穏やかな集団に戻り、あてもなく浮くことを再開します。

補遺 - クロステスト: 最近の開発のため、SCP-2860とのクロステストを行なう提案は保留されています。

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